猫のドラゴンリーの性格、体重や被毛の特徴、寿命や病気、歴史は?

ドラゴンリー(別名チャイニーズリーファ)は古代中国に誕生した希少な猫種です。中国以外の国でお目にかかることは稀で、国内で迎えいれるのは困難だといえます。

この記事ではドラゴンリーの性格、体重や被毛の特徴、寿命、気をつけたい病気、飼い方や歴史についてまとめました。

猫のドラゴンリー、歴史は?

ドラゴンリーは、中国の革命家チャオ・シャンツァイが飼っていたことで有名で、新聞を取ってくるようにしつけをしたという話があるほど知能が高い猫種です。

アメリカのCFAで公認を受けたのは2010年ですが、中国では古代に自然発生した種とされています。

自然発生とは、人間の干渉や意図的な交配もなく、何世紀もの時間をかけて自然に進化・発生することです。野生のハイイロネコが祖先と言われていますが、真偽ははっきりしていません。

ドラゴンリーには、「リーマオ」「チャイニーズ・リー・ファ」など別名がたくさんありますが、最近では中国内外でドラゴンリーという呼び名が定着してきています。

中国では伝説上の生物であるドラゴンが非常に愛されており、国民はドラゴンリーを誇りに思っています。中国ではドラゴンリーの結婚式まで行われているそうです。

出典:藤田りか子 著/リネー・ヴィレス 編集協力「最新 世界の犬種大図鑑」

猫のドラゴンリー、体重や被毛の特徴は?

ドラゴンリーの特徴

  • 体重 3.8~5.0kg
  • 被毛 短毛
  • 被毛カラー ブラウンのマッカレルタビー

ドラゴンリーの体重は3.8~5.0kgでがっしりとした体型をしています。体の成熟までに3年程の時間がかかるという特徴があります。

見た目の特徴

ドラゴンリーの見た目はヤマネコの血を引いており、身体が大きく足も太くて力強く歩きます。後ろ足よりも前足が少し短いです。成顔は丸顔で目は黄、緑、茶色のアーモンド形です。耳は大きく、房毛が特徴的ですよ。

被毛の特徴

被毛や柄は日本でいうキジトラによく似ており、見分けるのは簡単ではありません。

ドラゴンリーは中国で自然発生した猫で日本国内でお目にかかれることはほとんどありませんが、キジトラによく似ているため「うちの子はドラゴンリー!」とおっしゃる飼い主さんも。

ドラゴンリーは被毛が短毛で、体にぴったり沿うように生えています。被毛カラーは「ブラウンのマッカレルタビー」のみ認められています。

一本一本付け根はブラックで、先端に向かって徐々に茶色に変化している「ティックドタイプ」です。

猫のドラゴンリー、性格は?

猫の画像

ドラゴンリーの性格

  • 知的で落ち着いている
  • 好奇心旺盛で遊び好き
  • 穏やかで我慢強い

知的で落ち着いている

ドラゴンリーはとても賢く落ち着いた性格をしています。社交的でもあり、家族と遊ぶことはもちろんひとり遊びもできます。

1匹でいる時間も平気なので、お留守番も大丈夫と言えます。

好奇心旺盛で遊び好き

活発で知識欲があり、好奇心旺盛な性格を持っています。社交的で人懐っこく、家族との関わりを楽しむことが特徴です。

個体差にもよりますが、部屋中走り回ったり壁を引っかいたりすること子もいます。家具の配置に配慮したり、傷をつけたくないものは片づけたりするなどの工夫が必要です。

飼い主に注目されることは大好きなので、おもちゃで遊んであげると喜びます。飼い主家族にも愛情深く接してくれます。

穏やかで我慢強い

ドラゴンリーは穏やかで我慢強い性格でもあります。子供や他の動物ともうまく接することができます。ただ、構いすぎはストレスになるようなので。たくさん構いたいという人には飼育が向いていない猫種と言えます。

猫のドラゴンリー、寿命は?気をつけたい病気は?

素材

寿命

平均寿命

  • 10~13年

ドラゴンリーの寿命は10~13年程です。日本の室内猫の場合、平均寿命は12~18年程と言われています。

長生きの秘訣は運動量を充分に確保できる環境を整え、肥満などの生活習慣病にならないように気をつけてあげることです。高タンパク・低カロリーのエサを与え、細身で筋肉質な体型を保てるようにしてあげましょう。

病気

気を付けたい病気

  • ストレス性の病気

ドラゴンリーが気を付けたい病気は「ストレス性の病気」です。

ストレスは「元気消失」「食欲低下」「脱毛」などの病気へと発展しやすいです。ドラゴンリーの性格を理解しながら、ストレスを溜めさせない環境づくりが重要になります。

遺伝性の病気については分かっておらず、まだまだ情報が少ない猫種です。

猫のドラゴンリー、飼い方は?

ご飯を食べている猫の画像

運動できる環境

ドラゴンリーはストレスを主に運動で発散します。十分に運動ができないとストレスを溜め込んでしまうのです。室内でも十分運動できる環境を作ってあげてください。

おすすめは上下運動がたっぷりできるキャットタワーの設置です。ほかにも、猫じゃらしなどのおもちゃも準備してあげましょう。

キャットタワーや猫が喜ぶおもちゃは関連記事にまとめてありますので、ぜひ参考にしてくださいね。

防寒対策

ドラゴンリーは寒さに弱い猫です。冬場は室内温度の管理や猫風邪などの感染症に特に注意してあげてください。

暖まる場所がないと寒さで風邪をひいてしまいますので、動物用のヒーターを使ってみることをオススメします。健康に過ごせる日々をサポートしてあげましょう。

定期的お手入れ

ドラゴンリーは短毛なのでお手入れは難しくありません。ブラッシングは週に1回を目安に行いましょう。ストレスによって脱毛などしていないかなどの健康状態も一緒に確認してくださいね。

食事・キャットフード

成長期には、健康な体づくりのためにも高タンパク質なフードを与えるようにしましょう。

不足すると免疫力が低下し、病気や感染症にかかりやすくなりますよ。成猫以降は、肥満に気を付けて食事量をコントロールしてくださいね。

猫のドラゴンリー、おすすめのキャットフードは?

ご飯を食べている猫の画像
キャットフードをメインで与えたい場合は、「総合栄養食」と表示されているキャットフードを選びましょう。これは水と一緒に与えるだけで、健康が維持できるキャットフードのことです。選ぶ際は原材料を必ず確認しましょう。

手作り食をメインで与えたい場合は、「一般食」と表示されているキャットフードがおすすめです。いわば「おかず」のようなものであり、トッピングとして利用することで手軽に栄養を追加することができます。

食事量

キャットフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。ただ、体重との換算表は、愛猫が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。

フードを選ぶときのポイントは?

ドラゴンリーといえば、野生の猫に似た外見を持つ中国原産の猫種です。健康的でバランスの取れた食事が重要ですので、高品質なキャットフードを選ぶことがおすすめ。

以下に、ドラゴンリーにおすすめのキャットフードの選び方として、以下のポイントを参考にしてください。

動物性タンパク質源

ドラゴンリーは活発で筋肉質な猫種なので、良質なタンパク源が必要です。肉や魚が主原料となっているキャットフードを選びましょう。

グレインフリーがおすすめ

個体差によりますが、ドラゴンリーは野生の猫に近いため穀物は消化の負担になることがあります。

穀物の含有量が少ないものや、穀物不使用のキャットフードを選ぶと良いでしょう。

必須栄養素のバランス

キャットフードには必須栄養素がバランス良く含まれていることが重要です。タウリンやビタミン類、ミネラルなどが適切に配合されている製品を選びましょう。

おすすめはカナガンキャットフード

カナガンキャットフード

ドラゴンリーには「カナガン」がおすすめです。

カナガンは、主原料が「乾燥チキン」「骨抜きチキン生肉」の動物性タンパク質を豊富に使用しているため、猫に必要なタンパク質が十分にとれます。また被毛の健康維持に役立つ「サーモンオイル」泌尿器のケアに役立つクランベリー」などがバランスよく配合されています。

ストレス軽減に役立つ「カモミール」も含まれていますので、ストレスに気を付けたいドラゴンリーにピッタリのキャットフードと言えますよ。

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モグニャンキャットフード

モグニャンキャットフード

「モグニャンキャットフード」は、添加物を一切使わず自然に近い食材を厳選して使っています。

猫の身体にやさしいグレインフリー(穀物不使用)なだけでなく、例えばお腹の調子を整える「ペクチン」を含むリンゴや、尿路系のサポートに役立つクランベリーなどの材料が使われているのが特徴です。

香りやサイズともに、猫にとって非常に食いつきが良くなるように工夫されていてオススメです。

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ドラゴンリーにおすすめな最高級キャットフードは下記の記事からも確認できます。

しなやかな体つきの、優しい猫種

素材
いかがでしたでしょうか?

短毛の被毛でしなやかな体が際立つドラゴンリー。その優雅さと名前のインパクトとは裏腹に、社交的で飼い主に従順な性格をしています。

アメリカにも数頭しかいない猫種なので、日本でみかけることはめったにありません

ドラゴンリー以外の猫の種類や、人気が知りたいという方は下記の記事を参考にしてください。