小豆柴(あずきしば)まとめ!性格や特徴、販売価格は?迎え入れの際にチェックしたいポイントも紹介!

近年、柴犬は日本だけでなく、欧米でも大人気の犬種になりました。

実は豆柴よりも、もっと小さい小豆柴(あずきしば)という犬種があります。

この記事では、室内犬として人気の高い小豆柴の性格や特徴、販売価格などについてまとめました。

小豆柴(あずきしば)とは?

柴犬

柴犬は世界的に人気がある種類の犬です。数ある日本犬の中でも唯一の小型犬が柴犬といえます。

そんな柴犬の中から小さい遺伝子を持つ柴犬同士を掛け合わせることで、「豆柴」が誕生しました。それをさらに小さくした個体が「小豆柴」です。

世界一小さい柴犬?

小豆柴(あずきしば)とは、世界一小さい柴犬のことで、豆柴の半分くらいの大きさです。

体は小さいながらも、柴犬としての風格はしっかりと兼備えています。理想の室内犬として、とても人気の高い犬ですよ。

小豆柴の迎え入れについて

豆柴

この見出しでまとめたこと

  • 迎え入れにかかる値段
  • 迎え入れの方法

迎え入れにかかる値段

迎え入れにかかる値段

  • 25~35万円

小豆柴の販売価格は、25万~35万円です。

通常の柴犬に比べて交配が難しいせいか、頭数も少なく大変希少なため、高額になります。

良質な血統の場合や被毛が珍しい色の小豆柴の場合は、50万円を超す個体も。

迎え入れの方法

ペットショップで見かけることはないので、小豆柴専門のブリーダーから迎え入れるのが一般的です。

ブリーダーサイトなどの評判を参考にして、信頼できる経験豊富なブリーダーから迎え入れることが大切です。

親犬や兄弟を確認することで、子犬の成長を予測できます。

成犬になったときの正確なサイズは分からない

親犬や兄弟が理想的な小豆柴のサイズだったとしても、その子どもがそのまま体型を引き継いでいるかは成犬になってみないと分かりません。

予想していた以上に大きくなったという飼い主さんの意見もあるので、迎え入れる際はなんとなくでも良いので覚えておくと良いでしょう。

小豆柴の性格は?

柴犬

基本的に柴犬と同じような気質を持っています。

まじめで飼い主さんに忠実な性格をしている一方で、縄張り意識が強く、頑固で警戒心が強いのも特徴です。

小豆柴の中には、社交的であったり内向的な性格であったり、臆病な子もいたりして性格には個体差があります。また、飼い主さんだけに甘えてきて、懐いてくれる子が多いです。

小豆柴の特徴は?

柴犬

今現在、日本で犬種認定や犬籍登録を行うジャパンケネルクラブで独立した犬種として公認はされていないため、スタンダードとしての犬種の特徴が定められていません。

小豆柴を繁殖させているブリーダそれぞれの考え方によるので、意見が一致していないのが現状です。

小豆柴の体型は?

目安としての標準体高は、24cm前後、体重は2kg台のようです。

被毛は、柴犬同様、「赤毛(茶)」「ゴマ毛」「黒毛」が多く、まれに白毛の小豆柴もいます。

小豆柴の寿命は?

柴犬

小豆柴の平均寿命

  • 15歳前後

小豆柴の平均寿命は15歳前後で、柴犬や一般的な犬の平均寿命と同じです。

「生活環境」「食事管理」「運動量」「ストレス」「病気」などにより個体差があります。中には18年以上生きる子も。

小豆柴のかかりやすい病気は?

柴犬

小豆柴のかかりやすい病気

  • 膝蓋骨脱臼
  • 緑内障
  • 甲状腺機能低下症

膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)

犬の膝蓋骨脱臼は、後ろ足の膝蓋骨(ひざのお皿)が脱臼してしまう病気です。

原因

先天性のものと後天性のものがあります。

先天性の場合では、生まれつき膝関節のまわりの筋肉や骨・靭帯の形成異常などがあることが原因です。

一方、後天性では打撲や高所からの落下などによる外傷などが原因となります。

症状

足をかばう・引きずる、足を痛がるなどの症状があります。進行の具合によって4段階のグレードに分けられます。

治療法

早期に膝蓋骨を正常な位置に戻す外科手術を行います。

対策法

何より膝に負担をかけないことが大切です。

フローリングなどのすべりやすい床は膝へ負担をかけやすいので、室内で飼育する場合は犬の行動範囲にカーペットやマットなどを敷き、対策することをおすすめします。

緑内障(りょくないしょう)

眼圧(眼球の内部の圧力)が高くなることによって視覚障害を起こす病気です。

原因

先天的または後天的な要因から、角膜と水晶体の間を流れる房水の流れが障害されることが原因で眼圧の上昇が起こり、網膜や視神経が圧迫され視覚障害が引き起こされます。

症状

「視力が低下する」「頭を触られるのを嫌がる」「食欲不振」などの症状があります。

治療法

点眼薬や内服薬などによる内科的治療やレーザー治療などの外科的治療で、眼圧のコントロールを行います。

対策法

対策方法がありません。

早期発見することで病気の進行を抑えられる場合がありますよ。

甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)

体の代謝を活発にする役割をもつ甲状腺ホルモンの分泌量が減少することで起こる病気です。

原因

生まれつきこの病気を発症することは極めてまれで、95%近くが後天性だといわれています。

主に突発的に甲状腺が萎縮してしまうこと、本来は体内に入ってきた異物を排除する免疫系が自分の体の一部である甲状腺を攻撃してしまうことで発症します。

症状

「食欲が増える」「体重増加」「元気がない」「疲れやすい」「寒がる」「ふるえる」「毛が抜ける」「毛づやが悪くなる」などの症状があります。

治療法

甲状腺ホルモン製剤の投与をおこないます。

甲状腺機能低下症になると、クッシング症候群など他の病気が原因で起こるものを除き、生涯にわたって治療を続けなくてはいけません。

対策法

対策方法はありません。

早期発見・早期治療を心がけることが大切です。

小豆柴を迎え入れたい!気をつけることは?

豆柴

小豆柴だと聞いて迎え入れたのに、小豆柴ではなかったというトラブルも少なくありません。

安く販売されている場合、他の小型犬との交配であったり体が弱かったりすることもあるので、迎え入れの際は十分に注意してくださいね。

丈夫な犬種だからといって運動を怠らない!

小豆柴を含む柴は、丈夫な体を持っていることで有名です。人間が食べているご飯と味噌汁を与えていればいい、と考えられていた時代もあります。

だからといって、適したドッグフードを与えなかったりお世話を怠ったりすることはNG。

成長段階に合うドッグフードを与えること、毎日散歩に行くこと、など飼い主として最後まで面倒をみてください。

元々山を走り回る狩猟犬として活躍していた柴。運動不足にならないよう注意しましょう。

都会暮らしの方の良いパートナーに

豆柴

柴犬の風格を持ちつつ、ミニサイズになった小豆柴は都会のマンション住まいの方にも最適なパートナーです。

かわいい表情とコミカルな動きで飼い主さんの疲れた心を癒してくれるはず。

お手入れやしつけ、室内での遊びや散歩は必ず行いましょう。ストレスを溜めない環境を整えてあげれば、飼い主さんも小豆柴も快適に過ごせるようになります。