家庭犬としてだけでなく、麻薬探知犬や盲導犬としても活躍しているラブラドールレトリバー。
愛らしい顔立ちと穏やかで知的な性格から、世界中で愛されていますよ。
この記事では、ラブラドールレトリバーの性格や特徴、子犬の迎え入れ費用や迎え入れ方、しつけや寿命についてまとめました。
ラブラドールレトリバーの基本情報

歴史
ラブラドールレトリバーは、16世紀頃にカナダのニューファンドランド島で発祥した犬種であるといわれています。
比較的新しい犬種で、ピーター・ホーカー大佐とマルムズベリー伯爵によって19世紀に紹介されたことから有名になりました。
19世紀にイギリス渡った後は、優秀な鳥猟犬として知られるようになりましたよ。
大きさ・体重
男の子 | 体重:30~35kg 体高:60cm前後 |
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女の子 | 体重:25~30kg 体高:55cm前後 |
一般的に女の子と比べると、男の子は体が一回り大きい場合が多いです。
外見の特徴
骨太で筋肉質な体型で、カワウソの尾ともよばれる「根元から太い尻尾」が特徴的です。
被毛カラーは、イエロー(ホワイト、クリーム、フォックスレッド)、ブラック、レバー(チョコレート)の3種類がありますよ。
レトリバーの種類
ドッグショーで活躍する外見を重視した「イングリッシュタイプ」と、作業能力が重視された「アメリカンタイプ」の2種類がいます。
イングリッシュタイプとアメリカンタイプについては関連記事をご確認ください
F1レトリーバー
「F1レトリーバー」とは、ゴールデンレトリバーとラブラドールレトリバーを掛け合わせて生まれた犬種です。
盲導犬や介助犬としての能力を引き出すことを目的として掛け合わせられた、改良品種ですよ。
ラブラドールレトリバーの性格について

ラブラドールの性格は、「穏やか」「愛情深い」「賢い」などです。
攻撃性が低く、他の動物や小さい子供とも仲良くすることができますよ。
泳いだり走ったりと、体を動かすことが好きな子が多いですね。
ラブラドールレトリバーの快適な飼育環境について

ラブラドールレトリバーとの生活をより快適なものにするために、「サークル」「床剤」「トイレ用品」「食器類」「首輪やリード」「ケア用品」をまず揃えるようにします。
ラブラドールレトリバーの食事について

食事量
普段与えているドッグフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。
ただ、体重との換算表は、愛犬が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。
おすすめドッグフード

ラブラドールレトリバーには「モグワン」がおすすめです。
愛犬にとって最も欠かせない「動物性タンパク質」が全体の50%以上を占めているので、良質な動物性タンパク質を効率よく摂取することができますよ。
香料や着色料が不使用なのも嬉しいですね。
ラブラドールレトリバーのお手入れについて

ラブラドールレトリバーとの生活をより良くするためには、日々のこまめなケアが欠かせません。
被毛ケア
ブラッシングは、毎日、換毛期であれば1日2回を目安に行います。
スリッカーブラシで余計なアンダーコートを取り除いた後にコームで仕上げます。
シャンプー
1~2ヶ月に1回を目安に行います。
シャンプー前にブラッシングで余計な抜け毛を取り除いておくと、毛が絡みにくくなってシャンプーしやすくなりますよ。
シャンプーが終わった後は流し残しのないように、丁寧にすすぐことも忘れないでくださいね。
歯磨き
定期的な歯磨きは口腔疾患のケアに繋がります。
指に巻いたガーゼで歯の表面に付着した汚れをふき取るようにします。
爪切り
血管を傷つけないように、爪の先端から少しずつ切るようにします。万が一の時のために止血剤も用意しておくといいですよ。
耳掃除
耳掃除は、耳が汚れているタイミングで行います。
「耳垢が増えた」などいつもと違う様子であれば、病院で診察を受けるようにしてくださいね。
ラブラドールレトリバーの運動について

1日2回、それぞれ60分程度の運動を心がけます。
ラブラドールレトリバーはもともと狩猟犬として活躍していた犬種で、十分な量の運動量が必要だからです。
ラブラドールレトリバーのしつけについて

飼い主がリーダーであるという関係性を理解してもらうことが大切です。
賢い犬種なので飼い主さんを困らせることは少ないですが、関係の構築が出来ていないとワガママになり、手に負えない猛犬になってしまうこともあるからです。
ラブラドールレトリバーの寿命・病気について

ラブラドールレトリバーの寿命はおよそ10年で、大型犬としては平均的です。
気をつけたい病気は、「股関節形成不全」「前十字靭帯断裂」「外耳炎」「胃捻転」などがあります。
ラブラドールレトリバーの迎え入れについて

迎え入れ先
迎え入れる方法としては、「ペットショップ」「ブリーダー」「里親制度」の3つがあります。
それぞれにメリットや注意点があるので、自分に適した方法で迎え入れるようにしてくださいね。
迎え入れにかかる費用
ラブラドールレトリバーの迎え入れにかかる費用は、およそ20万円です。
ただ、両親のコンテストでの成績やタイプ(イングリッシュタイプかアメリカンタイプ)によっても変動しますよ。
まとめ

この記事では、ラブラドールレトリバーの飼い方について紹介しました。
すでに飼育している、これから飼育を考えている皆様のお役に立てる情報があれば幸いです。
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