ER動物救急センター

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2017.04.01

整形外科手術におけるアナフィラキシーショックによる死亡症例の報告

「2017年4月に生命の危険リスクのほとんどない健康犬の整形外科手術において、抗生剤に対しアナフィラキシーショックを起こし、急性の呼吸困難、循環不全により、お亡くなりになった症例がありましたことをご報告いたします。」

詳細

原因薬剤は、救急センター内で高頻度に使用している代表的な抗生剤:ピペラシリンにより引き起こされたと考える状況でありました。生命リスクの低い一般外科において、アナフィラキシーショック発症時にはお亡くなりになるリスクが生じることを、ここに再確認も含めご報告させていただきます。
アナフィラキシーショックは、獣医療においてもヒト医療同様に発症時には死に至る危険があります。特に獣医領域では抗生物質やワクチン・輸血・ヒトタンパク製剤の使用時に起こる可能性があります。MRIやCT検査時の造影剤の投与時にも引き起こす可能性があります。
救急医療現場においては一般動物病院よりショック症状を呈する症例の救急受け入れをして救命してまいりましたが、激しいアナフィラキシーショック発症では救急センター内で発症しても救命困難なことがあること、薬剤投与が必要な治療においては、予測できず生じる可能性があることの周知のためにここに記載いたします。

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