ペットとして人気なリクガメの種類5選!それぞれの特徴や販売価格まとめ

爬虫類の中で圧倒的にペットとしての人気が高いカメ。最近ではペットショップやホームセンターでも目にする機会が増えました。

カメは、ミズガメとリクガメの2種類に分類され、種類も豊富です。

今回の記事では、リクガメの種類や特徴、販売価格についてまとめました。

ペットとして人気のリクガメの種類1:ヘルマンリクガメ

リクガメ

ヘルマンリクガメの価格

  • 10,000円~30,000円

ヘルマンリクガメの価格は、およそ10,000円から30,000円。リクガメの中でも手を伸ばしやすい価格の種類です。

特徴

ドーム状に盛り上がった甲羅をしており丸みがあるのが特徴で、愛嬌のある顔とつぶらな瞳がかわいらしい印象のカメです。

大変丈夫で人懐っこい性格なので、リクガメ初心者の方でも安心して迎えいれられるでしょう。個体差はありますが人に慣れやすく、手からごはんを与えることもできます。

ヨーロッパでは、昔からペットとしてポピュラーで入門編として迎え入れる方が多い種類です。

その他特記事項

成長しても20㎝と小型なので省スペースで終身飼育が可能です。

また、ヘルマンリクガメの寿命は平均して20年前後といわれており、飼育環境などによっては35年ほど長生きする個体も。

冬場は冬眠をさせないよう、室内・ケージ内の温度を一定に保つ必要があります。特に準備をせず冬眠をさせてしまった場合、そのまま目覚めてこない可能性があり危険です。

ペットとして人気のリクガメの種類2:ギリシャリクガメ

リクガメ

ギリシャリクガメの価格

  • 10,000円~30,000円

ギリシャリクガメの価格は10,000円~30,000円です。

特徴

甲羅の柄が豊富でギリシャのモザイク模様と似ていることからギリシャリクガメと呼ばれています。

ギリシャリクガメとヘルマンリクガメは一目で見分けることは難しいですが、ギリシャリクガメには後ろ肢と尾の間にある突起状の鱗があります。

ヘルマンリクガメは、尻尾の先の形状にはカギ爪状の突起があるので、注目すると違いに気づくでしょう。

丈夫で日本の気候にも適応できるリクガメで、入門編としてもおすすめです。

その他特記事項

成長しても20~30㎝の小型なので省スペースで終身飼育が可能です。寿命は30~50年ほど。

性格も大人しく、慣れると飼い主さんの顔を覚えてくれます。

コンスタントに輸入されており、ペットショップやホームセンターでも迎え入れられる種類です。通信販売は禁止されているので、違法な業者とは取引しないようにしてください。

ペットとして人気のリクガメの種類3:ホルスフィールドリクガメ

リクガメ

ホルスフィールドリクガメの価格

  • 8,000円~15,000円

ホルスフィールドリクガメの価格は8,000円~15,000円です。

特徴

本来カメは前足の指が5本、後ろ足の指が4本なのですが、ホルスフィールドリクガメは前後の足の指が4本ずつあります。

冬眠時に地面を掘ることから、甲羅の高さはそこまでありません。

別名、ロシアリクガメ、ヨツユビリクガメと呼ばれています。

その他特記事項

穴掘りが得意なので、外で飼育する場合は脱走に注意が必要です。

飼育環境下では、床材を厚めに敷いて穴掘りができるようにしてあげてくださいね。

日本での流通も多いので、ペットショップで最も安価で売られています。比較的丈夫でニオイも少なく割合衛生的に飼育できるため、初心者からマニアまで幅広くファンがいる種類です。

ペットとして人気のリクガメの種類4:エロンガータリクガメ

リクガメ

エロンガータリクガメの価格

  • 20,000円~30,000円

エロンガータリクガメの価格は20,000円~30,000円です。

特徴

黄土色をベースとした甲羅に黒い斑紋が入っているのが特徴です。

斑紋の入り方には個体差があり、全く入らないものから、黄土色の部分がほとんどないものまでいます。

通常頭部は黄色ですが、繁殖期に発情したオスはピンク色に変化します。

その他特記事項

古くから大量に輸入され、安価で入手することができたカメです。

最近では野生個体の減少により、流通数も激減したため価格が高騰しています。多湿にも強く、丈夫で日本の気候でも飼育がしやすいのでおすすめです。

ペットとして人気のリクガメの種類5:パンケーキリクガメ

リクガメ

パンケーキリクガメの価格

  • 15,000円~30,000円

パンケーキリクガメの価格は15,000円~30,000円です。

特徴

極端に扁平で指で押すとへこむほど柔らかい甲羅を持っています。

数多くいるリクガメの中でも、最もユニークな見た目で人気の高い種類です。

軽量のため動きが速く、岩などに登ることを得意としています。成長しても20㎝と小型なので省スペースで終身飼育が可能です。

その他特記事項

意外と高温に弱く、飼育環境下ではよく水に入るので、体全体が浸かる大きさの水入れを常設してあげてくださいね。

日本では繁殖個体が流通してるため、価格変動も少ない種類です。

生涯のパートナーとして

亀 ギリシャリクガメ3

カメの平均寿命は20~30年といわれています。飼育環境によってはそれ以上生きる個体も。

ペットとして一緒に暮らしている方も多い、犬や猫に比べるととても長生きする動物です。

特徴や飼育方法を正しく理解することで、かけがえのない生涯のパートナーになってくれるはず。最期まで面倒をみれるかよく考え、リクガメを迎えいれてくださいね。