食事中の愛犬にさわると吠える場合に、考えられる理由としつけの考え方を解説!

美味しそうに食事している愛犬をなでようとしたら吠えられてしまった経験はありませんか?

飼い主さんからすれば「なんで!」と思うかもしれませんが、愛犬の立場になって考えてみるとその理由がよくわかります

この記事では食事中の愛犬をなでたら吠えられてしまった経験のある飼い主さんに向けて、吠える理由としつけの考え方についてまとめました。

 

食事中の愛犬に吠えられた!3つの実例

まずこの項目では、実際にあった3つの実例を紹介します。

 

例1:愛犬をなでたら吠えられた

主婦A

ご飯をお皿にもってあげると、いつも楽しそうに嬉しそうに食べるんです。

 

あまりに可愛いから、頭や背中をなでなでしてあげたらいきなり様子が急変して吠えてきました。私、なにか悪いことしたのでしょうか・・・

 

例2:落ちたフードを拾ったら吠えられた

主婦B

うちの子はとにかく食事するときの勢いがすごくて、ドッグフードがお皿からボロボロとこぼれてしまうんです。

 

だからいつも拾ってお皿に入れてあげようとするんですけど、そしたら吠えてくるんです。

 

例3:お皿を触ったら吠えられた

主婦C

ご飯を食べているとたまにお皿がズレてくるので、愛犬が食べてる途中に元の位置に戻してあげているんです。

 

そしたら私がお皿に触れるやいなや、烈火のごとく吠えられてしまいました

 

愛犬が吠える理由「フードガード」とは?

自分の食事を、他の犬や人に取られないようにする行動のことを「フードガード」といいます。

上記で紹介した3つの事例は、まさにそれぞれの愛犬がフードガードを起こした事例といえます。

 

多くのウェブサイトでは「食事への強い執着が原因」「しつけで直すべき」と書かれていますが、本当にこの行動は直す必要があるでしょうか。

pepyの意見は少し違います。しつけないと!と考える前に、愛犬のキモチによりそって考えてみることがポイントです。

 

フードガードが起きた理由を考える

上記で紹介した3つの実例は、それぞれ飼い主さんの立場から見る愛犬の様子を紹介しました。

この見出しでは、逆に愛犬の立場からもしかしたら飼い主さんはこのように見えているかもしれませんということを「人間に置き換えて考えてみる」ことで紹介します。

 

例1の愛犬のキモチを想像してみる

ご飯をお皿にもってあげると、いつも楽しそうに嬉しそうに食べるんです。

 

あまりに可愛いから、頭や背中をなでなでしてあげたらいきなり様子が急変して吠えてきました。

主婦A

愛犬A

好物が目の前に置いてあって、「食べていいよ」といわれたから楽しく食事をしていたのに、いきなり体をベタベタ触って邪魔してくる

 

なんでよ!食べていいって言ったじゃん!ご飯に集中させてよ(泣)

 

例2の愛犬のキモチを想像してみる

うちの子はとにかく食事するときの勢いがすごくて、ドッグフードがお皿からボロボロとこぼれてしまうんです。

 

だからいつも拾ってお皿に入れてあげようとするんですけど、そしたら吠えてくるんです。

主婦B

愛犬B

美味しい!美味しい!

 

(ポロッ)あ、すこしこぼれちゃった。まあいっか、お皿のやつを食べ終わったあとに食べよっと

 

ってえぇ!!なんでボクのご飯取るの?!返してよ!!触らないで!!

 

例3の愛犬のキモチを想像してみる

ご飯を食べているとたまにお皿がズレてくるので、愛犬が食べてる途中に元の位置に戻してあげているんです。

 

そしたら私がお皿に触れるやいなや、烈火のごとく吠えられてしまいました。

主婦C

愛犬C

ご飯は美味しいんだけど、お皿がズレちゃっていつも食べづらいんだよなー

 

まあ前に進みながら食べればいいや。って痛っ!なんでお皿動かすの!食べにくいじゃん!

 

食事中に触ると愛犬が吠える、しつけは必要?

上記のように愛犬の目線からキモチを考えてみると、食事中に体やお皿を触られて嫌がるのは「当たり前」の行動ではないでしょうか。

愛犬にとってせっかくの楽しい食事の時間を、飼い主さんが意図せず邪魔してしまっているのかもしれません。

 

この場合の対策としては、愛犬が食事を終えるまで、飼い主さんが触りたいというキモチを抑えることが、お互いフェアな解決案ではないでしょうか。

 

またお皿からフードがこぼれる、お皿がずれるなどの問題を生じている場合は

フードがこぼれにくい少し底の深いお皿にする

お皿がずれにくいように滑り止めを敷く

と食事環境を変更することでの解決をめざしてみてください。

愛犬を吠えないようにしつけざるを得ないときには、本当にその行動は愛犬のキモチに本当によりそっているのか、考えてみてください。

 

まとめ

フードガードは飼い主さんの家に迎え入れられる前に親や家族と過ごす時間が短かった子や、親犬や兄弟犬と同じお皿を分け合って食事をした経験がない子によく見られる傾向があります。

止むを得ず直してもらいたい場合は、「撫でないように我慢する」「お皿を変更する」といったしつけ以外の愛犬のキモチを尊重した付き合い方を試してみてくださいね。

 

その他色々な愛犬が吠えるシチュエーションの解説は以下の記事でしています。ご興味があればぜひご覧ください。

 

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