老犬が歳を重ねると、若かった頃のようには生活できなくなるものです。
年老いた愛犬の散歩に対して「散歩は体の負担になるのでは?」「どのくらいの頻度で散歩をすればいいのか?」といった疑問が出てきます。
散歩は愛犬が嫌がっても、ストレス解消や運動能力維持のために行うことをおすすめしますよ。
この記事では、老犬の散歩の役割や頻度、注意点、おすすめ商品などについてまとめました。
この記事でまとめたこと
老犬の散歩、役割は?
老犬の散歩の役割
- 運動不足解消
- 好奇心の刺激
- ストレス解消
- 社交性の育成
- 愛犬とのコミュニケーション
運動不足解消
愛犬をケージを入れたままやチェーンに繋いだままにしていると、運動不足になり元気がなくなってしまいます。
愛犬を長生きさせるためにも、適度な頻度で散歩をすることをおすすめしますよ。
好奇心の刺激
散歩に行くと、家にいるだけでは経験できないことが体験ができます。
見たことのない風景を見たり、知らない人や動物に出会ったり、新しい匂いを嗅いだりすると好奇心が刺激されます。
好奇心が刺激されることで、脳の神経系を活性させる働きがありますよ。
脳の神経系を活性化させることでボケ防止も期待できます。
ストレス解消
老犬は子犬や成犬と同じように家の中で長時間いると、ストレスがたまってしまいます。
ストレスは万病の元といわれます。それは犬にも共通していえることです。
気分転換のためにも、運動や新しいものに出会うことを通してストレス発散をすることはとても良いことですよ。
社交性の育成
知らない人や犬と出会い、触れ合うことで社会性が育ちます。
ただ、他の犬と触れ合うときは、ケンカにならないように注意してくださいね。
飼い主さんに許可を取り、お互いの愛犬の様子を見て挨拶させることをおすすめしますよ。
愛犬とコミュニケーション
愛犬と一緒に走ったり遊んだり、景色を見たりして楽しむことで、普段とは違った愛犬とのコミュニケーションを取ることができます。
楽しい時間を共有することで、絆が一層強くなりますよ。
老犬にも散歩は必要?
老犬になっても、散歩は大切になります。
前述した通り、「運動能力を維持する」「ストレス解消」「脳の神経系の活性化」などが期待できるからです。
老犬は体力の低下で疲れやすくなるので、散歩に行きたがらないことがあります。
ただ、家で寝てばかりいるとますます体力が落ちていき、老化が早まります。
適度な散歩は、心身の健康維持に大事なことです。愛犬の調子を見て、適度に散歩に連れて行ってあげてくださいね。
老犬の散歩、頻度は?
老犬の散歩の頻度は、体調をみて決めることをおすすめします。
散歩中は疲れた様子なら休ませ、愛犬のペースに合わせ、ゆっくりと楽しむと良いですね。
匂いを嗅いだり、景色を見たりするだけでも、心身の健康に良い変化をもたらします。
ただ、散歩をする季節や気温には注意してください。夏場の暑い日などは熱中症などにかかってしまう恐れがあるからです。
また、散歩前には怪我を防止するために、しっかりとウォーミングアップすることをおすすめしますよ。
頻度や時間に縛られず、様子を見ながら散歩に連れ出してあげてくださいね。
老犬の散歩、歩けないほど足腰が弱っている場合は?
老犬が歩けないほど足腰が弱っている場合は、ペット用カートに乗せたり、飼い主さんが抱っこしたりして外に連れ出してあげることをおすすめします。
マットを敷いて外で日向ぼっこをしても良いですね。
介護用ハーネスで補助すると、歩くことができる犬もいます。
愛犬のためにも、散歩に行きたくても行けない場合は、協力して散歩に連れて行ってあげることをおすすめしますよ。
老犬の散歩、行きたがらない場合は?
老犬が散歩を嫌がる主な理由
- 身体の不調
- 心の不調
愛犬が散歩に行きたがらない場合は、無理に連れ出す必要はありません。
ただ、何日間も行きたがらない場合には注意が必要です。
長い間散歩に行きたがらない場合は、身体や心に異常がないかを見てください。愛犬の心身に異常を感じた場合は、動物病院に連れて行って診てもらうことをおすすめしますよ。
異常がなさそうな場合は、気分転換のためにも、是非散歩に連れて行くことをおすすめします。
それでも行きたがらない場合はまず、家の前まで連れて行って外の雰囲気を感じさせてあげてくださいね。
散歩の楽しさを少しずつ教えてあげることで、愛犬が散歩を好むようになりますよ。
老犬の散歩、こんな時はどうする?
老犬の散歩で考えられるアクシデント
- 立ち止まる
- 散歩中に倒れる
立ち止まる
犬が立ち止まるような時には、「疲れている」「体が痛い」「周りを警戒している」「匂いをチェックしている」といった理由が考えられます。
愛犬の体調を確認して、散歩を続けるか中断するかを判断することをおすすめしますよ。
犬は人間以上に敏感な生き物ですので、愛犬が立ち止まったら一緒に立ち止まって、愛犬の様子を見守ってあげてくださいね。
散歩中に倒れる
すぐに動物病院に連れて行くことをおすすめします。
座り込んだり、ふらふらしたりする場合でも、心臓に負担がかかっている場合があります。この時も動物病院に連れて行っあげてください。
もしもの時のために、散歩をするときは診察カードや病院代を持って出かけると安心ですよ。
老犬の散歩、注意点は?
老犬の散歩で注意したい点
- 散歩前
- 夏場
- 冬場
散歩前
散歩に連れ出す前に体調を確認することをおすすめします。
散歩に行く意欲があるのか、具合が悪そうではないか、声をかけてチェックしてあげてくださいね。
老犬は筋肉が固くなっているので、ケガをしないようにマッサージやストレッチをして準備運動してあげるのもおすすめです。
散歩前に準備をしてから行くだけで、愛犬の身体への負担を軽減できますよ。
夏場
夏場は涼しい時間帯を選ぶことをおすすめします。
直射日光や熱くなったアスファルトの上は、老犬でなくとも大きな負担となります。
日中に連れ出すことは避け、こまめな水分補給をとって、熱中症には十分注意すると良いです。
体を冷やせるものを持って散歩に行くと安心ですね。
冬場
冬場は洋服を着せて、体温の低下を避けることをおすすめします。
時間帯は日が差している日中に行うのが良いです。
老犬になると体温調節機能が低下しますので、暖かい室内から寒い屋外へ急に連れ出すのは大きな負担となります。
特に心臓に持病を持っている愛犬には注意が必要ですよ。
おすすめ商品1:ペティオ (Petio) 老犬介護用 歩行補助ハーネス
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この歩行補助ハーネスを使うと、歩くのが大変な老犬も楽しく散歩することができます。
サイズは5種類あり、大型犬から小型犬まで利用できるのでおすすめですよ。
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ペット用のベビーカーを使うことで、足が不自由な老犬や、体力的に歩くのが難しい老犬とも散歩ができますよ。
愛犬と外を散歩しながらコミュニケーションを取ることは、飼い主さんと愛犬との絆を深めます。
カートに乗りながら散歩ができれば、愛犬も喜んでくれるはずですよ。
おすすめ商品3:犬用靴 Summit Trex
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この商品は、散歩のときなどに使用する犬用の靴です。
暑くなったアスファルトでのやけどや、怪我から守ってくれますよ。
また、汚れを防いでくれるので散歩後の飼い主さんの負担も減らすことができます。
8種類のサイズがあるので、愛犬にぴったりのものを探してあげてくださいね。
散歩で愛犬とコミュニケーションを
老犬になっても、散歩をすることはとても大切です。
愛犬の心身に良い刺激を与えて、若々しく元気に生活させてあげることをおすすめしますよ。
散歩中の愛犬とのかけがえのない時間を大切にしてあげてくださいね。