ジャーマンスパニエルはドイツ原産のスパニエル犬種です。
ウズラやノウサギを追い払う害獣駆除犬として活躍していました。ペットとして飼われていることは少なく、現在はヨーロッパを中心に猟犬として活躍しています。
今回の記事はジャーマンスパニエルの性格、体重や被毛の特徴、寿命や病気、飼い方、しつけや歴史についてご紹介します。
ジャーマンスパニエルの性格は?

性格
- 忠実で従順
- 内向的で神経質
ジャーマンスパニエルは飼い主に忠実で従順、愛情深い性格です。内向的で神経質な一面もあります。飼い主家族とより多くの時間を過ごしたいと願い、いつも飼い主の足元にいたがる可愛らしい一面を見せてくれます。
強い狩猟本能を持ち合わせていますが、子犬の頃から社会性をしつけることで他の人や犬に対してフレンドリーに接してくれますよ。
子供とも仲良くできますが忍耐強いわけではありません。しつけはしっかりに行なってくださいね。警戒心が強いので番犬にも向いている犬種です。
ジャーマンスパニエルの体重や被毛の特徴は?

特徴
- 体高 44~54cm
- 体重 20~28kg
- 被毛 ダブルコート
- 被毛カラー ソリッドブラウン、ブラウンローン
ジャーマンスパニエルは体高44~54cm、体重20~28kg前後の中型犬に分類されます。スプリンガースパニエルよりも少し大きく、骨太で筋肉質な体型をしています。大きめの頭部と太いマズル、あらゆる地形でも俊敏に走り回れる短い足、飾り毛のある垂れ耳と垂れ尾と臀部が特徴的です。
被毛はダブルコートです。豊富なアンダーコートと、カールがかった長くて軽い毛が体に張り付くように生えているアウターコートから成り立っています。被毛カラーはソリッドブラウンとブラウンローンなどがあります。
ジャーマンスパニエルの寿命や病気は?

ジャーマンスパニエルの平均寿命は12~14年前後です。
寿命は中型犬の標準的な長さといえます。比較的健康な犬種ですが、運動のし過ぎなどによる「関節疾患」や、湿気で地肌が蒸れて起こる「皮膚疾患」、その他「胃捻転」「眼疾患」「耳疾患」などに注意してあげてください。
「椎間板ヘルニア」にもなりやすい犬種です。早期治療をしないと生涯にわたって麻痺が残ることもあります。歩行に異常がみられたらすぐに病院へ行き、診察してもらってください。肥満になると起こりやすい病気なので、あまり甘やかして食べ物を与え過ぎないようにしてくださいね。
「胃捻転」は「食事の回数を増やす」「食前食後の運動を避ける」など、飼い主が気をつけることで発症のリスクを減らせる病気です。「外耳炎」対策には週1回程度、綿棒とイヤーローションで耳の掃除をしてあげてください。足周りの被毛もフローリングで滑らないように、定期的にトリミングすることも忘れないでくださいね。
ジャーマンスパニエルの飼い方は?
ジャーマンスパニエルはハンティングドッグで活発な犬なので、膨大な運動量と頭脳刺激を与えることが必要です。
毎日2回1時間以上の散歩に加え、たまにドッグランなど広い場所で思いっきり自に由運動をさせてあげます。安全な海や川で水遊びをさせても喜びますよ。散歩でジョギングを交ぜたり、自転車の並走をさせたりすることもおすすめです。
運動によってストレスをしっかりと発散させないと、攻撃的な性格になることもあります。賢い犬種なので、様々なアジリティやトラッキングなどに挑戦させてみることもおすすめですよ。
手入れは、長毛種なのでもつれや絡みを起こさないために毎日ブラッシングをしてください。お風呂は2ヶ月に1回程度で十分です。
ジャーマンスパニエルのしつけは?
飼い主には従順ですが、独立心が強いので根気強くしつけてください。
子犬の頃から主従関係を教えてあげることがポイントです。飼い主都の主従関係は、散歩の時にリードを操って、飼い主の後ろか足元を歩かせるようにしてしつけることができます。
狩猟本能が強くネコや他の小動物を追いかけてしまうことがあるので、飼い主の「待て」にしっかり反応するように普段からしつけておくことも大切です。
ジャーマンスパニエルの歴史は?

1880年代に優秀な鳥猟犬種を作るために「シュトーバー」という犬種を基に、様々なスパニエル犬種と繁殖させて1903年に現在のジャーマンスパニエルは完成しました。FCI公認犬種にもなりました。
当時はたくさん飼育されていましたが、二度の世界大戦により頭数が激減し希少化してしまいました。1960年代後半から1970年代前半にかけてジャーマンスパニエルはアメリカに輸出されましたが、現在は大半がドイツ国内で飼育されています。
出典:若山正之監修「まるごとわかる犬種大図鑑」
ジャーマンスパニエルにおすすめのドッグフードは?
モグワンドッグフード

ジャーマンスパニエルには、「モグワンドッグフード」がおすすめです。
モグワンには、採れたて新鮮なチキンやサーモンなど上質な「動物性タンパク質」が豊富に含まれているほか、野菜やフルーツ、ビタミンやミネラルも多く含まれています。
香料や着色料も不使用なのが嬉しいですね。
モグワンドッグフードの原材料や口コミ評判など、詳しい情報はこちら
カナガンドッグフード

主原材料に「骨抜きチキン生肉」や「乾燥チキン」などの良質なチキンを50%以上使用しています。犬にとって必要な栄養素だけを使用して作られていますよ。
犬にとって不必要な穀物で余計なカサ増しを行っていない「グレインフリー」なので、消化不良や便秘を起こす可能性が低いです。過去に穀物入りのフードで体調を崩したことのある愛犬にも安心して与えることができます。
粒がドーナツ型なので、噛み砕きやすく、喉につまらせる心配もありませんよ。
カナガンドッグフードの詳細はこちらの記事からも確認できます。
フィッシュ4ドッグ(スーペリア)

「フィッシュ4ドッグ(スーペリア)」は全ライフステージの愛犬に積極的におすすめしたいドッグフードです。
主原料に使われているサーモンは、良質な動物性タンパク質を多く含んでいます。低脂肪で消化に良いのでダイエット中の肥満犬にも向きますよ。ダイエットが必要な愛犬におすすめのグレインフリードッグフードはこちらです。
さらに、フィッシュ4ドッグは合成添加物を全く使用していない「無添加」のドッグフードです。無添加についてはこちらの記事から詳しい説明を確認いただけます。
フィッシュ4ドッグ 以外のサーモンを使用したドッグフードはこちらの記事から確認できます。
「フィッシュ4ドッグ」と異なる点は、タンパク質含有率がより上がって、炭水化物率が少なくなったことです。より効率的にタンパク質を補給できる仕上がりになったといえます。値段は少し高めですが、プレミアムドッグフードの一般的な相場です。
ジャーマンスパニエルにおすすめな最高級ドッグフードはこちらの記事からも確認できます。
心優しい猟犬

ジャーマンスパニエルは外では活発に動き回り、家庭内ではじっと飼い主の傍に居たがる2つの側面を持つ犬種です。
どちらの一面もジャーマンスパニエルならではの魅力があふれていますよ。子供や他の犬とも仲良くなれるので、飼えば最良のパートナーとなってくれるおすすめの犬種です。
ジャーマンスパニエルを日本で飼育しようとしたときにかかる初期費用や餌代はこちらの記事にまとめています。
↓犬種210種類まとめ記事を読む↓