マイクロブタさんと生活をともにする飼い主さんが日本に増えてほしい。
これは私たちpepyの願いであり、マイクロブタさんのブリーディングを行うmipigさんの願いでもあります。
しかし、いたずらに飼い主を増やすわけにはいきません。ブタさんたちの幸せを考えると、飼育放棄や健康被害などの問題を安易にひき起こすわけにはいかないからです。
そこでこの記事では、mipig責任者の皆川さんにお聞きしたマイクロブタさんとの生活に向かない人の特徴を7つまとめています。
皆川さん
ぜひとも迎え入れ検討中の方、全員にお読みいただきたいです。
この記事でまとめたこと
マイクロブタさんとの生活に向かない人1:ただ癒やしが欲しい人
「ただ癒やしが欲しい」方はマイクロブタさんとの生活に向きません。
これはマイクロブタさんに限らずすべてのペットにいえます。自宅にいる時間が増え、生活にさびしさや物足りなさを感じた方がペットとの生活を検討するケースが多いです。
もちろんその事自体は否定しませんが、マイクロブタさんという生き物を自宅に引き取るということは紛れもなく「家族」が1名増えるということです。
身の回りのお世話や食事の準備には、あなたが思っている以上に手間がかかるかもしれません。排泄物の掃除は毎日しなければなりませんし、大きさも1歳をすぎればコーギーと同じくらいのサイズになります。
なので「癒してくれる存在」という生活のよい一面だけを切り取らず、生活には「大変な一面もある」という覚悟を持って生活を始めてください。
マイクロブタさんとの生活に向かない人2:収入が安定していない人
「収入が安定していない方」はマイクロブタさんとの生活に向きません。
マイクロブタさんとの生活には月々1~2万円、年間約14万円ものお金がかかります。これは最低限マイクロブタさんを健康に生活させるために必要なお金です。
また病気をすればその度医療費がかかります。寿命は約10年といわれているので、マイクロブタさんが生活できるだけの経済的余裕を最低10年以上持続できる方でないと飼育は難しいです。
マイクロブタさんとの生活に最低限必要なグッズとかかるお金はこちらの記事でまとめています。
マイクロブタさんとの生活に向かない人3:プレゼント感覚の人
「プレゼントとしてマイクロブタさんを検討している方」はマイクロブタさんとの生活に向きません。
信じられない話ですが、彼氏・彼女へのプレゼントとしてマイクロブタさんをはじめペットを検討する方が一定数います。
これは、誕生日プレゼントとして養子のこどもを「ネックレス感覚」で選んでいることと同じです。人道的にNGな行動のはずです。
「ただ癒やしがほしい人」と共通することは、どちらもマイクロブタさんとの生活を突発的な感情だけで決めているということです。
ぜひその場の判断だけではなく、飼育のリアルを想像してから迎え入れを判断してください。
マイクロブタさんとの生活に向かない人4:極端な性格の人
「極端にめんどくさがり屋、神経質すぎる方」はマイクロブタさんとの生活に向きません。
例えばmipig運営のマイクロブタカフェでは、ブタさん1匹1匹に対して毎週体重測定を行ってごはんの量を計算しています。ブタさんはすぐに体型が変化してしまう動物なので、肥満にならないためにもこの頻度でのチェックが必要なのです。
飼い主さんにも月1回の体重測定をお願いしているため、これをめんどくさがる方にはマイクロブタさんの健康を維持できないという理由で生活は向きません。
逆に「体重を0.1kg単位で正確に測らないと気がすまない」というような神経質すぎる方も、飼育は向きません。
マイクロブタさんとの生活に向かない人5:外出時間が長い人
「外出時間が長い方」はマイクロブタさんとの生活に向きません。
野生のブタさんは常に集団で生活をしていたので、マイクロブタさんも1匹きりが苦手な寂しがり屋の性格の子が多いです。
野生の状況下で1匹で行動している状況は、いつ天敵に襲われるかわからないという「緊張感」がある状態です。長時間のお留守番はブタさんにとって大きなストレスがかかってしまいやすいです。
たまにの外出は仕方ないにせよ、出張や旅行で家を空ける頻度と時間が長い方は残念ですがマイクロブタさんとの生活は諦めてください。
マイクロブタさんとの生活に向かない人6:ある程度のスペースが確保できない人
「ある程度広いスペースを確保できない方」はマイクロブタさんとの生活に向きません。
マイクロブタさんも健康維持には運動が大切です。しかし現在日本では「ブタ熱」という感染症が流行しており、ブタさんを頻繁に散歩に連れ出すことは危険な状態です。
そのため今の期間は室内かお庭で運動量を確保してあげることが大切なので、ご自宅にそういったスペースがない方はマイクロブタさんとの生活に向きません。
マイクロブタさんとの生活に向かない人7:養豚場の近くに住んでいる人
「養豚場の近くにお住まいの方」はマイクロブタさんとの生活に向きません。
さきほどの「ブタ熱」しかり、日本はブタさん「病気大国」といわれるほどさまざまな危険な感染症があります。
その多くは人には感染しませんが、ブタやイノシシ同士で感染し、致死率が高いものも多いです。
養豚場にいるブタさんからマイクロブタさんに感染してしまうこともありますし、そのまた逆もしかりです。なので残念ですが、養豚場が生活圏内にある方はマイクロブタさんとの生活は向きません。
まとめ
以上、飼育に向かない人の特徴を7つご紹介しました。
マイクロブタさんとの生活を検討している方はまずこの記事をお読みいただき、7つの特徴に当てはまらないことを確認してから迎え入れ予約をしてくださいね。
皆川さん
この記事を読んだ上で、それでも生活を始めたい!という方は、ぜひこちらの応募フォームから私たちmipigにお問い合わせください。
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