ER動物救急センター

症例紹介:環椎軸椎不安定・亜脱臼症例


7才 ダックス 4kg

7月17日
本日起立できないとのことで夜間緊急来院
四肢重篤な麻痺により起立困難のため緊急のMRI検査を実施し環椎軸椎不安定による脊髄損傷が原因と確認した。脊髄損傷の主原因は環椎後縁と軸椎歯突起による脊髄損傷


7月18日
歯突起除去及び不安定に対しチタンスクリュー2mmによる固定
手術時間1時間30分 チタンスクリューの為、MRI検査が可能であり、手術後に手術侵襲含め脊髄損傷が重篤化していないこと、固定により安定性が確保できたことを確認し終了。
脊髄損傷所見がこのように出てしまった場合には、起立まで数ヶ月を要することも多く、また、確率としは低いものの、起立不能になる場合もある。
手術自体に生命の危険もあるデリケートな部位の手術だが、手術しなければ脳幹部障害に波及し死亡する危険が高い非常に危険な疾患。
早期の検査手術ができたため回復に期待する。
またチタン固定のため1ヶ月後の脊髄損傷具合も必要に応じて検査することが可能。


環椎軸椎不安定・亜脱臼症例