三角形の立ち耳と眼鏡と呼ばれる眼のあたりの白い模様が特徴的なキースホンドは、オランダ原産の中型犬です。
スピッツ系ですが見知らぬ人や他の犬に対してもフレンドリーですし、忍耐強い性格をしているので小さな子供がいる家庭でも飼うことができますよ。
この記事ではキースホンドの販売価格や餌代など生涯でかかるお金についてまとめました。
キースホンドの販売価格と年間かかる餌代は?

子犬の価格
- 25万円前後
年間の餌代
- 約12万円
キースホンドの子犬の販売価格は25万円前後です。
2015年の時点で11頭がJKCに登録されていますが、国内にいるブリーダーさんの数は多くはないので購入を考えているのであれば早めにコンタクトを取るようにしてくださいね。
稀にですが親からの遺伝疾患であるファロー四徴症を患っていることもあるので、入手前には「親や兄弟を見せてもらう」「遺伝子検査を済ませておく」ことも忘れないようにしてくださいね。
年間の餌代
キースホンドにおすすめのドッグフード「オリジン」 (2kg6600円)で計算すると、月に8000円ほどかかります。
しつけに使うおやつ代と合わせて月1万円ほどなので、年間で約12万円かかる計算ですね。

キースホンド、飼育環境を整えるのにかかる費用は?

準備しておくもの
- サークル
- 床材
- 食器類
- 首輪、リード
- トイレ用品
- ケア用品
揃えておくと便利なもの
- キャリーケース
キースホンドを飼育するために必要なものは「サークル」「床材」「食器類」「首輪、リード」「トイレ用品」「ケア用品」などです。6万円ほどで揃えることができますよ。
サークル
成犬時の大きさが20kg程度のキースホンドには、幅120cm高さ100cm程度あるサークルで十分です。1.5万円ほどで購入できますよ。
床材
股関節形成不全に注意が必要な犬種なので、フローリングの床で滑ったりしないように対策が必要です。
1万円程度で販売されているワックスを床に塗ったり、コルクマットを敷き詰めてあげると関節疾患のリスクを下げることができますよ。
食器類
食器類は耐久性のあるステンレス製か陶器製のボウルがおすすめです。水飲みはボウルでも大丈夫ですが、衛生面を考えると給水ボトルタイプがおすすめです。それぞれ2000円ほどで購入できますよ。
首輪、リード
キースホンドは、首輪でもハーネスでも問題ないですが、力が強い犬種なのでしっかりとした素材の首輪を選んであげてくださいね。5000円程度で様々な素材のものが発売されていますよ。
ケア用品
ケア用品として「ブラッシング用のブラシ」「シャンプー」も揃えるようにしてください。
ダブルコートであり皮膚病を患いやすい犬種なので、週1~2回のブラッシングと1~2ヶ月に1回程度のシャンプーが欠かせません。
ブラシ類は2000円ほど、低刺激のシャンプー&リンスはセットで5000円ほどで購入できますよ。
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トイレ用品
トイレトレーは5000円前後で販売されているワイドサイズを2枚並べるタイプがおすすめです。トイレシートのワイドサイズは300枚入り6000円程度で購入できます。
そのほか揃えておくと便利なもの
上記以外に揃えておくと便利なものが「キャリーケース」です。
キャリーバッグは病院へ連れて行く時や災害時に必要です。中型犬用は1万円ほどで購入できますので用意しておくと安心ですよ。
キースホンドの飼育はどのくらいお金がかかる?

飼育にかかる合計費用
- 約285万円
犬の飼育にかかる生涯費用は「初期費用」+「年間費用」✕「寿命」で計算することができます。
キースホンドの飼育にかかる初期費用は「子犬価格」「飼育環境」を合わせた約40万円です。年間費用には「餌代」「ケア用品」「トイレ用品」「医療費(ワクチン代)」が含まれます。中型犬の医療費は年間3.5万円ほどかかるので、年間費用は18万円になります。
キースホンドの平均寿命は14年ほどなので、生涯費用は31万+18万×14年=283万円ほどになる計算ですよ。
「股関節形成不全」「てんかん」「皮膚疾患」などを患いやすいので、医療費を抑えるためにもペット保険へ加入を考えてあげてくださいね。
万全の態勢で飼育を楽しもう!
キースホンドを飼育するためには飼育環境や飼育費用の用意も大切ですが、日本では稀少犬種なので診察をしてくれる病院をしっかりと見つけておくことも忘れないようにしてください。
手遅れなどという事が無いように、しっかりと万全の態勢を整えてからキースホンドとの飼育を楽しんでくださいね。