ビションフリーゼは、真っ白な被毛と大きなアフロヘアが特徴的な犬種です。
まるで綿毛のように真ん丸でモフモフな頭は、思わず触れたくなるかわいさですよね。
この記事では、ビションフリーゼの飼い方、歴史や性格やしつけについてまとめました。
ビションフリーゼの基本情報

歴史
ビションフリーゼの起源は地中海とされています。
カナリア諸島に古くから生息していた犬とマルチーズやプードルが交配されて誕生、その後14世紀にイタリアの船員によってフランスに持ち込まれました。
17世紀から18世紀には、多くの著名な画家が王族や貴族などに付き添う犬としてビションフリーゼを描いています。
第一次・二次世界大戦時には絶滅の危機にもさらされましたが、少数のフランスやベルギーのブリーダーたちにより個体数が安定し現在に至ります。
大きさや体重
ビションフリーゼは筋肉質でガッチリとした体型をしています。
体高よりも体長の方が少し長く、体高24~29cm、体重3~6kgほどです。中には10kgまで体重が増える個体もいますよ。
外見の特徴
「純白で絹糸のような被毛」「黒くて丸い目」が特徴的です。
被毛はダブルコートで、カラーは「ホワイト」のみ認められていますよ。
稀に耳の近くに薄いアプリコットカラーが現れたり、全体的にクリーム色になったりする子もいます。
ビションフリーゼの性格について

ビションフリーゼの性格は、「コミュニケーション能力が高く従順」「陽気でマイペース」などです。
周囲に気を使ってストレスを溜め込みやすい傾向にあるので、会話をはじめとしたコミュニケーションをたくさん取れる人におすすめです。
ビションフリーゼの食事について

この見出しでまとめたこと
- 食事量
- おすすめドッグフード
食事量
普段与えているドッグフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。
ただ、体重との換算表は、愛犬が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。
おすすめドッグフード

モグワンはチキン生肉や生サーモンなどを全原材料のうち50%以上も使用したドッグフードで、良質な動物性タンパク質が効率的に摂取することができます。
その一方、脂肪分は12%とプレミアムドッグフードの中では低めに抑えられているのも嬉しいですね。
ビションフリーゼの運動について

ビションフリーゼには、1日2回10~20分程度程度の運動をさせてあげます。
大人しそうな見た目とは裏腹に活発で運動量の多い犬種なので、たまにドッグランや広場で思いっきり遊ばせてあげるといいですよ。
ビションフリーゼのしつけについて

しつけのポイント
- 信頼関係を構築する
- 褒めて伸ばす
ビションフリーゼのしつけでは、飼い主がリーダーであるという関係性を理解してもらうことが大切です。
賢くて物覚えも良い犬種なので、しつけも難しくないですよ。
ただ感受性が高くストレスをためやすい一面があるので、叱るのではなく褒めて伸ばすようなしつけが合っています。
ビションフリーゼの生活環境について

ビションフリーゼとの生活をより快適なものにするために、「ケージ」「トイレ用品」「食器類」「首輪やリード」「ケア用品」をまず揃えるようにします。
ビションフリーゼのお手入れについて

お手入れ項目
- 被毛ケア
- シャンプー
- 耳掃除
- 歯磨き
- 爪切り
ビションフリーゼとの生活をより良いものにするためには、日々の小まめなケアが欠かせません。
被毛ケア
ブラッシングは毎日、換毛期であれば1日2回を目安に行います。
スリッカーブラシで余計なアンダーコートを取り除いた後にコームで仕上げます。
シャンプー
1~2ヶ月に1回を目安に行います。
シャンプーが終わった後は流し残しのないように、丁寧にすすぐことも忘れないでくださいね。
耳掃除
耳掃除は、耳が汚れているタイミングで行います。
「耳の中のニオイが変」「耳垢が増えた」などいつもと違う様子であれば、病院で診察を受けるようにしてくださいね。
歯磨き
定期的な歯磨きは口腔疾患のケアに繋がります。
指に巻いたガーゼで歯の表面に付着した汚れをふき取るようにします。
爪切り
血管を傷つけないように、爪の先端から少しずつ切るようにします。万が一の時のために止血剤も用意しておくといいですよ。
ビションフリーゼの寿命や病気について

寿命
ビションフリーゼの平均寿命はおよそ12~15年で、小型犬としては平均的です。
日々のケアを心がければさらに多くの時間を共有することもできますよ。
かかりやすい病気
気をつけたい病気
- 膝蓋骨脱臼
- 皮膚病
- 流涙症
ビションフリーゼは体が丈夫で病気になりにくい犬種とされていますが、「膝蓋骨脱臼」「皮膚病(急性湿潤性湿疹)」「流涙症」などに気をつける必要があります。
命に関わるような病気は少ないですが、早期発見・治療ができるように小まめなコミュニケーションを心がけることが大切です。
ビションフリーゼの迎え入れについて

迎え入れ先
ビションフリーゼの迎え入れ先は、「ペットショップ」「ブリーダー」「里親」などです。
それぞれの方法にメリット・デメリットがあるので、自分に合った最適な方法で迎え入れるようにしてくださいね。
迎え入れにかかる費用
ビションフリーゼの迎え入れにかかる費用は、およそ20万円です。
両親がコンテストのチャンピオンなど優秀な成績を収めている場合などは高くなる傾向がありますよ。
子犬の選び方
子犬を選ぶときにチェックしたいポイントは、「健康面」「性格」「持病」の3つです。
子犬を選ぶときのチェックポイントについては関連記事もご確認ください。
まとめ

この記事では、ビションフリーゼの飼い方について紹介しました。
すでに飼育している、これから飼育を考えている皆様のお役に立てる情報があれば幸いです。
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