ER動物救急センター

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循環器科


循環器科について

循環器科では小動物の心臓病の診断および治療を行います。
当センターでは日立アロカ循環器専用超音波診断装置LISENDOを用い,心臓病の的確な診断と心機能評価が可能となっております。心エコー図検査,胸部X線検査,心電図検査など各種心臓検査を行い,オーナー様に疾患および予測される予後についてインフォームし,かかりつけ病院様と連携を取りながら治療を進めていきます。内科治療はもちろんのこと外科治療にも対応しており,僧帽弁形成術をはじめとした開心術やペースメーカー設置術,動脈管開存症や血管輪などの胸部外科も積極的に行なっております。
また,救急・集中治療センターと連携を取ることで,緊急搬送された心原生肺水腫症例に対するその後の内科治療コンサルタントや肺水腫再発回避のための外科治療も行なっております。

ER八王子 動物高度医療救命救急センター
循環器科 主なスタッフ

循環器科長
森 拓也

<専門領域>
循環器科、心臓外科
<認定資格・経歴・講演等>
2006年 酪農学園大学を卒業後、2011年より茶屋ヶ坂動物病院(名古屋市)で心臓外科を学び、以後、この分野のスペシャリストとして精力的に活動中。現在は心臓外科に特化したチームを結成し、拠点の大坂に限らず関東でも実績を重ねている。

獣医循環器認定医
JACCT 動物心臓血管ケアチーム 代表
近畿動物医療研修センター付属動物病院 心臓血管ケアセンター センター長
順天堂大学医学部医学研究科 心臓血管外科 研究生
宮崎大学 農学部獣医学科 非常勤講師

(科長よりメッセージ)
動物において心臓病は非常に多く,特に高齢犬において最も多い死因の一つとなっています。心臓病の正確な診断および治療には高額の医療機器や専門的な技術が必要となりますが,当センター循環器科では小動物におけるあらゆる心臓病に対し対応できるよう体制を備えております。
特に心臓外科は私が最も力を入れている分野であり,近年急速に需要の高まりを見せている僧帽弁形成術に関する当チームの手術成績は手術件数約200件,退院率89%,術後3ヶ月で全ての心臓薬が中止できる症例92%となっております(2020年4月現在)。
犬や猫のほとんどの心臓病は薬では治らないのは事実ですが,なんでも手術すべきとは私は考えておりません。内科治療と外科治療のメリットデメリット,双方をしっかりお伝えさせて頂き,治療を選択して頂いております。小動物の心臓病でお悩みの場合は一度お気兼ねなくご相談ください。

資料・症例紹介

心臓外科・開心術

ER八王子 動物高度医療救命救急センター

左心耳切開

ER八王子 動物高度医療救命救急センター

腱索再建

心臓外科・開心術

ER八王子 動物高度医療救命救急センター

弁形成後

ER八王子 動物高度医療救命救急センター

左心耳閉鎖