イタリアングレーハウンドの散歩、病気は?骨折とストレス、寒さに注意

イタリアングレーハウンド3
愛玩動物看護師
監修者:渡邉鈴子

栃木県生まれ。帝京科学大学にて4年間、動物看護学をはじめとした動物関連の科目を学び、2023年5月には愛玩動物看護師免許を取得。これまでにうさぎや猫の飼育経験あり。現在では、ペット栄養管理士の資格取得に向けて勉強中。

足長ですらりとした印象のイタリアングレーハウンドは、見た目がオシャレな犬として人気です。

今回の記事では、イタリアングレーハウンドを飼育するうえで気を付けたい病気・必要な散歩時間・健康上の注意点をご紹介します。

 

イタリアングレーハウンドは運動が大好き!散歩に連れて行こう

イタリアングレーハウンド
イタリアングレーハウンドは細い体に似合わず、高い運動能力を持つ犬です。

走るのが速く、飛んだり跳ねたりするのも大好きです。小型犬だから室内の運動だけでいいということはありません。毎日の散歩が必要となります。1日2回、1時間程度の散歩が必要といわれていますが、個体やその日の気分によっても必要な散歩時間は異なります。

小型犬の中でも最速レベルで走るので、小型犬用のドッグランに連れて行くこともオススメです。

なお、体も首も細いことから首輪が抜けやすく、散歩中に飼い主をよく困らせています。ぴったりサイズの首輪を選んでくださいね。

 

イタリアングレーハウンドの飼育時は骨折に注意!

イタリアングレーハウンド
イタリアングレーハウンドは元気いっぱいに走り回り、よくジャンプする犬なので、骨折する可能性が高い傾向にあります。

狭い室内でもお構いなしに駆け回り、飼い主を見ると嬉しさから飛びついてジャンプを繰り返します。そのため室内にいても、体をぶつけて骨折しやすいのです。

また、フローリングの床の場合、滑って転倒する可能性もあります。

家の中では体をぶつけないように、サークルで危険な場所を囲う、滑り止めのマットを敷くなどの工夫をしてあげてくださいね。

 

イタリアングレーハウンドのかかりやすい病気は?

犬_イタリアングレーハウンド
イタリアングレーハウンドは長生きでかかりにくい病気は少ない犬種です。

気をつけるべき病気は、手足・顔面や全身にけいれんがでたり、意識がなくなり、失禁してしまう「てんかん」、眼圧が高くなり、最悪の場合失明してしまう「緑内障」、毛が抜けてしまう「脱毛症」などがあげられます。

イタリアングレーハウンドは体毛が短いため、蚊に刺されやすいという特徴もあります。フィラリアの予防接種と検診をこまめに行うようにしてくださいね。

 

イタリアングレーハウンドを飼うならストレスに注意

イタリアングレーハウンド
イタリアングレーハウンドは繊細で、少しストレスを貯めやすいところがあります。

飼い主に相手にされないことが続いたり、散歩にいけない日が続くとストレスが溜まってしまいます。飼い主の気持ちに敏感な面も持っているため、穏やかに接してあげてくださいね。家の中ではちょこちょこ声をかけてあげると安心してくれますよ。

精神面は体の不調にもつながりますので、こうした配慮も健康のためにとても大切です。

 

イタリアングレーハウンドは寒さに弱く風邪をひきやすい

イタリアングレーハウンドは寒さに弱く、風邪をひきやすい犬種です。屋外で飼うことはせず室内で飼うことが前提の犬種です。

冬場は暖房の効いた場所で飼い、冷え込みが厳しいときは毛布を与えてあげてくださいね。冬の散歩時は服を着せ、冷え込むときには散歩を控えてあげてくださいね。

冬場だけではなく、梅雨時の冷え込む時期、朝晩の気温差が大きい時期は特に注意してください。夏場のクーラーの効きすぎにも注意が必要です。

体調を崩さないようにしてあげると長生きしてくれますよ。

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