ボーダーコリーの飼い方まとめ!性格や飼育環境、食事、しつけ、寿命・病気は?

ボーダーコリー

ボーダーコリーは運動神経抜群で、賢くて柔軟、行動力が魅力の犬種です。ドッグスポーツファンの人々から長く愛されてきた犬種でもあり、活発で並外れたスタミナを持っています。

アメリカの映画「ベイブ」にも登場していますので、知っている方もいるのではないでしょうか?

この記事では、ボーダーコリーの特徴、性格やしつけの方法といった飼い方のコツをまとめました。

これから飼育したい、気になっているという方は、ぜひ最後まで読んでみて下さいね!

 

ボーダーコリーの基本情報

shutterstock_228636247

歴史

ボーダーコリーは、もともとスカンジナビア半島からイギリスへ持ち込まれたトナカイ用の牧畜犬がイギリスの在来犬種と交配し、牧羊犬としてイギリスの羊毛生産を支える牧羊犬に用いられたといわれています。

 

外見の特徴

ボーダーコリーはがっしりとした力強い体つきをしています。

大きさは男の子で体高53~55cm女の子で50~52cm程度まで大きくなります。体重は14〜20kg程度です。

 

毛色の種類

毛色の種類

  • ブラック&ホワイト
  • ブルーマール
  • レッド
  • トライカラー
  • チョコマール

公認されているボーダーコリーの被毛のバリエーションは、35種類です。

なかでも、黒をベースに顔や首、胸、お腹、足にホワイトが入った「ブラック&ホワイト」が一番ポピュラーですよ。

毛色のほかにも白い模様の入り具合なども異なるため、個体によって雰囲気が大きく違います。

 

ボーダーコリーの性格について

ボーダーコリー

ボーダーコリーの性格

  • 賢い
  • 愛情深い
  • 忠実
  • 警戒心が強い
  • 活発

ボーダーコリー「賢い」「愛情深い」「忠実」「警戒心が強い」「活発」といった性格をしています。

家族や飼い主に対しては愛情深く接し、知らない人に対しては適度に警戒するという聡明さも持ち合わせています。

また、牧羊犬として作業してきた歴史があるため、人と触れ合うことを好む傾向もありますよ。

 

ボーダーコリーの快適な飼育環境について

ボーダーコリー

揃えるもの

揃えるもの

  • ケージ
  • トイレ用品
  • 食器類
  • 首輪やリード
  • ケア用品

ボーダーコリーとの生活をより快適なものにするために、「ケージ」「トイレ用品」「食器類」「首輪やリード」「ケア用品」をまず揃えるようにします。

 

ボーダーコリーの食事について


ドッグフードは「総合栄養食」と表示されているフードを選びましょう。

これは水とドッグフードだけで健康が維持できるフードになります。原材料表示の主原料が「肉類」であることが望ましいですよ。

手作り食を与えたいと考えている方は、「一般食」と表示されているフードがおすすめです。いわば「おかず」のようなものであり、トッピングとして手軽に栄養を追加することができます。

食事量

普段与えているドッグフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。

ただ、体重との換算表は、愛犬が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。

子犬やシニア犬も与える量が違いますので、愛犬の様子を確認しながら調整してくださいね。

 

おすすめドッグフード

モグワンドッグフード
ボーダーコリーにおすすめのドッグフードは「モグワンドッグフード」です。

イギリス産の平飼いチキンとスコットランド産の上質なサーモンがふんだんに使われていて、50%以上が動物性タンパク質でできています。グレインフリーで消化吸収にも優れています。

香料・着色料は不使用なので、安心して愛犬に与えられますね。

キャンペーン実施中!

最大20%OFF!

\詳しくは公式サイトを確認!/

 

ボーダーコリーのお手入れについて

お手入れ項目

  • 被毛ケア
  • シャンプー
  • 耳掃除
  • 歯磨き
  • 爪切り

ボーダーコリーとの生活をより良いものにするためには、日々の小まめなケアが欠かせません。

 

被毛ケア

ブラッシングは毎日、換毛期であれば1日2回を目安に行います。

スリッカーブラシで余計なアンダーコートを取り除いた後にコームで仕上げます。

 

シャンプー

1~2ヶ月に1回を目安に行います。

シャンプー前にブラッシングで余計な抜け毛を取り除いておくと、毛が絡みにくくなってシャンプーしやすくなりますよ。

シャンプーが終わった後は流し残しのないように、丁寧にすすぐことも忘れないでくださいね。

 

耳掃除

耳掃除は、耳が汚れているタイミングで行います。

専用のクリーナーなどを使って掃除してあげましょう。

「耳垢が増えた」「悪臭がする」などいつもと違う様子であれば、病院で診察を受けるようにしてくださいね。

 

歯磨き

定期的な歯磨きは口腔疾患のケアに繋がります。

指に巻いたガーゼで歯の表面に付着した汚れをふき取るようにします。

 

爪切り

血管を傷つけないように、爪の先端から少しずつ切るようにします。万が一の時のために止血剤も用意しておくといいですよ。

 

ボーダーコリーの運動について

ボーダーコリーは運動能力の高い牧羊犬なので、1日2回それぞれ1時間程度の運動が必要です。

牧羊犬にとって運動不足はストレスのもとであり、病気や体調不良、気性の荒さにつながってしまうからです。

毎日の散歩の他に、ドッグランに行ったり、フライングディスクやアジリティなどの知的な遊びもおすすめですよ。

 

ボーダーコリーのしつけについて

ボーダーコリー

しつけの3つのコツ

  • 叱るときは低い声で厳しく
  • 上手にできたときは褒める
  • 飼い主さんが先に行動する

ボーダーコリーのしつけでは、飼い主がリーダーであるという関係性を理解してもらうことが大切です。

賢い犬種なので、飼い主さんが曖昧な態度を取っていると言うことを聞かなくなってしまうからです。

しつけを始めるタイミングは、ボーダーコリーを家に迎え入れた日からです。

失敗したことを叱るよりも、「成功したこと」や「飼い主さんにとって良い」と感じた際に、たくさん褒めることを重点的に行いましょう。

本能欲求を満たしてあげよう

しつけをしているのに「破壊行為」「吠える」「噛む」など問題行動を起こす場合は、ストレスが溜まっている可能性があります。

散歩だけでなく、ボール遊びやおもちゃの引っ張り合いなどを取り入れ、欲求を満たしてあげましょう。

賢い犬だけにしつけがうまくいかない場合もありますので、プロに相談することもおすすめです。

 

ボーダーコリーの寿命・病気について

ボーダーコリー

寿命

ボーダーコリーの寿命

  • 10~15年

ボーダーコリーの平均寿命は、10~15年です。

できるだけ長い時間を一緒に過ごせるように、ボーダーコリーがかかりやすい病気の知識を蓄えておくことはとても重要です。

 

病気

気をつけたい病気

  • 股関節形成不全
  • コリー眼異常
  • セロイド リポフスチン症(CL病)
  • 白内障
  • 進行性網膜位縮症

ボーダーコリーのかかりやすい病気の中には、遺伝性のものもあれば日頃の生活習慣によって対策可能なものもあります。

「股関節形成不全」は股関節がかみ合わなくなる病気であり、遺伝的な要因以外にも肥満激しい運動が原因で発症します。

可愛いからと沢山ごはんを与えたり、運動が大切だからと厳しいトレーニングを行うことはやめましょう。

病気についての詳しい内容は下記の記事を参考にしてください。

 

ボーダーコリーの迎え入れ

ボーダーコリー

この項目では、ボーダーコリーの飼育に向く人、迎え入れ先、迎え入れにかかる費用について紹介します。

 

飼育に向く人

ボーダーコリーの飼育に向く人は、「十分な運動量を確保できる人」「きちんとしつけできる人」です。

運動量が不足すると問題行動に繋がりますし、きちんと上下関係が築けないと賢い犬種なので手に負えなくなってしまいます。

逆に、初めて犬を飼育する方には向かない犬種かもしれません。

 

迎え入れ先

ボーダーの迎え入れ先は、「ブリーダー」「里親」「ペットショップ」などです。

ボーダーコリーレスキューネットワークなどの里親制度もありますよ。

 

迎え入れにかかる費用

ボーダーコリーの子犬価格

  • 20万~50万円

ボーダーコリーの迎え入れにかかる費用は、およそ20万~50万円です。

一般的な「ブラック&ホワイト」以外のカラーや、顔にブレーズ(顔の白いライン)が入っている子は価格が高くなる傾向がありますよ。

そのほか、血統書を持っている子や女の子も相場が高くなる傾向にあります。

 

犬の選び方

ペットショップやブリーダーさんから迎え入れるのであれば、「コロコロとまん丸な体型」で「お腹が少しぷっくりとしている」個体の方が健康的です。

また歩き方に違和感がないか、毛並みにツヤがあるか、瞳が澄んでいるかなども健康的な子犬を見分けるポイントです。

 

まとめ

ボーダーコリー
いかがでしたでしょうか?

この記事では、ボーダーコリーの飼い方について紹介しました。

牧羊犬として活躍するボーダーコリーは、しつけや運動が非常に大切な犬種であることが分かったと思います。

そのため初めて犬を飼育するという方には少し難しいかもしれませんね。

しつけは、愛犬が快適に人間社会を暮らしていくためにも重要な事です。

難しいと感じる事や、不安なことがあれば、プロに相談することもオススメです。

すでに飼育している、これから飼育を考えている皆様のお役に立てる情報があれば幸いです。

 

↓犬種210種類まとめ記事を読む↓