犬の吠え方には様々なパターンがあります。
犬は高い声や低い声・吠える長さや回数などを使い分けて、様々な感情を表現していますよ。
この記事では、吠え方でわかる愛犬の気持ちや無駄吠えにあたる吠え方についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
「クンクン」と吠えるのは?
おねだり
子犬が母親に対して出すようなクーンクーンという甘えたような高い声は、要求を表しています。
「遊んでほしい」「お腹がすいた」「喉が渇いた」「トイレに行きたい」「寂しい」などのおねだりや甘えを声を出して飼い主さんにアピールしていますよ。
普段と様子が違ったら要注意!
稀にですが、体に不調を感じていて不安になっている時にもクンクンと鳴くことがあります。
普段と違う様子が見られたら病院などで診察を受けるようにしてくださいね。
「クンクンワンワン 」と吠えるのは?
要求
クンクンワンワンと吠える時は、飼い主さんに対する要求を表しています。
飼い主さんを見上げながら吠えていることが多く、「餌やおもちゃが欲しい」「散歩に行きたい」などの要求がある時にみられますよ。
「ワンワンワン!(甲高い声)」と吠えるのは?
興奮
ワンワンワン!と高めの声で何度も吠え続ける場合は、犬が興奮している時の吠え方で興奮吠えといわれます。
「飼い主さんが帰ってきた」「誰かが来た」「他の犬に会った」「遊びたい」時などにみられますよ。
「ウーウー、ワン!ワン!」と吠えるのは?
警戒や威嚇
ウーウーと低い声でうなりながら太い声でワン!と吠える場合は、何かに対する警戒や威嚇を表す縄張り吠えです。
「来客」「知らない人が近づいてきた」「家のチャイムが鳴った」など、自分の縄張りに侵入者が入ってきた時に仲間に知らせよう、追い出そうとして、このような吠え方をしますよ。
「ヒーンヒーン」と吠えるのは?
トイレの要求
ヒーンヒーンと少し細い声で吠える場合は、トイレを要求しています。
自由にトイレに行き来できる環境下ではあまり耳にしませんが、ケージに入っていたり外でしかトイレをしないような環境で生活している犬だと、トイレを我慢しているときにこのような吠え方で鳴くことがあります。
「グルルー、グルルー」と吠えるのは?
警告
喉を鳴らして低く唸るような吠え方は警告を意味し、近付くと攻撃するぞという意思を表しています。
「見知らぬ人や犬が近づいてきた」「自分のおもちゃや餌を誰かに取られそうになった」ときなどに警告の意味を込めてこういった唸り声を出しますよ。
犬の警告を無視して近付いたり無理に取り上げようとすると、攻撃してきて噛まれることもあるので注意してくださいね。
「ハァーハァー」と吠えるのは?
ご機嫌
尻尾を振りながら少し息を荒げるようにハァーハァーと声を出す場合は、ご機嫌な事が多いです。
尻尾を振るなどのボディランゲージからもわかるように、何か嬉しいことがある状況や遊んでいる時などに耳にすることが多いですね。
愛玩動物看護師 渡邉鈴子さん
インターネットに画像付きで、犬のボディランゲージの説明が載っています。もしこの行動はどんな気持ちなんだろうと思ったら「犬 ボディランゲージ イラスト」などと検索をかけて確認してみるといいでしょう。
「無駄吠え」にあたるのは?
クンクン
クンクンワンワン
ワンワンワン(甲高い声)
ウーウー、ワン!ワン!
上記で紹介した吠え方の中で1・2・3・4番目に紹介した鳴き方は、要求や興奮からくる吠え方なので無駄吠えになります。
必要のない要求や無駄に興奮している場合は無視やコマンド(命令)などを上手に使ってしつけをすれば、スムーズにやめさせることが出来ますよ。
愛犬の吠え方が無駄吠えにあたるのか、そうではないのかをしっかりと判断し対処することがより良い関係を築く第一歩になることを忘れないでくださいね。
何を考えているのだろう?
犬の吠え方には様々な感情や意思が表れています。
この記事で紹介しているのはごく一部ですが、吠え方や表情・しぐさから愛犬がどんなことを考えどう感じているのかをある程度読み取ることが出来ますよ。
よりよい関係を築くためにも、普段から愛犬の吠え方や鳴き声に耳を傾けてみてくださいね。