ホワイトシェパードは、ジャーマンシェパードから産まれた白い毛を持つ犬のみを繁殖した犬種です。
この記事では、ホワイトシェパードの性格や迎え入れ費用、特徴、寿命・病気、食事、しつけについてまとめました。
目次
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ホワイトシェパードの基本情報

歴史
ホワイトシェパードの歴史を紐解くと、ジャーマンシェパードと同じ一頭の「ホーランドVグラフラート」にたどり着きます。
白い毛色遺伝子を持つことから処分対象になるなど不遇の時代もありましたが、日本ではJKCに「ホワイトスイスシェパード」として2004年公認登録されました。
外見の特徴
ホワイトシェパードは「真っ白な美しい被毛」「整った顔」「引き締まった体」「太いシッポ」が特徴的です。
体高が55〜66cm、体重が25〜40kgで、大型犬に分類されますよ。
被毛
コートのタイプ | ダブルコート |
---|---|
長さ | ロング、ショート |
被毛カラー | ホワイト |
被毛はダブルコートで、アンダーコートとアウターコートが密集して生えています。長さによって「ロング」と「ショート」の2タイプが存在しますよ。
カラーは白色で、体全体が一色で覆われています。
仲間の犬種
ホワイトシェパードの仲間としては、「ジャーマンシェパード」「オーストラリアンシェパード」「アナトリアンシェパード」などがいます。
ジャーマンシェパード

優れた状況判断能力と身体能力から、家庭犬としてだけではなく「警察犬」や「災害救助犬」「麻薬探知犬」など様々な分野で活躍しています。
オーストラリアンシェパード

アメリカ原産の犬ですが、オーストラリア原産の犬だという誤解が広まり「オーストラリアン」という名前がつきました。
アナトリアンシェパード

アナトリアンシェパードはトルコ原産の護畜犬です。
長いふさふさのシッポと垂れ耳、太い足が特徴的です。
ホワイトシェパードの性格について

ホワイトシェパードの性格は、「忠誠心が強い」「友好的」「温厚」などです。
飼い主の声のトーン・顔つき・態度から心理を見抜き、飼い主が悲しそうなときにはそっと寄り添うような仕草を見せることもありますよ。
ジャーマンシェパードのような攻撃性は少なく、穏やかな性格をしています。飼い主以外にも友好的であるため、家庭で飼育しやすいシェパードと言えますよ。
ホワイトシェパードの迎え入れについて

迎え入れにかかる費用
費用
- 30万円前後
迎え入れにかかる費用は、30万円前後です。ジャーマンシェパードと比べると少し高めですね。
ホワイトシェパード の迎え入れにかかる費用は関連記事をご確認ください。
迎え入れ先
ブリーダーや里親からの迎え入れがメインです。ペットショップで販売されることはほとんどありません。
ホワイトシェパードの寿命や病気について

寿命
平均寿命
- 10〜12年
ホワイトシェパードの寿命は、およそ10〜12年です。
大型犬ながら室内で飼われていることが多いため、異変に敏感に気づき早期にケアできればより長く一緒に生活できますよ。
病気
気を付けたい病気
- 股関節形成不全
- 関節炎
- 膿皮症
ホワイトシェパードは「股関節形成不全」「関節炎」「膿皮症」などに注意が必要だといえます。
股関節形成不全
股関節の骨の形が変形してしまう関節の病気です。犬の中でも特に大型犬に多い病気と言われています。変形した箇所が嚙み合わず炎症を起こし、痛みで動くのを嫌がるようになります。治療法は年齢や状態で変わります。原因は遺伝的なもの以外に、肥満や激しめの運動があげられます。
関節炎
外部からのダメージや細菌などの感染症から、関節にトラブルが生じる病気です。高齢の人間が膝や腰に痛みを感じるものと同じような症状で、小型犬よりも大型犬の方が発症すると言われています。治療は、鎮痛剤や軟骨成分を補うサプリメントの使用となります。肥満になると余計に負荷がかかり悪化してしまうので、食事管理が大切になります。
膿皮症
ニキビに似たボツボツの湿疹ができる皮膚疾患の1つです。ホワイトシェパードは皮膚が弱いので、免疫力やバリア機能が低下すると皮膚に細菌が入り込んで発症してしまいます。日ごろから清潔さを保つことや、ブラッシングを丁寧に行うことで予防できます。
ホワイトシェパードの食事について

食事量
基本は、普段与えているドッグフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。
ただ、体重との換算表は愛犬が「理想体型」であることが前提なので、太っている子や痩せている子には量の調整が必要です。
ホワイトシェパードはお腹が弱い子も多いので、獣医さんと相談してドッグフード選びには気を使ってあげてください。
おすすめドッグフード

ホワイトシェパードには「カナガンドッグフード」がおすすめです。
カナガンドッグフードの原材料は、全てヒューマングレード(人間用の食品工場で加工出荷された肉・魚・野菜を使用。ミネラル類・ビタミン類はペットフード用に生産されたもの)のものを使用しています。
穀物や香料・着色料も不使用なので、お腹が弱い子も多いホワイトシェパードにぴったりです。
ホワイトシェパードの運動について

1日2回、それぞれ60分程度を目安に散歩を行います。
散歩の他にも頭を使う遊びやゲームなどを交えた運動も生活に取り入れてあげると、飼い主さんとの絆も深まりやすくおすすめです。
ホワイトシェパードのしつけについて
ホワイトシェパードは賢く覚えがいいので、しつけしやすい犬種といえます。
一番重要な事は、「飼い主さんがリーダー」であるということです。
しっかりしつけを行わないと、飼い主の言うことを聞かなくなります。そのため、はじめて犬を飼うという方には向かない犬種です。
しつけは大声で強制するのではなく、ポジティブなトレーニングが合っていますよ。
ホワイトシェパードの生活環境について

揃えるもの
揃えるもの
- ケージ
- トイレ用品
- 食器類
- 首輪やリード
- ケア用品
ホワイトシェパードとの生活をより快適なものにするために、「ケージ」「トイレ用品」「食器類」「首輪やリード」「ケア用品」をまず揃えるようにします。
お手入れについて
ホワイトシェパードのお手入れ項目
- トリミング
- シャンプー
- 歯磨き
- 爪切り
- 耳掃除
ホワイトシェパードと過ごす時間をより充実したものにするためには、日頃のケアが欠かせません。
トリミング
ダブルコートの犬種なので、週3回を目安にブラッシングを行います。換毛期は時に念入りにケアしてあげてください。
シャンプー
被毛や皮膚に汚れが残ったままだと体臭が悪化したり、皮膚病になったりすることがあります。
ホワイトシェパードは皮膚が強くないので、低刺激性のシャンプーを使うようにしてください。また、白毛用のシャンプーには漂白剤が入っており、肌荒れや抜け毛の原因になるので使わないようにします。
歯磨き
歯のケア不足は、歯周病や歯槽膿漏を引き起こす原因になります。
歯ブラシや濡れたガーゼを使って、歯と歯茎の間を優しく磨いてあげてくださいね。
爪切り
ホワイトシェパードは室内で飼育されることが多いため、定期的な爪切りが欠かせません。
伸びたままの爪は肉球に食い込んだり、引っかかったりと犬にとってストレスになってしまいます。
耳掃除
耳掃除は耳が汚れていたタイミングで行います。
「甘酸っぱいニオイ」や「耳垢が増えた」など、いつもと違う場合は外耳炎の可能性があるので病院で診察を受けるようにしてください。
気になることは獣医師に相談を!
いかがでしたでしょうか?
この記事では、ホワイトシェパードについて紹介をしました。
攻撃性が高いイメージを持たれるシェパードではありますが、温厚なシェパードもいることが分かったと思います。
とはいえ、しっかりした「しつけ」や「愛情」がとても重要な犬種です。しつけが中途半端であると、飼い主の言うことをきかなくなります。愛情不足から攻撃的な性格となってしまった場合、大型犬であるがゆえに抑える事が難しくなることも。
もし、しつけの仕方がわからない、なにかいつもと様子がおかしいといった飼い主さんだからこそ気がつく初期症状を感じていたら、放置することはよくありません。
できれば様子がわかる写真や動画を撮ったうえで、些細なことでもまずはプロの方へ相談してみることをおすすめします。
犬の特性をよく理解し、愛犬との充実した毎日を送ってくださいね。
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