マントヒヒはオナガザル科ヒヒ属に分類される霊長類で、大人のオスにあるマントのようなタテガミから名前が付きました。
メスにはマントのようなタテガミはなく、オスに比べて全体的にほっそりとしています。成長したオスとメスでは、かなり違った外見をしていることも特徴的ですね。
この記事では、マントヒヒの分布域や生息域、会える動物園、食べている餌についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
この記事でまとめたこと
マントヒヒはどこに住んでいる?分布は?
分布域 | アフリカ |
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生息域 | 草原 |
岩場 |
マントヒヒの分布域はアフリカです。イエメン・エチオピア・サウジアラビア・ジブチ・スーダン西部・ソマリアなどですね。
主に「草原」や「岩場」で生活しており、昼間は1頭のオスと数頭のメス・子どもからなる群れで移動しながら食事をしますよ。夜になると外敵から身を守るために100頭以上の群れを作り、崖の上などで休んでいます。
マントヒヒは動物園で会える?
関東近郊でマントヒヒに会える動物園
- 桐生が岡動物園(群馬県)
- 東武動物公園(埼玉県)
- 羽村市動物公園(東京都)
- 野毛山動物園(神奈川県)
関東近郊だと、「桐生が岡動物園」「東武動物公園」「羽村市動物公園」「野毛山動物園」などでマントヒヒに会うことが出来ますよ。
「伊豆アニマルキングダム(静岡県)」「九十九島動植物園(長崎県)」「平川動物公園(鹿児島県)」などでは、マントヒヒに餌やり体験(数に上限あり)ができます。餌をねだるパフォーマンスなども見られるので、ぜひ訪れてみてくださいね。
マントヒヒに会える、海外の動物園
海外だと、アメリカの「サンディエゴ動物園」やオーストラリアの「アデレード動物園」「ウェリビーパーク・オープン・レンジ動物園」、シンガポールの「シンガポール動物園」などで会うことが出来ますよ。
シンガポール動物園では、マントヒヒに餌やりをすることができます。旅行の思い出にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
マントヒヒの餌は?何を食べる?
飼育下での餌 | バナナ |
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パン | |
イモ | |
野生下での餌 | 昆虫類 |
小型爬虫類 | |
木の葉・果実・種子 |
動物園などの飼育下では、「バナナ」「パン」「イモ」などを食べています。餌やり体験でマントヒヒにあげる餌も、バナナやイモなどが大半ですね。
食料の少ない地域で生活しているためか、野生下では雑食性で見つけた物は何でも食べているといわれています。
「昆虫類」「小型爬虫類」「木の葉・果実・種子」を主に食べますが、鳥の卵なども食べますよ。
ハーレム
マントヒヒの群れは、一頭のオスと複数のメスから成る一夫多妻制です。
オスは親元から幼いメスを連れ去ってハーレムを作りますが、メスがハーレムから離れようとしたらオスはメスの首に噛みついて引き止めます。
この噛みつきが強すぎて、中には死んでしまうメスもいますよ。