オーストラリアンテリアの歴史、性格、特徴、しつけ、寿命や病気、飼い方は?

オーストラリアンテリアはオーストラリア大陸で初めてつくりだされ、初めて公認された犬種です。

開拓者がヨークシャーテリアを基に母国イギリスから持ち込んだ様々なテリア種を掛け合わせて作り出したといわれています。

今回の記事ではオーストラリアンテリアの性格、体重や被毛の特徴、寿命や病気、飼い方、しつけや歴史についてご紹介します。

オーストラリアンテリアの基本情報は?

shutterstock_300380600

歴史

1880年頃、オーストラリアで、ヨークシャー・テリアにスカイ・テリアやダンディ・ディンモント・テリア、ケアーン・テリアなどの混血によって作られた犬種です。作業犬テリアとしてコートの長さを5~6cm位にするためにスカイ・テリアとの交配を禁じました。

出典:JKC「オーストラリアン・テリア

特徴

特徴

  • 体高 24.5~25.5cm
  • 体重 5~6kg
  • 被毛 ダブルコート
  • 被毛カラー ブルータン、サンディー、レッド

オーストラリアンテリアは体高24.5~25.5cm体重5~6kg前後小型犬に分類され、厚い胸と筋肉質な脚を持ちます。

見た目

首の周りと頭頂部にある長くて柔らかい絹状の房毛が特徴的で、知的な表情を醸し出しています。直立した耳、断尾された尾、茶色の目、力強い鼻面を持っています。

被毛

被毛はダブルコートで、柔らかく短い「アンダーコート」と7.5cm程の粗く真っ直ぐな「アウターコート」から成り立っています。首から胸にかけて豊富に生えている襟巻のようなタテガミは、敵から急所を守るために進化を遂げたものです。尻尾と四肢の下部分のみ、アウターコートが比較的短くなっているのも特徴的です。

被毛カラーはブルータン、サンディー、レッドの3種類があります。

 

オーストラリアンテリアの性格は?

オーストラリアンテリア_1

性格

オーストラリアンテリアの性格

  • 勇敢
  • 好奇心旺盛
  • 愛情深い
  • 穏やか
  • 利口

穏やかで愛情深い

オーストラリアンテリアは勇敢で自信家、飼い主に対しては愛情深い一面があり、テリア種の中でも攻撃性が低く穏やかな性格です。陽気で子供や老人にも親しみやすいので、従順な家庭犬として理想的な犬種といえます。利口な犬種でもあるので、しつけは難しくないのでしょう。

警戒心が強い

穏やかなオーストラリアンテリアですが、好奇心旺盛な部分や警戒心が強い一面などテリア種の気質は備えています。そのため、他の犬やペットとは仲良くできますが、見知らぬ人や初めての犬・動物には一定の距離を置いて接しようとします。子犬の頃からの慣れさせるといいかもしれませんね。

 

オーストラリアンテリアの寿命や病気は?

shutterstock_246130240

寿命

平均寿命

  • 14年前後

オーストラリアンテリアは平均寿命が14年前後です。小型犬としては平均的といえます。食事や運動管理によっては、もっと長い時間を共に過ごせるようになりますよ。

病気

気を付けたい病気

  • レッグ・ペルテス病
  • 膝蓋骨脱臼

オーストラリアンテリアはもともと屋外で狩りや番犬をしていた丈夫な犬種です。かかりやすい遺伝病などはありませんが、「レッグペルテス病」「膝蓋骨脱臼」に気を付けた方がいいでしょう。

レッグ・ペルテス病

大腿骨頭に血液がいかなくなり、大腿骨頭の骨折や壊死がみられる病気です。若い小型犬に発症することが多く、原因は不明。突然発症することもあります。足を引きずったり、歩くのを嫌がる様子が見られる場合、病気を疑ってみてください。

膝蓋骨脱臼

膝のお皿が、正常な位置から脱臼してしまう関節病の1つです。先天的や外傷的などから発症し、小型犬は犬種の中でもなりやすい病気と言われています。肥満が原因で発症することもあるので、飼い主さんは体重や栄養に気を付けなければなりません。

 

オーストラリアンテリアの散歩やしつけは?

shutterstock_301041803

散歩・運動

オーストラリアンテリアは活発に動きまわるので、毎日1時間程度の散歩をするようにしましょう。

散歩に加えてゲームなどで遊ばせてもいいですね。オーストラリアンテリアはあちこち探索することが好きなので、毎日の散歩道も変えてあげると喜びますよ

運動不足はストレスに繋がり攻撃的な正確になるので、ドッグランなどで思いっきり遊ばせてあげるのもおすすめです。時々地面に穴を掘って遊ぶことがあるので、庭で遊ばせる際は気をつけてください。

しつけ

オーストラリアンテリアは、テリア種の中でも穏やかで気の強さが控えめなので、しつけやすい犬種といえるでしょう

子犬の頃からしつけを始め、主従関係をしっかり教えてあげるのがおすすめです。

オーストラリアンテリアは賢く、家族を喜ばせることが大好きです。そのため、たくさん褒めて長所を伸ばすしつけ方が適しています。感情が高ぶるとコントロールが効かなくなり、攻撃的になってしまうこともあるので気をつけてください。

ご褒美を与えてみる

褒める際は、ご褒美を与えてみてもいいでしょう。おやつの他にたくさん遊んであげることもご褒美になりますよ。愛犬に合わせた方法で与えてみて下さいね。

 

オーストラリアンテリアの飼い方は?

揃えておくもの

準備するもの

  • 飼育スペース・ケージ
  • 食器類・床材
  • 首輪やリード・おもちゃ
  • ドッグフードとおやつ
  • トイレ用品
  • ケア用品
  • 動物病院

オーストラリアンテリアとの生活をより快適なものにするために、「飼育スペース・ケージ」「食器類・床材」「首輪やリード・おもちゃ」「ドッグフードとおやつ」「トイレ用品」「ケア用品」「動物病院」などの生活用品や準備を揃えておきましょう。

飼育スペース・ケージ

快適に過ごせるスペースを確保します。サークルは十分な広さを確保できるもので、犬用のベッドやケージ・クレートを用意しましょう。クレートとは箱状の家のようなものであり、犬にとって寝床となったり安心できるものになります。移動するときにも使え、病院へ連れて行くときや災害による避難の際にも活躍します。

食器類・床材

ご飯を食べる時に必要な食器を用意しましょう。水のみ用のボウルとフードのためのボウルを別々に準備してあげてください。食器類を選ぶ際は「耐久性はあるか」「滑りにくくないか」「大きさは適切か」といったことを目安に探してみてください。床材についてはすべりにくい材質のものを選び、思わぬ転倒を防ぐために用意しておくと良いでしょう。フローリングの床で滑って関節を痛めないよう、すべりづらいカーペットを敷くなどの対策をしてあげてくださいね。

首輪やリード・おもちゃ

散歩や運動をするときのために、首輪やリード・ハーネスを準備しましょう。遊ぶためのおもちゃや知育玩具なども用意しておくと、遊びを通して良好な関係性を築くことができますよ。

ドッグフードとおやつ

健康管理のため、年齢に適した高品質の犬用のドッグフードを用意しましょう。初めて犬を飼育する方は、水と餌だけで栄養が賄える「総合栄養食」と書かれたドッグフードを用意するといいですね。飼育に応じて適切な量を与えるようにしてください。絶対に必要というわけではないですが、おやつも同時に用意しておくといいですね。しつけトレーニングの際に「ご褒美」として利用できますよ。

トイレ用品

屋内で飼育する際は、排泄物を処理するための犬用のトイレトレーを用意します。また、トイレトレーニングのために新聞紙やトレーニングパッドも役立ちますので、一緒に揃えておくといいですね。

ケア用品

健康と衛生を保つために、犬用のシャンプーやブラシ、爪切り、歯磨きセットなどのケア用品を用意します。

動物病院

何かあった際や健康管理のために、かかりつけの動物病院も見つけておくと安心です。獣医師の診察や予防接種、必要な薬やサプリメントなどを考慮し予算を立てておくのもいいですね。

お手入れ

お手入れ項目

  • 被毛ケア
  • シャンプー
  • 耳掃除
  • 歯磨き
  • 爪切り

オーストラリアンテリアとの生活をする上で、日々のお手入れは大切です。「被毛ケア」「シャンプー」「耳掃除」「歯磨き」「爪切り」などを取り入れて清潔を保つようにしましょう。

被毛ケア

被毛は定期的にブラッシングすることが重要です。毛の絡まりや抜け毛を防ぎ、清潔で健康な被毛を保つことができますよ。ブラッシングは毎日行うようにしましょう。ブラッシングの際にマッサージやコミュニケーションを兼ねて皮膚の状態をチェックし、皮膚病の対策もしてあげてください。

シャンプー

適切な犬用シャンプーを使用し、毛並みや肌に合わせた温度のお湯で洗います。シャンプーは月に1回を目安に取り入れてみて下さい。頻度は個体や被毛の状態により異なるため、獣医師のアドバイスを参考にするようにしてください。

耳掃除

耳は定期的にチェックしましょう。見える範囲でいいので耳専用のクリーナーを使用して掃除をしてあげてください。「耳垢が増えた」「悪臭がする」といった普段と違う様子の場合は病院で見てもらいましょう。

歯磨き

犬の歯の健康は全体的な健康にも関わるため、定期的な歯磨きが必要になります。犬用の歯ブラシや、歯垢・歯石を取り除いてあげてください。歯ブラシが苦手な方は、歯磨き用のおもちゃやパウダー状の食事に混ぜるケア用品も販売されていますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

爪切り

犬の爪は適度な長さに保つ必要があります。必要に応じて爪切りを使用し、適切な長さに切り揃えましょう。

 

オーストラリアンテリアにおすすめのドッグフードは?

このこのごはん

このこのごはんは日本で製造されている国産のドッグフードです。福岡にある企業が製造しており、完全無添加、ヒューマングレード、グレインフリーにこだわって製造されています。

飼い主さんたちの「愛犬に健康的なご飯を食べてほしい」という願いから3年の試行錯誤を経て生まれた商品です。小型犬に合うように作られ、においや目元、毛並みなどの悩みを解消するサポートもしてくれます。

粒も小さめなので、小型犬が食べやすいサイズとなっています。低脂肪・低カロリーで、動物性タンパク質も多く含まれています。

キャンペーン実施中!

定期コースで15%OFF!

\小型犬の健康を支えるごはん/

カナガンドッグフード

カナガンドッグフード

カナガンドッグフードは、主原材料に「骨抜きチキン生肉」や「乾燥チキン」などの良質なチキンを50%以上使用しています。犬にとって必要な栄養素だけを使用して作られていますよ。

「穀物」で余計なカサ増しを行っていない「グレインフリー」なので、消化不良や便秘を起こす可能性も低いです。過去に穀物入りのフードで体調を崩したことのある愛犬にも安心して与えることができます。

粒がドーナツ型なので、噛み砕きやすく、喉につまらせる心配もありませんよ。

キャンペーン実施中!

定期コースで初回1個半額!

\詳しくは公式サイトを確認/

ブルーウィルダネス

ブルーヴィルダネス

「ブルーウィルダネス」はアメリカのブルーバッファロー社が製造する、栄養価・成分バランス・品質ともに最高クラスのおすすめできるドッグフードです

原材料に「チキンミール」「ニシンミール」とったミール素材が使用されていますが、フード自体の値段が安すぎないため、低品質の原材料を使用しているという可能性は低いですよ。さらにブルーウィルダネスは穀物と合成添加物を全く使用していない「グレインフリー」かつ「無添加」の商品です。


オーストラリアンテリアにおすすめな最高級ドッグフードは下記の記事からも確認できます。

総合栄養食と一般食

ドッグフードをメインで与えたい場合は、「総合栄養食」と表示されているドッグフードを選びましょう。これは水と一緒に与えるだけで、健康が維持できるドッグフードのことです。選ぶ際は原材料を必ず確認しましょう。主原料が「肉類」であることが望ましいですよ。

手作り食をメインで与えたい場合は、「一般食」と表示されているドッグフードがおすすめです。いわば「おかず」のようなものであり、トッピングとして利用することで手軽に栄養を追加することができます。

食事量

ドッグフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。ただ、体重との換算表は、愛犬が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。

ごはんを食べない・・・どうすればいい?

ご飯を食べない場合はいくつかの理由があり、主に「好みの味ではない・食べにくい」「体調不良や季節による食欲の低下」「食器や環境が気に入らない」「ストレスが溜まっている」「病気」などが挙げられます。

この場合は、以下の方法を取り入れてみてくださいね。

トッピングをしてみる

まずはドッグフードにササミなどをトッピングして与えてみて、食欲が改善されるかを確認してみてください。新鮮な生肉を原材料に利用しているドッグフードに切り替えるのも手ですよ。

フードを食べやすくする

食べづらさが原因の場合は、飼い主さんがひと手間加えてあげましょう。ドライフードであれば、ぬるま湯でふやかして香りを立たせるのも手です。ニオイで食欲を刺激することができます。
また、粒が大きいようであれば砕いてあげるのもいいでしょう。ウェットタイプとドライタイプを組み合わせれば嗜好性が高まり、また水分も一緒に摂取することができます。

食器や環境を変える

食べやすい食器に変更したり、食事する場所を変えてみるといいかもしれません。ストレスを抱えている場合もあるので、遊びや散歩の時間を増やして発散させるのもいいですね。

動物病院で診てもらう

食べない原因が病気の可能性もあります。食べたくても、食べられないのかもしれません。「好きなおやつも食べない」「ぐったりしている」「元気がない」といった様子が見られるようであれば、かかりつけの動物病院で診てもらいましょう。

 

野性味溢れる風貌と陽気さが魅力

いかがでしたでしょうか?

オーストラリアンテリアは主人に尽くす従順性と陽気さで世界中から愛されています。小柄で温和な性格で手入れも簡単なので、テリア種を初めて飼う方にもおすすめな犬種ですよ。

ただ、オーストラリアンテリアを迎え入れる場合、海外からの輸入となり日本での迎え入れは難しい犬種です。

オーストラリアンテリアを日本で飼育しようとしたときにかかる初期費用や餌代はこちらの記事にまとめています

テリア種についての詳しい記事は下記をご覧ください。

↓犬種210種類まとめ記事を読む↓