柴犬のしつけまとめ!吠える、噛む、拾い食いの原因と対処法は?

大事だと分かっているけど、おそろかにしがちな「しつけ」。

愛犬の吠え癖や噛み癖が直らない、散歩中の拾い食いに困っている。そんな飼い主さんも多いのではないでしょうか。

この記事では、柴犬が吠える、拾い食い、噛む時の原因としつけ対処法などについてまとめました。

 

柴犬の赤ちゃん、しつけは?産まれてすぐは親元で過ごすことが重要

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生後2~3ヶ月は、親元で過ごしていることが重要です。

この期間は、環境に慣れたり他の犬との関わり方や人との関わり方を学んだりする大事な社会化期だからです。

過剰に人や他の犬を怖がってしまうような子は、社会化期に両親や兄弟と過ごす時間が短かったと推測できますよ。

 

柴犬をしつけるときの基本的な考え方

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しつけのポイント

  • 好ましい行動を取ったら褒める
  • 犬の目線に立って対処する

犬がとる行動の多くは犬にとって自然な行動であり、犬自身に問題があるとは限りません。

どうして愛犬がそのような行動をとったのか、その原因を把握した上で対処することが大切ですよ。

 

柴犬が吠える原因は2種類ある?

柴犬

吠える原因

  • 警戒・威嚇のため
  • ストレスのため

柴犬が吠える原因の1つは、犬本来の性質である「警戒・威嚇」です。

家族以外の人や他の動物が庭に勝手に入ってきたり、気候や地震などでいつもと環境が違ったりする際に吠えることがあります。

もう1つは「ストレス」です。

運動量が足りない、一緒に遊ぶ時間が少ないなどでストレスが溜まってしまい、それを訴えるために吠えているのです。

 

柴犬の「吠え癖」の原因としつけ方は?

柴犬

前提として、犬は吠える動物なので吠える行為をやめさせることはできません。

吠える場合は原因を考え、愛犬の気持ちをくみ取って対処することが大切ですよ。

 

原因

吠え癖の原因としては、「警戒」「ストレス」などが考えられます。

もともと警戒心が強く飼い主さん以外には懐きにくい性格なので、見知らぬ人に対して過剰に反応し吠えてしまうのです。

また、飼い主さんとのコミュニケーションや運動量が不足していることでストレスが溜まっているのかもしれません。

 

しつけ方

警戒心の強さが原因であれば、他の人や犬と触れあう経験を積極的に作り、吠える必要がないということを学んでもらうことが大切です。

ストレスが原因であれば、時間を作って一緒に遊ぶ機会を設けたり、ドッグランなどに行って目一杯走り回らせてあげるといいですよ。

 

柴犬の「噛み癖」の原因としつけ方は?

柴犬

愛犬に噛まれるとビックリしてしまいますが、必ず原因があります。

 

原因

噛む原因としては、「遊びの一環で噛む」「触られるのが嫌で噛む」などが挙げられます。

稀にですが病気が原因で噛むこともあるので、愛犬の様子をよく観察して気になることがあれば診察を受けるといいですよ。

 

しつけ方

遊びの一環で噛みついてしまう場合は、「痛い」と冷静に伝えて遊びを中断します。

人の手に噛みついたら、楽しいことが終わってしまうと学んでもらうことが大切ですよ。

触られることが苦手で噛んでしまう子の場合は、「触られることに慣れさせる」ことから始めます。首や体に軽く触れながら、優しく愛犬の名前を呼びおやつをあげる、という動作を繰り返し行うといいですよ。

 

柴犬の「拾い食い」の原因としつけ方は?

柴犬

散歩中の行為で多くの飼い主さんを悩ませているのが「拾い食い」です。

 

原因

単なる「好奇心」のほか、「飼い主さんに構ってほしい」というアピールから拾い食いしてしまうことがあります。

 

しつけ方

散歩中に拾い食いしそうなものを見つけたら、まずは愛犬の注意をそらせるようにします。

名前を呼ぶなどして気をそらせ、拾い食いをしなかったら褒めます。上手にできたときは、ご褒美のおやつをあげるといいですよ。

 

柴犬の「散歩」のしつけ、ポイントは?

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散歩の時に気をつけたいのが、他の散歩中の犬や人に対して攻撃的になってしまうことです。

恐怖心や警戒心が原因になっていることが多いので、少しづつ外の社会に慣れてもらうことが大切ですよ。

愛犬に飼い主さんに合わせて歩く「リーダーウォーク」を覚えてもらうのもおすすめです。事故や怪我の予防にも役立ちますよ。

 

柴犬の「留守番」のしつけ、ポイントは?

柴犬は自分の時間を好む傾向があるため、留守番もきちんとこなしてくれる子が多いです。

ただ、留守番前にソワソワしたり不安そうな様子をしたりしている場合は、きちんと心のケアをしてあげてください。

留守番前に「長めに散歩に行く」「長めにおもちゃで遊んであげる」など一緒に過ごす時間を作ってあげるといいですよ。

 

柴犬の「歯磨き」のしつけ、ポイントは?

口元を触るため嫌がる子も多いですが、人間と同じように歯磨きは必要です。

犬の口の中はアルカリ性で雑菌が繁殖しやすく、歯みがきをしないと歯周病になってしまうからです。

毎日のコミュニケーションの中で口元を撫でることから始め、少しづつ慣れてもらうようにします。「口を触られる=嫌なこと」と思わせないように、焦らずゆっくりやるのがコツですよ。

 

しつけを総合サポート、無理せず学べる「こいぬすてっぷ」

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「こいぬすてっぷ」は、子犬期におけるしつけの不安解消をサポートしてくれるしつけグッズです。

獣医行動診療科認定医である荒田獣医師が監修を務めているので、専門家がオススメするしつけをご自宅で実践することができますよ。

愛犬の気持ちを満たす遊び方や「散歩のしかた(リードワーク)」、「甘噛み」「無駄吠え」への対処方法など子犬の成長に合わせたしつけ方がより丁寧に紹介されています。

子犬期だけでなく成犬以降も活用できる内容になっているので、検討してみてくださいね。

 

柴犬は賢いからこそ早めにしつける

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柴犬は賢く、飼い主さんに教えてもらったことは、成犬になって年をとっても覚えているといわれています。

「しつけ」というと気難しく感じるかもしれませんが、一度にたくさんのことをしなくても大丈夫ですよ。

楽しみながら、少しずつステップアップしていってくださいね。

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