コーギーは、胴長短足の体にプリっとしたお尻、かわいい顔立ちが特徴的なイギリス原産の犬です。
とても賢く、もとは牧羊犬(ぼくようけん)として活躍していましたよ。
この記事では、コーギーの性格や特徴、子犬の迎え入れ費用や方法、しつけや寿命についてまとめました。
コーギーの基本情報

歴史
1107年ごろにヘンリー1世に招聘されたチャネル諸島の職人が連れてきた犬が起源だといわれています。
もともと牛追いの牧畜犬として土着のスピッツなどと交配されていましたが、ヘンリー2世のペットになった後に繁殖家の手によって改良が加えられ現在のペンブロークの原型になりました。
現在ではエリザベス女王2世の愛犬としてだけでなく、世界中で愛されています。
外見の特徴
ウェルシュコーギーの大きさは、体高25~30cm、体重9~12kgほどで、中型犬に分類されます。
「胴長短足のボディ」「丸みを帯びた耳」「短いしっぽ」「プリケツ」が特徴的ですよ。
被毛はダブルコートで、被毛カラーは「白と茶色のミックス」のほか「レッド」「セーブル」「フォーン」「ブラック&タン」なども認められています。
仲間犬種

ウェルシュコーギーカーディガンという仲間犬種がいます。
コーギーと比べると体長が長めで、筋肉質な体つきをしていますよ。
歴史はペンブロークよりも古く、ケルト族がイギリスのウェールズに持ち込んだとされていますよ。
飼育頭数
JKC発表の犬種別犬籍登録頭数(2019年1~12月)によると、ウェルシュコーギーペンブロークの飼育頭数は4052頭です。
日本で最も人気があるトイプードルの飼育頭数72941頭(同調査)と比べると少なめですが、根強いコーギーファンがいることがわかりますね。
出典:JKC「犬種別犬籍登録頭数(2019年1~12月)」
コーギーの性格

コーギーの性格は、「賢い」「好奇心旺盛」「やんちゃ」などです。
飼い主に対しては忠実で深い愛情を示してくれますし、人と接することが大好きなので他の人やペットとも仲良くなれますよ。
コーギーの食事について

食事量
ドッグフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。
ただ、体重との換算表は、愛犬が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。
おすすめドッグフード

コーギーには、「モグワン」がおすすめです。
モグワンはチキン生肉とサーモンを中心とした「動物性タンパク質」が50%以上を占める高タンパクフードで、香料や着色料も不使用です。
一粒一粒に栄養素がギュッと詰まっているので、少しの量でも十分な栄養を摂取することができますよ。
コーギーの運動について

1日2回、それぞれ30分程度を目安にするといいですよ。
活発で遊び好きな子が多いですが、激しい運動は腰に負担がかかるので、愛犬の様子を見ながら調整してあげてくださいね。
コーギーのしつけについて
リーダーは飼い主であることを理解させ、時には毅然とした態度で接することが大切です。
頑固でプライドの高い一面もあるので、一度甘やかすとどんなに指示してもいうことを聞かない、わがままな犬になってしまう恐れがあるからです。
コーギーの生活環境について

コーギーとの生活をより快適なものにするために、「ケージ」「トイレ用品」「食器類」「首輪やリード」「ケア用品」をまず揃えるようにします。
コーギーのお手入れについて

お手入れ項目
- 被毛ケア
- シャンプー
- 歯磨き
- 爪切り
- 耳掃除
コーギーとの生活をより良くするためには、日々のこまめなケアが欠かせません。
被毛ケア
ブラッシングは、毎日、換毛期であれば1日2回を目安に行います。
お腹やお尻などの被毛が密集している部分は、ピンブラシを使ったブラッシングがおすすめです。
シャンプー
1~2ヶ月に1回を目安に行います。
シャンプー前にブラッシングで余計な抜け毛を取り除いておくと、毛が絡みにくくなってシャンプーしやすくなりますよ。
シャンプーが終わった後は流し残しのないように、丁寧にすすぐことも忘れないでくださいね。
歯磨き
定期的な歯磨きは口腔疾患のケアに繋がります。
指に巻いたガーゼで歯の表面に付着した汚れをふき取るようにします。
爪切り
血管を傷つけないように、爪の先端から少しずつ切るようにします。万が一の時のために止血剤も用意しておくといいですよ。
耳掃除
耳掃除は、耳が汚れているタイミングで行います。
「耳垢が増えた」などいつもと違う様子であれば、病院で診察を受けるようにしてくださいね。
コーギーの寿命・病気について

コーギーの寿命はおよそ13年で、中型犬としては平均的です。
気をつけたい病気としては、「椎間板ヘルニア」「股関節形不全」「変性性脊髄症」「進行性網膜位縮症」などがあります。
コーギーの迎え入れについて

迎え入れ先
コーギーの迎え入れにかかる費用は、およそ15万円です。
ただ、ペットタイプかショータイプかによっても変わりますし、両親のコンテストでの成績によっては20万円を超える値がつくこともあります。
迎え入れにかかる費用
迎え入れる方法としては、「ペットショップ」「ブリーダー」「里親制度」の3つがあります。
それぞれにメリット・注意点があるので、自分に適した方法で迎え入れるようにしてくださいね。
子犬の選び方
子犬を選ぶときは、目が輝いている、鼻が適度に湿っている、骨格がしっかりしているなどのポイントをチェックしてくださいね。
まとめ

この記事では、コーギーの飼い方について紹介しました。
すでに飼育している、これから飼育を考えている皆様のお役に立てる情報があれば幸いです。