チワワとダックスフンドのミックス犬であるチワックスは、その愛らしい表情から多くの方に人気がある犬種です。
いつまでも快適に、そして愛らしくいてもらうためには、カットやトリミングなどのお手入れが欠かせません。
この記事では、チワックスのカットやトリミングなどの定期的なお手入れについてまとめました。
目次
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チワックスの毛並みの種類は?

毛並みの種類
チワックスの毛並みは大きく分けて「ロングコート」「スムースコート」「ワイヤーヘアー」の3種類があります。
ロングコート
全身が長毛の特徴があります。快適な日常を送るためにも定期的にカットやブラッシングなどの手入れが必要になります。管理が大変な反面、おしゃれなどを楽しむことができるメリットなどがあります。
スムースコート
直毛で短毛の特徴があります。ロングコートよりも抜け毛が多い特徴がありますが、毛が絡み合ってできる毛玉にはならないので、お手入れは楽と言えるでしょう。また、皮膚トラブルにもすぐに気づくことができるといったメリットもあります。
ワイヤーヘアー
針金のような硬い毛が特徴です。毛質を維持する場合やドッグショーに出る場合は、「プラッキング」と呼ばれる毛を抜く方法でのお手入れとなります。トリマーさんでもできるお店が限られている場合もありますので、事前に確認するようにしてください。
トリミングやカットは必要?
チワックスのトリミングやカットについては、必ずしも必要というわけでありません。ただ、毛並みの種類によっては、定期的にカットやトリミングを行った方が過ごしやすくなる場合もあります。様子を見ながら、取り入れるか判断してくださいね。
チワックスのトリミングに必要なものは?

用意するもの
- トリミングテーブル
- ハサミ
- バリカン
- ブラシ
カットはトリマーさんにしてもらうのが一般的ですが、簡単なカットであれば自宅でのセルフカットも可能です。「トリミングテーブル」「ハサミ」「バリカン」「ブラシ」などトリミングに必要なものをそろえましょう。
トリミングテーブル
犬を安定して支えながら、トリミング作業を行うためのテーブルです。滑り止めの素材や安全な高さの調節機能があるものが望ましいですよ。
ハサミ
犬の毛をカットするために使用する専用のハサミです。普通のはさみではなく、トリミング用のカットハサミを使用しましょう。主に「ストレートはさみ」「すきばさみ」などを用意してください。
バリカン
毛の長さを調節してカットするための電動バリカンです。異なるブレードサイズを備えたものが便利です。耳周りや足の裏など、細かい箇所に利用できます。
ブラシ
毛の絡まりをほぐしたり、抜け毛を取り除くためのブラシです。「スリッカーブラシ」「獣毛ブラシ」「コーム」「ピンブラシ」などを用意しましょう。トリミング以外でも被毛ケアとして利用できますので、トリミングをしない方も用意しておくことをオススメします。
チワックスのカット、自宅でやる方法は?

定期的に行うことでサロンよりも安く済むので、ご自身の手で愛犬をカットしてあげている飼い主さんも多くいらっしゃいますよ。ただし、初めてトリミングを行う場合や特定のトリミング作業に関しては、専門家のアドバイスやトリマーに相談することをおすすめします。
胴回りなど全体的なカット方法
毛の長さを決め、コームで整えながらストレートはさみで少しずづカットしていきます。
慣れるまでは難しいカットは目指さずに、少し長めに残すようにカットするといいですよ。
小まめにはさみを移動させながら、全体のバランスを見てカットしてくださいね。
足裏のカット方法
足先や肉球の間の毛が伸びすぎてしまうと、床で滑ってケガをしてしまう可能性が高くなります。
足をしっかりと抑えてコームで毛をかき出し、肉球にかかっている部分を全体的にバリカンでカットします。その後、はさみで整えればOKです。
注意点として、足を持ち上げるときに無理な方向に曲げて関節を痛めてしまわないようにしてくださいね。
肛門周りのカット方法
肛門周りの毛が長くなると、便が付着して不衛生な状態になりやすくなります。
肛門周りの毛をコームで整え、はさみやバリカンで短めにカットします。誤ってしっぽを切ってしまわないよう、しっかりと上に持ち上げるようにしてくださいね。
チワックスのカットスタイルは?

カットスタイル
カットスタイル
- サマーカット
- ライオンカット
- 柴犬カット
チワックスのカットスタイルには「サマーカット」「ライオンカット」「柴犬カット」などがあります。
サマーカット
「サマーカット」とは、夏の暑さ対策として毛を短くするカットスタイルのことです。短くカットされた被毛は熱を逃しやすくし、犬の体温調節を助け熱中症になるリスクを下げることができるメリットがあります。また、短い被毛によってお手入れが簡単になり、清潔さを保ちやすくなりますよ。ただし、犬種や個々の犬の特徴によって、サマーカットが適切であるかどうかは異なりますので、トリマーと相談してからカットするようにしてくださいね。
ライオンカット
「ライオンカット」とは、首から胸あたりの毛を少し長めに残し、まるでライオンのような見た目のカットスタイルです。ライオンカットは一部の犬種によく見られるスタイルであり、特に小型犬に人気があります。このスタイルは犬の特徴や被毛の状態によって異なるため、トリマーと相談して犬の個別のニーズに合わせたライオンカットのスタイルを選ぶことが重要です。
柴犬カット
「柴犬カット」とは、柴犬の特徴的な外見を再現するためのカットスタイルです。 柴犬は首周りや胸元の被毛が特にフサフサです。柴犬カットでは、これらの部位の被毛を長めに残し、ふんわりとした見た目を作ります。胴体や背中の被毛は一般的に短めにカットされ、被毛の長さは均一に整え自然な見た目を目指します。
気になる方はトリミングサロンで聞いてみて下さいね。
カットスタイルのデメリットも把握!
「サマーカット」や「ライオンカット」には、夏の暑さを涼しく過ごしてほしいという思いからカットをする方も多いと思います。しかし、むき出しになった皮膚は日の光で炎症を起こしたり、草むらの葉っぱなどで傷ついてしまう可能性などがあります。
カットスタイルをお願いする場合は、それぞれのメリットとデメリットをしっかり確認してから決めるようにしましょう。
チワックスのブラッシング、やり方は?
チワックスのブラッシングは、どんな毛並みでも定期的に必要なお手入れです。健康な被毛環境の調整に役立つだけでなく、皮膚を刺激して血行を良くするなどマッサージ代わりにもなるからです。
毛質によっては、ブラッシングの頻度が異なります。以下の項目では、チワックスの毛並みタイプ別にブラッシングのやり方を紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
ロングコート
おすすめのブラシ
- スリッカーブラシ
- コーム
被毛のもつれ解消やノミ・マダニ対策のためにも、1日1回のブラッシングを心がけます。
まずは毛の先端をブラッシングして、毛のもつれを解いていきます。ペンを持つように握ると皮膚を傷つけにくいですよ。
その後、根元から毛先にかけて上下に動かすようにブラッシングして、抜け毛を取り除きます。
仕上げにコームで毛をすくうようにブラッシングすると、美しくふわふわな被毛に仕上がりますよ。
スムースコート
おすすめのブラシ
- 獣毛ブラシ
- ピンブラシ
スムースコートや短くカットした場合でも、毎日のブラッシングは必要です。
「獣毛ブラシ」や「ピンブラシ」を使い、皮膚を傷つけないように優しくブラッシングしてあげてください。
ワイヤーヘアー
おすすめのブラシ
- スリッカーブラシ
- コーム
プラッキングをしない場合でもお手入れは必要です。埃や汚れを溜め込まないためにも、週2~3回ブラッシングをしてあげましょう。
丁寧にブラッシングをした後は、コームで梳かして毛並みの流れを整えてください。
チワックスのシャンプー、頻度や方法は?

頻度
- 3週間に1度が目安
毛質を保つため、3週間に1度を目安にシャンプーを行います。
お湯の温度は35℃前後、お尻から後ろ足、背中、胸、前足、顔の順番で指の腹を使ってマッサージをするように洗うといいですよ。
タオルで水気を取り除き、ドライヤーなどで素早く乾かしたら完了です。
個体によっては洗いすぎの場合もありますので、愛犬の被毛の状態をよく確認しながら行いましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
トリミングというとサロンに任せるイメージが強いですが、簡易的なものであれば自宅でも行えます。
ショーなどに出る予定もなく、飼い主さん自身が苦でなければ自宅でトリミングしてあげてください。
愛犬との距離を近づける良い機会にもなりますよ。
できることから少しずつ始めてみてくださいね。
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