吠える愛犬!無駄吠えはどうしつける?対策まとめ

犬を飼っている人の中には、愛犬の無駄吠えに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

無駄吠えのしつけは容易ではないですが、早い段階で矯正しておかないと犬にとっても飼い主さんにとっても不幸になってしまいますよ。

この記事では、愛犬の無駄吠え対策についてまとました。せひ参考にしてくださいね。

 

愛犬の無駄吠え、しつけの基本方針は?

犬

無駄吠えをしつける際の基本方針

  • 正の強化・正の弱化

犬の無駄吠えをしつけ直す際は、正の強化・弱化を使い分けるのがおすすめです。

無駄吠えをしたしたら罰を与える正の弱化、無駄吠えをやめておとなしくなったら褒美を与える正の強化の両方をうまく使いこなしてしつけるようにしてくださいね。

 

愛犬の無駄吠え、しつけの方法は?

犬

無駄吠えのしつけ方法

  • 無視
  • フォーマットトレーニング
  • 天罰方式
  • しつけグッズ

無駄吠えの代表的なしつけ方は「無視」「フォーマットトレーニング」「天罰方式」「しつけグッズ」の4つです。

 

無視

要求吠えのしつけとして最も一般的なのが「無視」です。

餌や散歩など犬が要求して吠え続けている間は、怒ったりせず徹底的に無視し続けてください。犬があきらめて静かになったら、犬の要求を満たしてあげます。

どんなに吠えても要求に応えてもらえない、静かにしていると良いことがあると犬に学習させることが大切ですよ。

 

フォーマットトレーニング

フォーマットトレーニングとは、「オスワリ」「マテ」といった基本的なアクションを行うことで犬の状態を初期化(フォーマット)するトレーニングです。

基本的なオスワリ・マテが出来るようにアイコンタクトをとりながら教え、ごはん・散歩・グルーミング・マッサージ・遊びなど犬と何かを行う前には必ずオスワリとマテを行うようにしてください。

楽しいことをする時やリラックスする時にフォーマットする癖をつけておくと、問題行動を起こした時にフォーマットの指示を出すだけで気持ちを正常に戻すことができるため無駄吠えを止めさせられます。

 

天罰方式

天罰方式とは、犬が問題行動をしたときに大きな音や嫌なニオイを出して驚かせることで無駄吠えを止めさせる方法です。

小石や小銭を入れたペットボトルを投げて音を出す、リモコンで音を出す、気づかれないようにお酢などを薄めたスプレーを犬に吹きかけるなどの方法がありますよ。

 

注意点

天罰と思わせることが大事なので、飼い主さんがしていると気づかれないようすることが大切です。

犬の性格によっては、恐怖心を抱くなど逆に吠える行為の助長に繋がる場合もあるので細心の注意を払うようにしてくださいね。

 

無駄吠えしつけグッズ

吠える音に反応して犬の嫌いな臭いが出る首輪や、リモコンで音や臭いが出るものなど様々なしつけグッズが販売されています。

最近では、吠えると犬の嫌いな音を出すアプリも配信されていますよ。

 

注意点

しつけグッズは犬を驚かせるのに役立ちますが、根本的な解決策にはならないことを理解しておいてください。

使い続ければ犬は刺激に慣れますし、逆にストレスが悪影響を及ぼすこともあるので、様子を見ながら慎重に使うようにしてくださいね。

 

犬の無駄吠えはどうしつける?

犬
無駄吠えの種類 対策法
要求吠え 無視
不安吠え 短時間の留守番を繰り返し、慣れさせる
恐怖吠え 恐怖の原因を取り除く
縄張り吠え 無視
痛み吠え 痛みの原因を病院で治療する
副作用吠え 薬の投薬量を減らす
認知症 病院で相談
つられ吠え 吠え癖のある犬をしつける

犬の無駄吠えにも、様々な原因があります。

原因によって相性の良いしつけ法も変わるので、適したしつけ法がどれかをしっかり吟味することが大切ですよ。

 

要求吠え

要求吠えには、無視がおすすめです。

吠えている時には絶対要求に応じないようにしてください。要求吠えしている場合は、ご飯の時間でも吠え止むまであげてはいけません。

犬が静かにしていたら良いことがあるんだと思えるように、落ち着いてるときに欲求を満たしてあげたり、ご褒美をあげるようにしてください。

 

不安吠え

不安吠えの原因で多いのは、分離不安です。

留守番が苦手な犬は一人でいることに不安を感じてしまうので、短い留守番を繰り返し慣れさせてあげることが大切です。お気に入りのおもちゃなど夢中になれるものを事前に渡しておくことも不安解消に役立ちます。

 

恐怖吠え

恐怖心によって吠えている場合は、恐怖の原因になっているものを取り除いてあげることで無駄吠えが解消できることもあります。

何が犬に恐怖を与えているのかを判断し、犬にとって脅威となっているものを生活環境から排除するようにしてください。

 

縄張り吠え

来客や窓の外に向かって吠える縄張り吠えには、無視がおすすめです。

吠えている時に声をかけるなどのアクションを飼い主さんがとると、応援されていると勘違いしてしまうこともあるので無視するのが一番ですよ。

愛犬が吠えなかったときに、たくさん褒めてあげてください。フォーマットトレーニングを習得している犬なら、フォーマットの指示を出して気を逸らすという手もありますよ。

 

痛み吠え

痛み吠えは、治療で痛みの原因を取り除くことで解消できます。

痛みを訴えているような吠え方をしているのであれば、早めに病院へ連れていくなどの対処をしてあげてくださいね。

 

副作用吠え

投薬の副作用で吠える場合はしつけで解決することはできません。

糖質コルチコイドの薬には副作用があることが分かっているので、出来る限り使用しないようにすることが大切です。治療にどうしても必要な場合は投薬量を減らせるかどうか医師に相談してみてください。

 

認知症

認知症による無駄吠えをしつけで解決するのは困難です。

ただ、認知症を患っている犬が吠える時は不安や寂しさを感じている場合が多いので、たくさんコミュニケーションをとるようにして不安を和らげてあげることが大切ですよ。

 

つられ吠え

つられ吠えは、つられて吠える犬ではなく、吠える犬を吠えさせないようにしつけることで解消できます。

よその犬や救急車のサイレンなどにつられて吠えてしまう場合には、吠えた時に気を逸らすことが出来るフォーマットトレーニングや天罰方式が有効ですよ。

 

犬の無駄吠え、しつけ教室を利用する?

犬

犬の無駄吠えを止めさせたいと考えているのであれば、しつけ教室を利用する方法もあります。

しつけ教室は、トレーニング方法・トレーナーの考え方・相性・教室の雰囲気・料金なども様々なので愛犬に合った教室を選んであげてください。

飼い主と一緒に通うタイプの教室では個別レッスンやグループレッスンがあり、預けてトレーニングしてもらう場合は1日から長期までしつけ内容によって選べます。また、トレーナーが家に来て家庭環境の中でしつけのアドバイスをしてくれるようなところもありますよ。

 

焦らないことが大事!

犬

犬の問題行動は様々ありますが、無駄吠えは近所に迷惑がかかったり、トラブルの原因になることもあるので必ず解決しなければなりません。

まずは吠える原因を見つけることから始めて、焦らず実行するようにしてくださいね。