愛犬が「遊んでいると突然吠える」理由としつけの考え方を解説!

愛犬と楽しく遊んでいただけなのに、急に吠えられてしまった経験はありませんか?

飼い主さんの目からは「愛犬が急変した」「おかしくなった」ようにみえるかもしれません。ですが愛犬目線で考えると、どのような心情の変化が起こっているのでしょうか。

この記事では、愛犬が遊んでいる最中に突然吠える理由としつけの考え方についてまとめました。

 

遊んでいたのに急に吠えだした、子犬に多い?

子犬期の愛犬が急に吠えてしまったという事例がもっとも多いです。

これはまだ愛犬が遊び方に慣れていないことが原因です。特に幼少期に、親犬や兄弟犬と一緒に遊んだ経験が少なく育った子に、多くみられる傾向があります。

 

愛犬と遊んでいたら急に吠える理由は?

上記、遊び方に慣れていない場合の愛犬のキモチを察すると、飼い主さんとの遊びが楽しくテンションが上がってきたはいいものの、それをどう表現してよいかわからず吠え始めていると想像がつきます。

決して悪気はないので、吠えたからといって叱ってしまうと遊び自体がトラウマになりかねず注意が必要です。

 

または遊び足りないのに飼い主さんが遊び終えようとしたことに対し、「もうちょっと遊んでよ!」と異議を申し立てて吠えている可能性も考えられます。

もしかしたら逆に「もうしつこいよ!」とこれ以上遊びたくないことを主張しているのかもしれません。

 

いずれにせよ自分の意志を伝えるために愛犬は吠えているということです。「無駄吠え」というものは存在しません。

 

この場合のおすすめのしつけ方針

愛犬が吠え始めた際におすすめな方針を4つの手順に沿って説明します。「吠えないで」と直接はしつけないことがポイントです。

 

1:愛犬のキモチを想像する

上記のように吠えている理由はさまざま考えられますので、まずは愛犬の立場になってなぜ吠えているのかと原因を探ることが大切です。

物足りなくて吠えているなら「もっと遊んであげる」、しつこくて吠えているなら「今すぐ遊びをやめる」と、吠えている原因が違えば最適な対処は真逆の行動になり得るからです。

 

2:愛犬のキモチを承認する

なぜ吠えているのかという愛犬のキモチがだいたい想像ついたら、そのキモチを承認してあげてください。

吠えることを頭ごなしに否定するのではなく、「うん、今吠えたいんだね。そうだよね。」と愛犬の気持ちに寄り添い理解を示します。

 

このステップが、飼い主さんのしつけのスタンスを整える上でとても重要です。

またキモチをきちんと承認してあげることで愛犬に伝わり、吠えなくなる場合もあります。

 

3:落ち着くまで様子をみる

愛犬のそばによってなでてあげたり抱っこをしたり、あまりに興奮している場合は少しひとりにすることも有効です。

基本しつけである「おすわり」や「ハウス」を覚えていれば、指示することで少し愛犬のキモチが落ち着くかもしれません。

とにかく興奮がおさまるまで近くで様子を見て、一つの正解を探すのではなく、愛犬に合わせた対処法をその都度選択することが大切です。

 

 

4:必要に応じておやつをあげる

飼い主さんの声がけや何に対しても言うことを聞かず吠えることに夢中になってしまうこともあります。

吠えるキモチを承認することを忘れずに、吠えることよりも魅力的なものを用意してあげると吠えなくなってくれやすいです。

今回はおもちゃではなく、愛犬が大好きなおやつを活用するのがおすすめです。

 

しつけの注意点、してはいけないこと

無理やり押さえつけておすわりさせるといった強引な方法は逆効果です。

「嫌なことをされた」「気持ちを理解してくれない」と感じて余計に吠える原因にもなるからです。

 

例えばおすわりも、飼い主さんが「押さえつけて座らせる行為」はただの虐待です。今行なっているおすわりが正しい方法かどうかは常にチェックしてください。

 

まとめ

遊び中に吠えるときには、基本的に遊びに関する理由で吠えている可能性が高いです。

楽しくて吠えているのか、物足りなくて吠えているのか、遊びに飽きて吠えているのか、普段の愛犬の様子から推理してみてください。

その他色々な愛犬が吠えるシチュエーションの解説は以下の記事でしています。ご興味があればぜひご覧ください。

 

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