シーズーは皮膚炎にかかりやすい犬種です。この記事ではシーズーのかかりやすい皮膚炎の治療法や抜け毛についてまとめました。
シーズーは皮膚炎にかかりやすい?

シーズーは低温で乾燥している「チベット」で代々育てられてきた犬種で、皮膚は乾燥に耐えられるように進化しています。乾燥しても水分が逃げないようにシーズーの皮膚は皮脂腺から分泌された油分で覆われているのです。
ただ、高温多湿の日本では逆に皮膚がべたついてしまい、真菌が繁殖しやすい皮膚環境になってしまいます。そのため、日本で飼育されているシーズーは「真菌性皮膚炎」になりやすいのです。
シーズーの真菌性皮膚炎、症状は?

症状
- 赤くなる
- 黒ずんでゴワゴワする
- ベタついて独特なにおいがする
- 黄色いフケがたくさん出る
真菌性皮膚炎は「内股」「耳」「脇」などお腹側に症状が出やすい病気で、皮膚が赤くなったり皮膚が黒ずんでゴワゴワしたりベタついて独特なにおいがしたりします。薄黄色のフケのようなものがたくさん出てしまう子もいますよ。
シーズーの皮膚炎、治療は?シャンプー?

治療法
- 薬用シャンプー
- 抗真菌剤の内服
シーズーの真菌性皮膚炎の治療は週2~3回の「シャンプー」と同時に「抗真菌剤の内服」を行うと良いですよ。
シャンプーは皮脂をしっかりと洗い流してくれる「脂漏症用シャンプー」か抗真菌剤の入った「薬用シャンプー」おすすめですよ。最低でも1か月程度の治療が必要とされています。
治療が終わった後もシャンプーは定期的に行い、再発防止に努めます。洗いすぎは良くありませんがシーズーは皮膚のべたつきやすいので、気になったタイミングでシャンプーをしてあげてくださいね。
保湿系シャンプーは良いとは限らない?
愛犬にベタベタした黄色いフケのようなものがたくさんついていると、「乾燥」を疑って保湿系のシャンプーを使ってしまう飼い主さんが多いです。
保湿をしても皮膚病の解決にはつながりませんで、薬用のシャンプーを選んでくださいね。
皮膚は常に清潔に保つ

シーズーは「真菌性皮膚炎」にかかりやすいという特性がある犬種なので、常に被毛を清潔に保つ必要があります。皮膚病を発症した際にも落ちついて薬用シャンプーで対応してあげてくださいね。
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