悪性腫瘍に対しての治療には主に外科手術、放射線療法、化学療法があり、腫瘍の種類や悪性度によって治療法が変わります。腫瘍科では、我々獣医師および病気を患っている動物、飼い主様が一つのチームとなって、その症例にとって最良のがん医療を目指していきます。
腫瘍科長
信田 卓男
<専門領域>
腫瘍科
<認定資格・経歴・講演等>
麻布大学名誉教授
元 麻布大学附属動物病院長
2009年 日本獣医がん学会 初代会長に就任。
獣医腫瘍科の第一人者として、講演、著書、学術論文も多数
当センターの開院と同時にセンター長および腫瘍科科長に就任し、現在も第一線で診察・外科を担当。
(科長よりメッセージ)
かけがえのない伴侶であるイヌやネコも平均寿命の延長に伴い、30~40%は腫瘍で命を失う時代となりました。腫瘍から動物たちの命を救うには、早期診断・早期治療が極めて重要です。また、残念ながら腫瘍が進行し根治する可能性が低い状態になったとしても、適正な緩和的治療を行うことにより苦痛を軽減し、より良き生きる質(QOL)で天寿を松任させてあげることができます。
当センター腫瘍科ではスタッフ全員が、慈しみと愛をもって動物と飼い主様に接し、最新の理論と知恵をもって腫瘍を治す「慈愛理知」の精神で診療を担当させていただき、飼い主様とともに腫瘍を患った動物たちを守っていきます。
腫瘍科 副科長
川村 裕子
<専門領域>
腫瘍科
<認定資格・経歴・講演等>
麻布大学附属動物病院勤務を経て、フリーランス臨床腫瘍科獣医師として活躍中。
日本獣医がん学会Ⅰ種認定医
胆管癌 肝葉切除 腫瘍科紹介の翌日に手術実施
雑種犬 13歳3か月 避妊雌
放射線治療は大学へ紹介 紹介翌週より放射線治療
シェルティー 6歳8か月
去勢雄
紹介当日の画像診断、細胞診結果・コア生検を実施し
迅速な診断をもとに
外科症例・化学療法症例は即日もしくは1週間以内に実施
放射線治療適応症例は
早期の紹介受け入れ及び
迅速な診断により
早期に放射線治療を紹介