愛嬌たっぷりの容姿と飼いやすさで人気のトイプードルですが、膝蓋骨脱臼という病気になりやすいことをご存知でしょうか。
低いグレードでは見逃しがちですが、治療をせずに悪化してしまうと最悪の場合歩行困難にもってしまう怖い病気です。
この記事では膝蓋骨脱臼の原因や症状、治療法、治療費、対策法などについてまとめました。
トイプードルの膝蓋骨脱臼、原因は?

膝蓋骨脱臼は、後ろ足のひざ関節のお皿が脱臼した状態になってしまう病気です。
先天性の場合は「膝関節周りの骨や靭帯の形成異常」が主な原因ですが、後天性は「打撲」や「落下」などで発症します。
トイプードルの膝蓋骨脱臼、症状は?

段階 | 症状 |
---|---|
グレード1 | 脱臼しても自然に正常に戻る |
グレード2 | 時毒、脱臼した足を浮かせて跛行する |
グレード3 | 整復してもすぐに脱臼する 脱臼した片足をあげて跛行する事が多い |
グレード4 | 常に脱臼している状態で、整復はできない 膝を曲げたまま歩くなどの歩行異常がみられる |
グレード1ではほぼ気づかないこと、グレード2でも愛犬自身や人間が手を貸すことで簡単に整復できてしまうことから見逃されがちですが、早期の治療が欠かせない病気です。
グレード3になると脱臼していることが多く、整復してもまたすぐに脱臼するようになります。そのため、脱臼した片足をあげて跛行することが多くなります。
グレード4では常に脱臼している状態のため整復することもできません。
膝を曲げたまま歩くなどの歩行異常がみられるようになります。歩き方が変、膝が腫れているなどの症状がみられたらすぐに動物病院へ連れていき、診察をうけるようにしてください。
トイプードルの膝蓋骨脱臼、治療法は?

治療法は外科手術で、膝蓋骨を正常な位置に戻します。
ただ、膝蓋骨脱臼は進行が進み変形が重度になってしまうと、手術が行なえません。
幼犬の先天性膝蓋骨脱臼の場合は骨が成長する前に治療を行うことが大切ですよ。脱臼に伴う変形性骨関節症がみれれる場合は鎮痛剤の投与を行います。
トイプードルの膝蓋骨脱臼、治療費は?

膝蓋骨脱臼の治療費は、およそ18~35万です。
この費用には、膝蓋骨脱臼整復手術代(6万円以上)や骨折整復手術代(5万円以上)のほか、検査代や3~5日分の入院費、処方薬などの費用が含まれています。
小型犬とはいえ治療費は高額になるので、いざという時に困らないようにペット保険などへの加入をおすすめします。
トイプードルの膝蓋骨脱臼、対策法は?

膝蓋骨脱臼の対策法
- 滑りにくい環境づくり
- 充分な筋肉づくり
膝蓋骨脱臼の対策としては、フローリングにカーペットなどを敷いて滑らない環境づくりをしてあげるといいですよ。
そのほか、十分な栄養摂取と小まめな運動を心がけて筋肉の下地作りをしてあげることも大切です。
肥満は膝への負担が大きいので、体重管理には特に気を配るようにしてくださいね。
トイプードルの膝蓋骨脱臼におすすめの商品は?

膝蓋骨脱臼におすすめの商品
- dfang ペット用専門マット ラグタイプ
- Skitter PLUS 犬用靴下
- 機能性ボディサポーターFIX-1
おすすめ1:dfang ペット専用マット ラグタイプ

商品名 |
dfang ペット専用マット ラグタイプ |
---|---|
内容量 |
185×140cm (グレークロス) |
dfangの犬専用プレミアムマットです。厚さが5mmになっているので、膝蓋骨脱臼対策用としても使用できますよ。
ティパンマットは100%防水になっているので飲み物やおしっこをこぼしたときでも安心、水で洗って使えるタイプなので衛生的なのも嬉しいですね。
おすすめ2:Skitter PLUS 犬用靴下

商品名 | Skitter PLUS 犬用靴下 |
---|---|
内容量 | XXS、XS、S、S/M、M、L、XL |
素材 | コットン、ゴム、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン |
犬の靴・靴下専門店であるdocdogが獣医師と作成した犬用の靴下です。
犬の関節上部までをカバーするロング丈、足首を固定するためのストラップも付属しているので既存の製品に多かった脱げやすいというデメリットも解消されていますよ。
おすすめ3:機能性ボディサポーター FIX-1

商品名 | 機能性ボディサポーター FIX-1 |
---|---|
素材 | ポリエステル73%、ポリアミド19%、ポリウレタン8% |
膝蓋骨脱臼のケア・術後の再発防止に最適な機能性ボディサポーターです。
着用するだけで、重要な関節の保護だけでなく脱臼や捻挫などのトラブルのケアをしてくれます。弱った筋肉の回復補助や正常な歩行姿勢のサポートも行ってくれますよ。
SEK認証の高機能素材が防臭・抗菌・吸湿・速乾・UVカットの役割を果たしてくれるので、ムレにくいのも嬉しいですね。
愛犬と日頃から向き合おう!

膝蓋骨脱臼は早期発見・治療が肝要な病気です。
愛犬のわずかな変化に気づけるのは他でもない飼い主さんだけなので、日頃から愛犬をよく観察し、少しでも「おかしい」「どこか調子が悪いのかな」「何かの病気かも」と感じたらすぐにプロに相談するようにしてください。
飼い始める前から愛犬の犬種がかかりやすい病気を把握し、日頃のケアだけでなく治療してくれる動物病院を見つけておくと、いざというときに慌てずにすみますよ。
↓別のトイプードルの記事を読む↓