チワックスは「チワワ」と「ミニチュアダックスフンド」のミックス犬です。
人気犬種同士のミックスであり新しい犬種のため、犬好きな方を中心に話題になっています。ミックス犬ならではのかわいい姿や性格に癒される人が多いですよ。
この記事では、チワックスの性格や特徴、子犬の迎え入れ費用や迎え入れ方、しつけや寿命についてまとめました。
チワックスの基本情報
性格
チワックスの性格は「従順」「甘え上手」「好奇心旺盛」などです。
甘え上手で、飼い主さんの興味が自分以外のことに移ると嫉妬してしまうほどですよ。
落ち着きもあるので、「小さなお子さんがいる」「多頭飼いをしている」家庭にも向いている犬種だといえます。
大きさや特徴
チワックスの大きさは、体高22cm前後、体重3~4kgほどです。
ミニチュアダックスフンドから受け継いだ「胴長のボディ」に、チワワの愛らしい「大きな目」が特徴的ですよ。
チワックスの迎え入れについて
迎え入れの方法
「ブリーダー」や「里親制度」を利用しての迎え入れが一般的ですが、最近では「ペットショップ」で見かけることも増えてきましたよ。
それぞれのメリット・注意点を踏まえつつ、自分にあった方法で迎え入れるようにしてくださいね。
迎え入れにかかる費用
迎え入れにかかる費用は、およそ15万円です。
ただ、「毛量」や「被毛カラー」によってはさらに高くなることもありますよ。
チワックスの快適な飼育環境について
チワックスとの生活をより快適なものにするために、「ケージ」「トイレ用品」「食器類」「首輪やリード」「ケア用品」をまず揃えるようにします。
チワックスの食事について
食事量
普段与えているドッグフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。
ただ、体重との換算表は、愛犬が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。
チワックスのお手入れについて
お手入れ項目
- 被毛ケア
- シャンプー
- 歯磨き
- 爪切り
- 耳掃除
チワックスとの生活をより良くするためには、日々のこまめなケアが欠かせません。
被毛ケア
ブラッシングは、毎日、換毛期であれば1日2回を目安に行います。
スリッカーブラシで余計なアンダーコートを取り除いた後にコームで仕上げます。
ブラッシングをはじめとしたトリミングのコツについては、関連記事をご確認ください。
シャンプー
1~2ヶ月に1回を目安に行います。
シャンプー前にブラッシングで余計な抜け毛を取り除いておくと、毛が絡みにくくなってシャンプーしやすくなりますよ。
シャンプーが終わった後は流し残しのないように、丁寧にすすぐことも忘れないでくださいね。
歯磨き
定期的な歯磨きは口腔疾患のケアに繋がります。
指に巻いたガーゼで歯の表面に付着した汚れをふき取るようにします。
爪切り
血管を傷つけないように、爪の先端から少しずつ切るようにします。万が一の時のために止血剤も用意しておくといいですよ。
耳掃除
耳掃除は、耳が汚れているタイミングで行います。
「耳垢が増えた」などいつもと違う様子であれば、病院で診察を受けるようにしてくださいね。
チワックスのトリミングについては関連記事もご確認ください
愛玩動物看護師 渡邉鈴子さん
日々のお手入れが自宅で行うのが難しい場合は動物病院やトリミングサロンなどにお任せすることも視野にいれるといいでしょう。
チワックスの運動について
活発な犬種なので、1日2回それぞれ30分程度を目安に運動させてあげてください。
ただ、ダックスフンドのように胴長の体型で腰を痛めやすいので、愛犬の様子を見ながら調整してあげるといいですよ。
チワックスのしつけについて
しつけで大切なことは、飼い主がリーダーであるという関係性を理解してもらうことです。
甘やかし過ぎるとワガママになって言うことを効かなくなるので、メリハリをつけたしつけを心がけてくださいね。
チワックスの寿命・病気について
チワックスの寿命は、およそ13年です。
両親がかかりやすい症状や病気から考えると、「椎間板ヘルニア」「膝蓋骨脱臼」「外耳炎」などに気をつける必要があるといえます。
椎間板ヘルニア
椎間板とは背骨の骨の間にあるゼリー状のクッション材のことです。
椎間板物質が背骨内の脊髄(せきずい)にはみ出ることで椎間板ヘルニアを発症してしまいます。
「抱っこを嫌がる」「足を引きずるように歩く」「排便・排尿がうまくできない」などの症状が見られたら、椎間板ヘルニアの疑いがあります。
悪化すると、下半身の麻痺が起こるため、早期発見、早期治療が必要です。
犬を抱っこするときにやってしまいがちな縦抱きはしないようにしましょう。縦抱きは背中に負担がかかり、椎間板ヘルニアを誘発する可能性が高いです。正しい抱っこの仕方は地面と犬の背中が水平になるようにする方法です。
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼とは膝のお皿が、内側もしくは外側に外れてしまう病気です。
先天性と後天性があり、後天性では事故や激しい運動などの外傷によって起こります。
グレードが1～4まであり、グレード2以上で手術を検討します。
外耳炎
「外耳」と呼ばれる耳の中の音の通り道で炎症が起きた状態のことをいいます。
チワックスは両親のどちらに似るかにもよりますが、垂れ耳の場合に起こりやすいです。
「耳をしきりに掻く」「床に耳をこすりつける」「首を振る」といった仕草がみられたら外耳炎の可能性が高いので病院で診察を受けるようにしてください。
外耳炎は定期的なケアを行うことで予防が可能です。ですが、人用の綿棒は使用しないでください。犬の皮膚は人と異なり薄く傷つきやすいです。正しい耳掃除の仕方は獣医さんや動物看護師さんに教えてもらってから行うようにしましょう。
まとめ
この記事では、チワックスの飼い方について紹介しました。
すでに飼育している、これから飼育を考えている皆様のお役に立てる情報があれば幸いです。
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