シェットランドシープドッグは、シェルティの愛称で知られる人気犬種です。
ふさふさの被毛と優しく愛らしい顔つきに魅了される人も多いですよ。
この記事では、シェットランドシープドッグの性格や特徴、子犬の迎え入れ費用や選び方、しつけや寿命についてまとめました。
目次
シェットランドシープドッグの基本情報

性格
シェットランドシープドッグの性格は、「従順」「責任感が強い」「感受性が豊か」などです。
もともと牧場の番犬として活躍していた犬種なので、吠えやすいという側面もありますよ。
大きさや特徴
男の子 | 体高:35~39cm 体重:8~12kg |
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女の子 | 体高:33.5~37.5cm 体重:8~12kg |
牧羊犬として活躍していたシェットランドシープドッグは、中型犬と小型犬の中間くらいの大きさをしています。
「首から胸にかけての豪華な飾り毛」のほか、「長い鼻」「先端が前に折れた耳」といった特徴があります。
被毛
被毛のタイプはダブルコートで、毛色は
・セーブル
・トライ(ブラック&ホワイト&タン)
・ブルーマール(ブルーマール&ホワイト&タン)
・バイブラック(ブラック&ホワイト)
・バイブルー(ブルーマール&ホワイト)
の5色が認められています。
すべてのカラーには頭、首、胸、四肢、しっぽの先に白いマーキングが入りますよ。
ラフコリーとの違い

ラフコリー | 体高:51~61cm 体重:30kg 毛色:4色 性格:警戒心が強い |
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シェット ランド シープ ドッグ |
体高:30~40cm 体重:9kg 毛色:7色 性格:友好的 |
上記の表を見ると、ラフコリーとシェットランドシープドッグでは、大きさが全然違うことがわかりますね。
大きさ以外にも、額の部分に「額段」という段差があるかどうかで判断することができますよ。ラフコリーは額段が緩やかという特徴があるからです。
シェットランドシープドッグの迎え入れについて

迎え入れにかかる費用
シェットランドシープドッグの迎え入れにかかる費用は、およそ15万円です。
親犬がスタンダードに近い体型をしていたり、ブルーマールやバイブラックといった珍しい毛色をしていたりすると30万円を超える事もありますよ。
迎え入れ方
迎え入れる方法としては、「ペットショップ」「ブリーダー」「里親制度」の3つがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分にあって方法を選び迎え入れるようにしてくださいね。
シェットランドシープドッグの寿命・病気について

シェットランドシープドッグの平均寿命は13~15歳です。日本の家庭犬の平均が14歳と考えると、やや長生きする犬種だといえます。
かかりやすい病気は?
白内障
白内障は、黒目の中心にある水晶体が濁ったり白くなったりした状態で、目が見えにくくなる病気です。
薄暗い時間帯の散歩や部屋の中で物にぶつかったりつまづいたり、明るいときにはなかった様子がみられます。外傷による発症することもありますが加齢や遺伝でも発症する病気で、症状の進行は比較的ゆるやかです。
早期発見できるよう日ごろから愛犬の目の状態を確認しましょう。
甲状腺機能低下症
甲状腺は喉のあたりにある小さな臓器で、甲状腺から分泌されるホルモンは全身の代謝に関係しています。
分泌されるホルモンが少なくなった状態が甲状腺機能低下症で、元気消失、脱毛、太りやすくなる、体温が下がるなどの症状がみられます。
予防方法はないため、定期的な健康診断で早期発見できるようにしてください。
シェットランドシープドッグの食事について

食事量
普段与えているドッグフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。
ただ、体重との換算表は、愛犬が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。
おすすめドッグフード

シェットランドシープドッグには、「カナガンドッグフード」がおすすめです。
カナガンドッグフードの原材料は、全てヒューマングレード(人間用の食品工場で加工出荷された肉・魚・野菜を使用。
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→カナガン(ドッグフード)は安全?原材料を徹底評価!口コミや評判もチェック
シェットランドシープドッグの運動について
牧羊犬として活躍していた犬種で体力があるので、毎日しっかりと運動させるようにします。
1日2回それぞれ1時間程度の散歩に加え、ボール投げやロープ引っ張りなど遊びの要素を取り入れると好奇心を満たしてあげることができます。
エネルギーを発散する時間は必要
必要な運動量が多く欲求が満たせないと、無駄吠えなどの問題行動に繋がる可能性があります。不満が溜まり心身の健康に影響することも考えられるので、運動する時間は必要です。
シェットランドシープドッグのしつけについて
シェットランドシープドッグは従順で学習能力が高い犬種です。飼い主さんとその家族で指示にブレがあると、シェットランドシープドッグとしてどちらの指示が正しいのか分からなくなってしまいます。一貫性のあるしつけをしてください。
また牧羊犬として活躍しつつ、羊から畑を守る番犬のようなポジションにいたこともあって、動くものや音に敏感に反応することも。これらに反応しても「怖くない」と理解してもらうことで、吠えたり追いかけたりしなくなります。
飼い主がリーダーであると教えること
しつけで大切なことは、飼い主がリーダーであるという関係性を理解してもらうことです。
賢い犬種なのでしつけで飼い主さんを困らせることは少ないですが、頼りないリーダーだと思われてしまうと立場が逆転、手に負えない猛犬になってしまうこともあります。
シェットランドシープドッグの飼育環境について
シェットランドシープドッグとの生活をより快適なものにするために、「ケージ」「トイレ用品」「食器類」「首輪やリード」「ケア用品」をまず揃えるようにします。
敷地内に放す場合の対策
牧羊犬をルーツに持つため、自転車やバイクなどを追いかけたり吠えたりすることがあります。敷地内に放す際は、衝動的に走って敷地から出ないよう柵などの対策が必要です。
熱中症対策必須!
ダブルコートで被毛が密集しているため、熱中症対策が必須です。常にエアコンで室温を調整し、水が飲める場所を複数設置しましょう。
シェットランドシープドッグのお手入れについて

お手入れ項目
- 被毛ケア
- シャンプー
- 歯磨き
- 爪切り
- 耳掃除
シェットランドシープドッグとの生活をより良くするためには、日々のこまめなケアが欠かせません。
被毛ケア
ブラッシングは、毎日、換毛期であれば1日2回を目安に行います。
スリッカーブラシで余計なアンダーコートを取り除いた後にコームで仕上げます。
シャンプー
1~2ヶ月に1回を目安に行います。
シャンプー前にブラッシングで余計な抜け毛を取り除いておくと、毛が絡みにくくなってシャンプーしやすくなりますよ。
シャンプーが終わった後は流し残しのないように、丁寧にすすぐことも忘れないでくださいね。
歯磨き
定期的な歯磨きは口腔疾患のケアに繋がります。
指に巻いたガーゼで歯の表面に付着した汚れをふき取るようにします。
爪切り
血管を傷つけないように、爪の先端から少しずつ切るようにします。万が一の時のために止血剤も用意しておくといいですよ。
耳掃除
耳掃除は、耳が汚れているタイミングで行います。
「耳垢が増えた」などいつもと違う様子であれば、病院で診察を受けるようにしてくださいね。
この記事では、シェットランドシープドッグの飼い方について紹介しました。
すでに飼育している、これから飼育を考えている皆様のお役に立てる情報があれば幸いです。