柴犬の寿命、平均は?年齢ごとの病気やアレルギー、皮膚病は?

可愛い愛犬が健康な状態で長く一緒に過ごすためにも、寿命や病気について適切な情報を知っておくことは大切です。

また、正しい食事についての知識を身につけておくことも長生きの秘訣となります。

この記事では、柴犬の寿命や病気関連の情報をまとめました。

 

柴犬の平均寿命は?

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柴犬の平均寿命

  • およそ13年

柴犬の平均寿命はおよそ13年で、他の犬と比べて平均的な長さです。

近年はドッグフードや医療の進化により年々寿命が延びているので、15歳くらいまで生きる柴犬も珍しくないですよ。

 

柴犬の病気、年齢でかかりやすさに違いは?皮膚病になりやすい?

柴犬_撫でる_マッサージ

柴犬は体が丈夫で清潔好きなので、他の犬と比べると病気にかかりづらく健康だとされています。

ただ、室内飼育が増えたことでハウスダストが原因の皮膚病(アトピー性皮膚炎、内分泌性皮膚炎)を罹患する子も増えています。

 

アトピー性皮膚炎

ハウスダストや花粉などによるアレルギー反応から、「皮膚のかゆみ」「赤み」「脱毛」などの症状が見られます。

もしこれらの症状がみられたら、動物病院で血液検査を行いアレルギー反応を起こしている物質を検査することをおすすめします。

皮膚を清潔に保つことが大切なので、小まめなシャンプーやブラッシングを心がけるといいですよ。

 

柴犬はドッグフードでアレルギーになりやすい?

アレルギーはどの犬種にもみられる症状ですが、柴犬を含む日本犬は特になりやすいです。

これは、皮膚が弱くアレルギー体質の子が多いために、食事によるアレルギーを発症しやすいからだと考えられていますよ。

 

柴犬は肥満にもなりやすい?

肥満になりやすいかどうかは個体差があるので、はっきりとは言えません。

ただ、避妊去勢手術を行った後やシニア期、老年期に差し掛かる時期は犬種を問わず太りやすい傾向があります。

肥満は様々な病気の原因にもなるので、愛犬の体つきにあった適性体重を維持してあげてくださいね。

 

柴犬の老犬はどんな病気に気をつけたらいい?

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老犬になると、心臓病や眼の病気にかかりやすくなります。

心臓の弁が正常に働かなくなる「僧帽弁閉鎖不全」や視力が低下する「白内障」が代表的な病気です。死の間際には「認知症」で飼い主さんを認識できなくなる柴犬もいます。

 

僧帽弁閉鎖不全

血液の逆流を防ぐ僧帽弁が機能しなくなる心臓の病気で、血液の一部が弁の隙間から左心房へ逆流してしまう状態です。

気が付かないうちに症状が進行することが多く、「咳」「荒い呼吸」「心雑音」などの症状がみられます。

 

白内障

視力の低下や場合によっては失明にも至ることがある病気です。

水晶体液の新陳代謝がうまく働かなくなることで水晶体が白濁化、「物にぶつかる」「つまずく」などの症状がみられます。

 

認知症

脳の神経細胞が壊れることで認識や記憶、判断といった能力に障害が現れ、社会生活に支障をきたした状態です。

「名前に反応しなくなる」「飼い主さんを判別できなくなる」「夜鳴き」などの症状がみられます。

 

柴犬の体調チェック、ポイントは?

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体調をチェックするポイント

  • 口の中
  • 皮膚
  • 肉球
  • 肛門

柴犬の健康状態は、体のいくつかの部分をチェックすることで把握できます。

 

健康的な目は透明で光沢感があります。白目の部分は白く、瞳孔も左右でほぼ同じ大きさをしていますよ。

 

口の中

切歯は上下6本ずつあるか確認します。

歯ぐきはピンク色、舌の色が濃いピンクから赤みがかっていると健康的とされていますよ。

 

皮膚

地肌が赤色や黄色、黒色をしていたら何か病気を抱えているかもしれません。

ピンク色をしている場合はアレルギーを発症している可能性があります。

 

肉球

肉球の色がつやつやとした黒であれば、メラニン色素が濃いと考えられます。

肉球に弾力があれば、足まわりもしっかりしていると判断することができます。

 

肛門

肛門が汚れている場合は、下痢を引き起こす何らかの体調不良を抱えている可能性があります。

 

健康寿命を伸ばしてあげることは飼い主さんの役目

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体が丈夫で病気にかかりにくい柴犬ですが、7歳を過ぎた老犬になると心配な病気が増えます。

健康な状態での寿命を伸ばしてあげられるように、日々の食事や病気になりにくい環境づくりをしてみてくださいね。

 

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