「深山(ミヤマ)」という名前の通り標高の高い場所に生息するクワガタで、冠状突起という特徴的な頭の形で知られています。体の表面に細かい褐色の毛が生えており、渋い色合いなのも人気のひとつです。
この記事では、クワガタムシの中でも特に人気の高いミヤマクワガタの購入価格や、購入方法、飼育に必要となる道具についてまとめました。
この記事でまとめたこと
ミヤマクワガタの販売価格は?
ミヤマクワガタは大きい個体になるほど高額になります。体長50mm以下の小さなオスは1,000円程度で購入できますが、体長70mmを超える大型のオスには1万円以上の値段がつくこともあります。
通信販売で生体を購入するとクール便で送られてくるので、送料が高くなる可能性があります。利用する際は、送料も含めて値段を比較するのがオススメですよ。
ミヤマクワガタの購入方法は?
ミヤマクワガタは、カブトムシやクワガタムシを取り扱う専門店で購入できます。昆虫を取り扱うインターネットショップを利用して、通信販売で購入することもできますよ。ホームセンターの中にはクワガタを販売している店舗がありますが、ミヤマクワガタは暑さに弱いデリケートな品種なので、気温の高い地域のホームセンターでの取り扱いは少ないです。同じ理由で地域によっては専門店にも置かれない場合があるので注意してくださいね。
飼育に必要なグッズの値段は?
ミヤマクワガタを飼育するには、飼育箱などの道具が必要になります。飼育箱は大きさによって値段が変わりますが、大きいサイズのものでおよそ1,500〜2,000円程度で購入可能です。
飼育箱を用意したら、次に飼育箱の床に敷く昆虫マットが必要になります。昆虫マットとは、クヌギなどの広葉樹のチップに菌床材を混ぜあわせたものです。販売価格は10L入りで500円程度です。ほかにも、ミヤマクワガタの飼育には餌となる昆虫ゼリーや餌を入れる皿木、登り木などが必要になりますが、皿木はおよそ120〜150円、登り木は高いものでも300円程度で購入ができます。
ミヤマクワガタの飼育に必要な道具はどれも手軽に入手が可能です。基本的には高額な費用をかけずに飼育できますよ。注意点として、ミヤマクワガタは暑さに弱い昆虫であり、暑い時期にはクーラーで部屋の温度を調整してあげる必要があります。飼育にある程度の電気代がかかるという点は、覚えておいたほうがよいですね。
ミヤマクワガタの購入、飼育は高額な費用をかけずに行なえます。注意点もありますが、きちんと管理すれば長生きしてくれるので、興味のある方はチャレンジしてみてくださいね。
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