サモエドの大きさや体重、特徴は?日本スピッツとの違いは?

極寒のシベリアで古くから作業犬として活躍していたサモエドは、原産地の地名から別名シベリアン・スピッツとも呼ばれています。

ふわふわの被毛と友好的で穏やかな性格が人気で、CMやTVなどに起用されることもありましたよ。

この記事ではサモエドの大きさや特徴、日本スピッツとの違いについてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

 

サモエドの大きさ、体重は?

サモエド

大きさ

  • オス: 体高54~60㎝
  • メス: 体高50~56㎝

体重

  • オス: 25~32㎏
  • メス: 18~25㎏

サモエドの体高はオスが54~60㎝、メスが50~56㎝です。体形は典型的なスピッツの体つきをしていて、体長は体高より少し長くなっています。

体重は20㎏前後で大きめの中型犬または小さめの大型犬に分類されますが、被毛にボリュームがあるので実際の体重よりも大きく見えますよ。

 

サモエドの特徴は?

サモエド

特徴

  • ダブルコート、厚い皮下脂肪
  • 強靭な体力・筋力
  • サモエドスマイル
  • ブリックイヤー

サモエドの特徴は、「ダブルコート、厚い皮下脂肪」「強靭な体力・筋力」「サモエドスマイル」「ブリックイヤー」の4つです。

 

ダブルコート、厚い皮下脂肪

ダブルコートは、二重構造になっている被毛のことです。

長さのあるオーバーコート(上毛)の根元に密集したアンダーコート(下毛)が生えているので、寒冷地域の寒さにも耐えることができますよ。

また、サモエドは被毛以外に厚い皮下脂肪を持っているので、厳しい寒さから身を守ることができ極地でも問題なく活動することが出来るのです。

 

強靭な体力・筋力

サモエド族と共同生活を送っていたサモエドは、強靭な筋力と体力を持ち合わせていたので作業犬として様々な役割を果たしてきました。

狩猟の手伝いをしたり、飼育しているトナカイの番をしたり、更にはそり犬として重い荷物を引いたりもしましたよ。ノルウェーやイギリスにおける極地探検のため採用されたこともあります。

 

サモエドスマイル

サモエドのマズル※1は尖った長めの形で、口角は上向きにカーブを描いています。

笑っているかのように見える可愛らしい表情は「サモエドスマイル」と呼ばれ、見る人をハッピーな気分にさせてくれますよ。

※1口周り

 

ブリックイヤー

日本スピッツなどと同じく尖ったプリックイヤー(立ち耳)もサモエドの特徴の一つです。

ふわふわした頭からピンと立った耳がサモエドらしいシルエットを作っていて、とても可愛らしいですよ。

 

サモエドの毛色の種類は?

サモエド

毛色の種類

  • ピュア・ホワイト
  • ホワイト・ビスケット
  • クリーム

サモエドの毛色は「ピュア・ホワイト」「ホワイト・ビスケット」「クリーム」の3種類です。

 

ピュア・ホワイト

ピュア・ホワイトは、真っ白な毛色です。輝くような白さはとても美しく、上品さを醸しだしていますよ。

 

ホワイト・ビスケット

ホワイト・ビスケットは、ホワイトベースにやや明るめのブラウンのラインが入った毛色のことです。

根元の方に少しだけ茶色が入った目立たないものから、耳や体の表面に表れるものまで様々ですよ。

 

クリーム

ホワイトと同じく単色ですが、ホワイトより微妙に黄みがかったクリーム色の毛色です。

真っ白に比べると少し温かみがある色をしていますよ。

 

サモエド、日本スピッツとの違いは?

サモエド

日本スピッツとの違い

  • 大きさ
  • 毛色
  • 社交性

サモエドと日本スピッツの違いは「大きさ」「毛色」「社交性」の3点です。

 

大きさ

サモエドと日本スピッツの一番の違いは、大きさです。

日本スピッツは体高が30~38cmほどで小型犬に分類されますが、サモエドは大きめの中型犬に分類されますよ。

 

毛色

日本スピッツは単色の「純白」のみが認められていますが、サモエドは「ホワイト」の他にも「クリーム」や「ホワイトビスケット」が認められています。

 

社交性

日本スピッツは人見知りをする個体も多いですが、サモエドは穏やかで社交的な性格をしている子が多いですよ。

 

とっておきの癒しに!

サモエド

サモエドは大きめの犬ですが、長年人間と暮らしてきた歴史や被毛の特徴から考えても室内飼いがおすすめです。

被毛のお手入れは少し大変ですが、ふわふわのサモエドと一緒にお昼寝したり遊んでいると、心身ともにとても癒されますよ。

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