ティーカッププードルは、ティーカップにもすっぽり収まってしまうほど小さいトイプードルです。
この記事では、ティーカッププードルの性格や特徴、子犬の迎え入れ費用や迎え入れ方、しつけや寿命についてまとめました。
ティーカッププードルの基本情報

ティーカッププードルとは
ティーカッププードルとは、アメリカで生まれたとても小さなプードルのことです。
ただ、JKCによるプードルの区分には「ティーカップ」がないため、トイプードルのサイズの1つとして判断されます。
他のプードル種との違い
種別 | 成犬時の体重 |
---|---|
ティーカッププードル | 2kg以下 |
タイニープードル | 2~3kg |
トイプードル | 3kg前後 |
他のプードル種との違いは、「体重の重さ」です。
ペットショップやブリーダーの間では、生後6~7週目(45日前後)の体重が400~500gのプードルをティーカップとしていることが多いですね。
歴史
ティーカッププードルが一躍有名になったのは、今から10数年前にアメリカで発刊された雑誌に載った一枚の写真です。
その写真にはティーカップにすっぽりとはまったプードルの子犬が写っていました。この写真が瞬く間に世界中に広がり反響をよんだことで、ティーカッププードルの歴史が始まりましたよ。
現時点ではFCIやJKCでは公認されていませんが、アメリカなどでは愛好家によって団体が設立されているので、将来的には別犬種として正式に認められる可能性はあります。
性格
性格はプードルのままなので、賢く人懐っこいです。
社交性もあるので他の動物や小さなお子さんがいる家庭にも向いていますし、良い遊び相手になってくれますよ。
大きさや体重
公認されていないため標準は決まっていませんが、成犬時の大きさが体高23cm以下、体重2kg以下をティーカッププードルとしていることが多いです。
毛色
「ブラック」「ホワイト」「ブラウン」の3色が基本色です。
その他に、基本色から派生した「グレー」「シルバー」「ブルー」「クリーム」などがあります。2色以上のパーティーカラーもありますよ。
ティーカッププードルの迎え入れについて

迎え入れの方法
「ブリーダー」「里親制度」からの迎え入れが、メインとなります。
それぞれの方法にメリットや注意点があるので、自分に適した方法で迎え入れるようにしてくださいね。
迎え入れ費用
ティーカッププードルの迎え入れにかかる費用は、およそ30万円です。
ただ、「受胎率が低い」「1回の出産で生まれる数が少ない」などの理由から50万円を超えることも珍しくないですよ。
選び方
可能であれば、親犬や兄妹犬のサイズを確認できると将来の大きさが予想しやすいです。
マズルや顔全体のパーツが小さく、首や足が短い子を選ぶと良いとされていますよ。
名前
男の子であれば「ココア」や「チョコ」、女の子は「モコ」や「モカ」といった名前をつける飼い主さんが多いですね。
ティーカッププードルの飼育グッズについて

ティーカッププードルとの生活をより快適なものにするために、「ケージ」「床剤」「トイレ用品」「食器類」「首輪やリード」「ケア用品」をまず揃えるようにします。
ティーカッププードルの食事について

食事量
普段与えているドッグフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。
ただ、体重との換算表は、愛犬が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。
おすすめドッグフード

ティーカッププードルには「モグワン」がおすすめです。
愛犬にとって最も欠かせない「動物性タンパク質」が全体の50%以上を占めているので、良質な動物性タンパク質を効率よく摂取することができますよ。
香料や着色料が不使用なのも嬉しいですね。
ティーカッププードルのしつけについて

飼い主がリーダーであるという関係性を理解してもらうことが大切です。
賢い犬種なので飼い主さんを困らせることは少ないですが、関係の構築が出来ていないとワガママになり、手に負えない猛犬になってしまうこともあるからです。
ティーカッププードルの散歩について

ティーカッププードルの散歩は、1日2回それぞれ15分程度を目安にするといいですよ。
ただ華奢な体型なので、時間にこだわるのではなく体調をみながら調整してあげてくださいね。
ティーカッププードルの被毛やカットスタイルについて

ティーカッププードルの被毛はふわふわの巻き毛で、ぬいぐるみのような手触りをしています。シングルコートなので抜け毛も少ないですよ。
カットスタイルは、トイプードルと同じように「テディベアカット」「モヒカンカット」「アフロカット」などを楽しむことができます。
サムネイル D
ティーカッププードルの寿命・病気について

寿命
ティーカッププードルの寿命は13年前後で、小型犬の中でも比較的長めです。
「食事」「ストレス」「病気の早期発見・治療」の3つに気をつけることで、より長い時間を共有することもできますよ。
気をつけたい症状・病気
「涙やけ」「膝蓋骨脱臼」「免疫介在性溶血性貧血」「糖尿病」などに注意が必要です。
サムネイル E
まとめ

この記事では、ティーカッププードルの飼い方について紹介しました。
すでに飼育している、これから飼育を考えている皆様のお役に立てる情報があれば幸いです。
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