ゴールデンレトリバーのサマーカットはキケン?なぜ?

さっぱりした見た目が良い!という理由から愛犬にサマーカットをする飼い主さんも多いですよね。

しかし、毛を刈り取ってしまうことは、実は危険だといわれているのをご存知ですか。

この記事では、犬の被毛の役割やサマーカットの注意点をまとめました。

 

なぜサマーカットしようとする?

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サマーカットをする理由として多いのは、「暑そうで可哀想」だからというものです。

たしかに1年中毛皮のコートを羽織っているようで、暑苦しく見えてしまいますよね。

また、被毛が長いと絡まったり、抜け毛が落ちたりして大変という理由で切ってしまう飼い主さんもいらっしゃいます。

 

そもそも被毛の役割は?

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毛の役割

  • 体温調節
  • 細菌・寄生虫・病原菌の攻撃を受けやすい
  • 保温・断熱材
  • 外的刺激から皮膚を守る

 

体温調節

環境に適応するように進化してきたため、人には暑そうに見えても夏には夏の冬には冬の被毛の役割があります。

人間側の都合で全部カットしたり極端に短くしたりすることは、体温調節の機能を損なうことにも繋がります。

 

細菌・寄生虫・病原菌の攻撃を受けやすい

被毛は、細菌や寄生虫・病原菌などの感染から守る役割を持っています。

被毛があることで、外部から侵入することを難しくさせているのです。

 

保温・断熱材

被毛には、断熱材のような役割もあります。

被毛の間に空気の層ができることで、内側にある体を守っていますよ。

冬場であればコートのような保温の役割、夏場であればクーラーボックスのような保冷の役割を果たしてくれているのです。

 

外敵刺激から皮膚を守る

被毛には、直射日光や紫外線から皮膚を守る働きもあります。

被毛がなくなると皮膚は無防備な状態になってしまうので、怪我しやすくなってしまうのです。

 

もしカットしたい場合は?

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「短くしすぎない」「ハサミやバリカンを使わない」ことを心がけます。

上記でもお伝えしたように、短くしすぎると外部からの刺激に対して無防備な状態になってしまいます。

また、ハサミやバリカンを使ってしまうと、「毛色が変わる」「毛質が悪くなる」「長さにムラが出る」といった影響がでやすいからです。

 

人間側の勝手な判断で決めない!

暑そうに見えたから、被毛をカットしたら愛犬が病気や怪我をしてしまった。そうなってしまったら本末転倒ですよね。

犬の被毛にはきちんとした役割があるので、それを十分踏まえた上で様々なカットスタイルを楽しんでみてくださいね。

 

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