ペルシャ猫、チンチラ、ヒマラヤンの違いは?毛色?飼育の際のポイント、寿命は?

ペルシャ猫、チンチラ、ヒマラヤンの見た目はよく似ています。

今回の記事ではペルシャ猫、チンチラ、ヒマラヤンの特徴の違いや飼育のポイント、寿命についてまとめました。

 

ペルシャ猫、チンチラ、ヒマラヤンは同一品種の猫

ルーペ 本 虫眼鏡
ペルシャ猫、チンチラ、ヒマラヤンは外見がよく似ていると思われがちですが、実は品種的には同じです。チンチラ、ヒマラヤンはペルシャ猫の一種で、特定の毛色をした個体の呼称です。それぞれの特徴をご紹介します。

 

ペルシャ猫の特徴は?

ペルシャ猫

ペルシャ猫は長く優美な被毛を持ち、愛嬌のある潰れた顔に大きな目を持つ猫種です。美しい被毛を保つために毎日の丁寧なブラッシングが必要です。「ペルシャ猫」には30種類を超える毛色と模様があるとされており、代表的なカラーとしてチンチラ、ヒマラヤン、シルバー、ゴールデン、シェーデッド、スモークなどが挙げられます。

 

チンチラの特徴は?

猫 チンチラ3

チンチラはペルシャ猫の毛色の一つで、日本で最も広く認知された毛色といわれています。「チンチラ」と呼ばれる毛色は、毛先1/5以下に黒の着色がある個体を指します。チンチラには更に2種類の毛色があり、白をベースとした毛に黒が混じった個体を「チンチラシルバー」、茶色をベースに黒が混じった個体を「チンチラゴールド」と呼びます。一般的に「チンチラ」といったらシルバーを指すことが多いですね。毛先の黒色の面積が広くなるにつれて「シェーデッド」「スモーク」と呼ばれる毛色になりますよ。

 

ヒマラヤンの特徴は?

ヒマラヤン4 猫

ヒマラヤンもペルシャ猫の毛色の一つで、シャム猫との交配によって誕生しました。長くゴージャスな被毛の中にポイントカラーの毛色を持ち、ブルーの目をしていますよ。1920年代に創出のための取り組みがスタートしたといわれており、現在の毛色として公認を得たのが1950年代です。およそ30年もの間、改良や試行錯誤が続けられてきました。ヒマラヤンの名前の由来は、色模様がヒマラヤウサギに似ていることに由来します。

 

飼育の際のポイントは?寿命はどのくらい?

ペルシャ猫

ペルシャ猫の飼育の際、最も重要なポイントは被毛のお手入れです。密集した美しい被毛を保つために日々のブラッシングは必要不可欠です。ブラッシングを怠ると毛のもつれが生じて切らざるを得なくなったり、抜け毛を飲み込んで毛球症になったりする可能性があります。飼育を始める前に、毎日のお手入れが充分にできるかどうか確認してくださいね。

ペルシャ猫の体つきはがっしりとしており、筋肉質です。高タンパクな食事を心がけてあげてください。運動不足による肥満は万病の元なので、適度に運動させる必要があります。一日の大半を寝て過ごす猫種なので、おもちゃなどを使って遊んであげてくださいね。

ペルシャ猫の平均寿命は15〜20年といわれています。ペットの猫の平均寿命はおよそ15年なので、長生きの猫種だといえますね。

 

ペルシャ猫は、ビクトリア女王やナイチンゲールも愛したことで有名な猫種です。一番の特徴である優美な被毛を際立たせる様々な毛色や模様があります。どの種類が好みか、いろいろと見比べてみてくださいね。