ポーチュギーズウォータードッグはポルトガル原産の漁用犬で、漁師のサポート役として活躍していた犬種です。
オバマ元米大統領一家がホワイトハウスで飼っているファーストドッグの「ボー」は、男の子のポーチュギーズウォータードッグですよ。
この記事では、ポーチュギーズウォータードッグの性格や特徴、子犬の迎え入れ費用や迎え入れ方、しつけや寿命についてまとめました。
ポーチュギーズウォータードッグの基本情報

歴史
古くから漁師に好まれ、船から船へ泳いでメッセージを伝えたり、網の設置を手伝ったりしていました。
漁業が近代化したことでポーチュギーズウォータードッグの仕事は減ってしまいましたが、現在では忠実な性格と変わった外見からショードッグやペットとして人気が出ていますよ。
性格
ポーチュギーズウォータードッグの性格は、「活発」「飼い主に忠実」「好奇心旺盛」などです。
見知らぬ人には警戒心をあらわにすることもありますが、遊び好きな一面がるので子供や他の動物とも仲良くできますよ。
大きさや特徴
ポーチュギーズウォータードッグの大きさは、体高43~57cm、体重16~25kgほどで中型犬に分類されます。
筋肉質でバランスのとれた体型に、「長い脚」「水が入りにくいように進化した垂れ耳」「付け根から先細りの尾」「指の間の水かき」などが特徴的ですよ。
被毛は「巻き毛タイプの短毛」と「波状毛タイプの長毛」の2種類があり、カラーは黒、茶、黒&白、白など様々です。
ポーチュギーズウォータードッグの迎え入れについて

迎え入れにかかる費用
ポーチュギーズウォータードッグの子犬の迎え入れにかかる費用は、およそ25万円です。
海外のブリーダーからも迎え入れることは可能ですが、輸送などの諸経費を含めると50万円以上は見積もっておく必要がありますよ。
迎え入れ先
ポーチュギーズウォータードッグの迎え入れ先は、「ブリーダー」「里親制度」などです。
あまり有名ではないですが毎年15頭近くがJKCに登録されており、数は少ないものの熱心なブリーダーさんによって繁殖が行われていますよ。
ポーチュギーズウォータードッグの寿命や病気について

寿命
ポーチュギーズウォータードッグの平均寿命は12~14年と、中型犬としては平均的です。
病気
病気にかかりにくい犬種の一つですが、親からの遺伝性疾患には気をつけなければなりません。
主に「股関節形成不全」と「進行性網膜萎縮症」になりやすいとされていますよ。
ポーチュギーズウォータードッグの食事について

食事量
ドッグフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。
ただ、体重との換算表は、愛犬が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。
おすすめドッグフード

ポーチュギーズウォータードッグには、「モグワン」がおすすめです。
モグワンはチキン生肉とサーモンを中心とした「動物性タンパク質」が50%以上を占める高タンパクフードで、香料や着色料も不使用です。
一粒一粒に栄養素がギュッと詰まっているので、少しの量でも十分な栄養を摂取することができますよ。
ポーチュギーズウォータードッグの運動について

1日2回それぞれ60分程度を目安に運動させます。
狩猟犬として活躍していた犬種なので、運動量が不足すると「吠え」や「噛む」といった問題行動を起こすこともありますよ。
泳ぐことや潜ることが大好きなので、通常の散歩に加えて周囲の安全が確保できる海や川で思いっきり遊ばせてあげるのもいいですね。
ポーチュギーズウォータードッグのしつけについて

リーダーは飼い主であることを理解させ、時には毅然とした態度で接することが大切です。
主人の命令には喜んで従いますが、一度甘やかすとどんなに指示してもいうことを聞かない、わがままな犬になってしまう恐れがあるからです。
ポーチュギーズウォータードッグの生活環境について

ポーチュギーズウォータードッグとの生活をより快適なものにするために、「ケージ」「トイレ用品」「食器類」「首輪やリード」「ケア用品」をまず揃えるようにします。
ポーチュギーズウォータードッグのお手入れについて

お手入れ項目
- 被毛ケア
- シャンプー
- 歯磨き
- 爪切り
- 耳掃除
ポーチュギーズウォータードッグとの生活をより良くするためには、日々のこまめなケアが欠かせません。
被毛ケア
抜け毛の少ない犬種ですが、ブラッシングは毎日、換毛期であれば1日2回を目安に行います。
スリッカーブラシで余計なアンダーコートを取り除いた後にコームで仕上げます。
シャンプー
1~2ヶ月に1回を目安に行います。
シャンプー前にブラッシングで余計な抜け毛を取り除いておくと、毛が絡みにくくなってシャンプーしやすくなりますよ。
シャンプーが終わった後は流し残しのないように、丁寧にすすぐことも忘れないでくださいね。
歯磨き
定期的な歯磨きは口腔疾患のケアに繋がります。
指に巻いたガーゼで歯の表面に付着した汚れをふき取るようにします。
爪切り
血管を傷つけないように、爪の先端から少しずつ切るようにします。万が一の時のために止血剤も用意しておくといいですよ。
耳掃除
耳掃除は、耳が汚れているタイミングで行います。
「耳垢が増えた」などいつもと違う様子であれば、病院で診察を受けるようにしてくださいね。
まとめ

この記事では、ポーチュギーズウォータードッグの飼い方について紹介しました。
すでに飼育している、これから飼育を考えている皆様のお役に立てる情報があれば幸いです。
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