愛犬が傷口をなめるところをみたことがある飼い主さんは多いのではないでしょうか。中には壁や床など色んな所をなめる子もいるようです。
この記事では愛犬が自分の傷口や床、壁をなめる理由と、やめさせるための方法についてまとめました。
愛犬が傷口をなめる、理由は?

犬が自分の傷口をなめるのは、痛みを緩和したり治療しようとする行為で「ズーファーマコロジー」といわれています。
傷口のかゆみからペロペロとなめてしまう子もいます。
実は犬の唾液には様々な酵素や抗菌作用のある微生物が含まれているので、傷の回復を早めるます。犬は本能的に傷をなめていますが、対処療法としては理にかなった行動といえますよ。
愛犬が傷口をなめる、やめさせるには?

傷口をなめさせないしつけ
- エリザベスカラー
- 口輪
- 靴下
あまりに傷口をなめすぎると傷が悪化することもありますし、唾液に含まれるバクテリアが原因で化膿してしまうこともあります。
愛犬が傷口を過剰になめていると判断した場合は、「エリザベス・カラー」や「口輪」をつけて対策してくださいね。
足をしつようになめる場合は「靴下」を履かせることも対策になりますが、誤って飲み込んてしまうこともあるので注意してくださいね。
エリザベスカラーや口輪は装着することでストレスを感じやすいので、つけっぱなしにはしないでくださいね。
愛犬が床や壁をなめる、理由は?

床や壁をなめる理由
- ストレス
- 匂いに興味がある
- 特に理由がない
犬が床をなめる理由は「ストレス」「匂いに興味がある」の2つに分けられます。特に理由がない場合もあります。
ストレス
不満や要求があるときや何かを我慢をしている時に、ストレスから床や壁をなめることがあります。
破壊癖や吠え癖をしつけられているわんちゃんほど、床をなめてストレスを発散する傾向がありますよ。
匂いに興味がある
床や壁に飼い主や好きな食べ物の匂いがついていると、興味本位でなめることがあります。
ただ匂いを嗅ぐよりも、なめることでより深くその香りを感じようとするからだといわれています。
特に理由がない
暇で退屈なときに床をなめるといった特に理由がないこともありますよ。
愛犬が床や壁をなめる、やめさせるには?

床はホコリな細菌などがたまり不衛生な環境です。壁にもホコリがつきますし、なめると塗装材の成分が体内に入ってしまうこともあります。床や壁をなめるクセはしつけたいですよね。
ストレスが原因の場合
犬がストレスによってなめてしまう場合は、不満や要求を満たしてあげることで解消されることが多いです。
運動不足であれば散歩の頻度を増やしたり、コミュニケーション不足であれば一緒に遊ぶ時間を設けたりとなるべく愛犬に時間を使ってあげてくださいね。
匂いが原因でなめてしまう場合
普段から食べ物や飲み物を床に落とした時はしっかり掃除と除菌をして匂いを残さないことが大切です。しっかりと床を掃除してみてください。
ストレスを溜めずにしつけてあげる

外のコンクリートや電柱はもちろんですが室内の床や壁にも基本的には雑菌が繁殖しているものとして、なめないようにしつけることが大切です。
ただ、叱ったり叩いたりとストレスを更に感じてしまうしつけは良くありません。愛犬の気持ちをよく理解してあげることがポイントですよ。