ポメラニアンはコロコロした愛らしい見た目で、安定した人気を誇る犬種です。常に人気犬種ランキングの上位にランクインしていますよ。
この記事ではそんなポメラニアンの年齢毎の大きさや食事量、飼育の注意点についてまとめました。
この記事でまとめたこと
ポメラニアンの体重を管理する方法は?

ポイント
- 食事量を決める
- 食事のあげ方を工夫する
- 散歩や運動をする
食事量を決める
体重管理で最も重要なのが、摂取カロリー量のコントロールです。
「年齢における食事の目安」や「体重をもとに食事量を算出する方法」を以下の項目で詳しくまとめています。
食事のあげ方を工夫する
離乳期は1日に4回、成犬時は1日に2回など、複数回に分けて与えるようにします。
長時間の空腹はストレスにつながり、ドッグフードの食べつきが悪くなったり体調を崩したりする原因にもなるからです。
食べつきが悪い時は、ドッグフードをお湯で温めたり、ドッグフード用のふりかけを使用するのもおすすめですよ。
散歩や運動をする
散歩や運動などで消費カロリー量を増やすのも、体重管理で重要なポイントです。
適度な運動は筋肉量や基礎代謝のアップにもつながるので、やせやすく太りやすい体をつくることができますよ。
ポメラニアンの年齢別の食事量の目安は?

食事量の目安
- 生後3ヶ月:50~70g
- 生後4ヶ月:70~80g
- 生後5ヶ月:85~90g
- 生後6ヶ月:60~90g
生後6ヶ月までの離乳期は、上の食事量の目安をもとにドッグフードを3~4回に分けて与えます。胃腸への負担をやわらげるため、ドッグフードをぬるま湯などでふやかしてから与えることもおすすめです。
6ヶ月以降は、体重とドッグフードのカロリーをもとに与える量を算出します。与えているドッグフードに目安量が書かれている場合は、それを参考に食事量を決定します。
ただ、あくまでも目安なので、運動量が多い場合ややせ気味・肥満気味の場合など犬の状態によって細かく調整してあげる必要があります。
ポメラニアンの食事量を体重から計算する方法は?

1日あたりに必要なカロリーの公式
- 体重×50~150kcal
体重から食事量を算出する場合、「体重×50~150kcal」の計算で各体重における必要な摂取カロリー量が求められます。
例えば体重3kgのポメラニアンの場合、必要な摂取カロリー量は150~450kcalです。
これはおやつなども含めた1日の必要カロリーなので注意してくださいね。この数値を目安に、運動量が多い場合は増やす、肥満気味の場合は少なくするなど調整して与えてください。
適切な食事量であるかは、「うんちの状態」で確かめます。ほどよく硬くてしっかりとしたうんちを基準に、柔らかい場合は食事量が多い、硬い場合は食事量が少ないと判断することができます。
ポメラニアンのドッグフードの選び方は?

国産と海外産どちらがいい?
国産のドッグフードは、全般的に安いという特徴があります。
ペットフード製造の歴史が浅いため、品質の良くない素材を使っていたり、香味料などを使ったりして日本の犬に合った味付けを施していることが多いです。
それに対し外国産のフードは、味付けや風味よりも自然の素材を使用することにこだわっているものが多いです。技術面においても日本より優れており、高い品質のまま安全さを確保することを追求しています。
ポメラニアンのドッグフードのあげ方は?

決まった量をあげる
上の計算式やドッグフードに掲載されている目安量を参考に、適切な食事量を複数回に分けて与えてください。
量を変える場合は、いきなり変えるのではなく1週間ほどかけてゆっくりと調節してます。急な変化は犬の体に悪影響なので注意してください。
あげてはいけない食べ物に注意
ネギ類・ブドウ・アボカドなど、人間が食べられるものでも犬に与えてしまうと危険な食べ物があります。
知らずに与えていたということがないように、あげてはいけない食べ物の種類と理由は覚えておくといいですよ。
食べないのはなぜ?
苦手なものが入っている、飽きてしまっている場合などに食べつきが悪くなることがあります。
ドッグフードを食べなくなったからといってすぐに違うフードに切り替えるのは、おすすめしません。「ドッグフードを食べなければ美味しいものが食べられる」と勘違いしてしまい、わがままな子になってしまうからです。
ほかにも、ドッグフードの食べつきが悪い原因として「老化」「病気の可能性」が考えられます。食べつきの悪さに加えて体に異常がみられるのであれば、すぐに動物病院に連れていってください。
子犬のポメラニアン、大きさや食事の注意点は?

子犬の大きさ
- 体重:1~2kg
おすすめのドッグフード
- カナガン
- 子犬用のドライフード
子犬のポメラニアンの大きさは体重が1~2kgほどです。食事は子犬時に歯の生え変わるので「子犬用のドライフード」もしくは「カナガン」がおすすめです。
食事回数は1日3~4回、食事量が適切かどうかは便の状態で判断できます。柔らかければ与えた量が「多い」、硬ければ「少ない」ということになりますよ。
注意点
成長期のダイエットや痩せすぎは体の成長に悪影響を及ぼすので、「少し太り気味な体重を維持」することが実は大切ですよ。
子犬時は特に好奇心が旺盛なのでタバコなどの「誤食」にも気をつけてくださいね。
成犬時のポメラニアン、大きさや食事の注意点は?

成犬の大きさ
- 体高:18~22cm
- 体重:1.5~3.0kg
おすすめのドッグフード
- カナガン
- 小型犬・成犬用のフード
ポメラニアンの成犬時の大きさは体長が18~22cm体重が1.5~3.0kgほどです。
大きさに個体差はありますが「1歳時の体重がベスト体重」といわれています。1歳のポメラニアンを愛犬としてお持ちの方は体重を注意して観察しておくことをおすすめしますよ。
食事は1日2回を目安に与えてください。
注意点
肥満は膝蓋骨脱臼や様々な疾患の原因になるので、便の状態を引き続き確認しながら適正体重を維持するように注意してくださいね。
老犬時のポメラニアン、大きさや食事の注意点は?

老犬の大きさ
- 体高:18~22cm
- 体重:1.5~3.0kg
おすすめのドッグフード
- 老犬用のフード
ポメラニアンは「7歳前後」でシニア期を迎えて老犬となりますが、平均寿命が12~16歳なので、シニア期は他の犬種よりも長いです。
「疲れやすい」「食欲が落ちる」「五感が鈍る」などの老化のサインがみられたら、フードは低カロリーの老犬用ペットフードを与えてください。1回の食事量を減らし、食事回数を3~4回で様子を見るようにします。
注意点
老犬になって歯やあごが弱ってくると固いものが食べにくくなるので、ドライタイプのフードは「お湯でふやかす」などの工夫が必要です。
また「気管虚脱」や「水頭症」などポメラニアンがかかりやすい病気や、「糖尿病」には注意が必要です。
ポメラニアンの食事の管理は子犬期から必要!

ポメラニアンは健康的な犬種ですが、年齢にあった食事を与え飼育環境を整えることが大切です。
子犬期についた脂肪細胞は生涯なくなることはありません。様々な病気の原因となる肥満にならないためには子犬期からの食事コントロールが大切といえます。
また、老犬期が他の犬種より長いこともポメラニアンの特徴です。愛犬を病気から守る、飼い主さんの心遣いが特に大切な犬種といえますね。
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