今回pepy編集部がおじゃましたのは、マルイ池袋7Fで開催のネコリパブリックさん主催のホゴネコ譲渡会「ネコ市ネコ座」。今回が8回目で、全国展開の大手百貨店での開催が今回初。
会場では、猫界の著名な写真家さんが集合した「ねこねこ写真展」、猫雑貨を数多く取りそろえた「ネコ市」も開催していましたよ。
「ネコリパブリック」と「ネコ市ネコ座」について
ネコリパブリック
ネコリパブリックは、保護猫と里親の新たな出会いをつくる猫カフェ。
「2022年2月22日までに、日本の行政による猫の殺処分をゼロに!」という目標を掲げながら、猫と素敵なライフスタイルを提案し、ビジネスとして「自走」することを目指す新しいスタイルの猫カフェです。
2017年2月現在全国に7店舗の保護猫カフェを運営していますよ。
出典:ネコリパブリック公式HP
ネコ市ネコ座
そんなネコリパブリックが主催されているホゴネコ譲渡会がネコ市ネコ座。
『楽しみながら、猫助け』というテーマのネコ市ネコ座では、保護猫と新しい家族の出会いの場を作るのみならず、保護猫に関わる知識を来場される皆さんに知ってもらうためのセミナー開催、豊富な種類の猫雑貨や猫本の販売をしています。
二度と悲しい思いをさせない!保護猫セミナーの「ネコ座」
ネコ市ネコ座では、ホゴネコ譲渡会に参加されるすべての来場者の皆さんに、保護猫セミナー「ネコ座」を受講してもらっているのが特徴です。
ネコ座では、
年間6~7万頭の猫の殺処分の実態とその解決にむけた取り組み
野良猫へ避妊去勢の施し、過度な繁殖を抑制し、猫の命を見守る猫地域活動
などについてのお話の認知活動を行っています。
「保護猫に二度と悲しい思いをしてもらいたくない」というネコリパブリックの想いに共感し、保護猫に愛情をもって家族に向かい入れてほしい。
そんな想いを来場者の方とお話する場が「ネコ座」なのです。
参加者の声
参加者全員に実施したアンケート調査によると
96%の方が「今後も譲渡会に参加したい」と回答し、
98%の方が「今後猫を飼うなら保護猫を検討したい」と回答しています。
ネコ市ネコ座に参加した方の満足度は非常に高いといえます。
実際の感想文
ネコ市ネコ座に参加した多くの方が「参加してよかった」「考え方が変わった」と自由記入欄にて回答しています。ここではいくつか匿名で紹介いたします。
11匹の保護猫 それぞれの「猫」生
「ネコ座」参加後に初めて参加できるのが、ホゴネコ譲渡会。会場には、11匹の保護猫たちが来場者の皆さんと対面されていましたよ。
とても印象的だったのが、保護猫のお名前と保護当時の様子について手書きの紹介文。
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高齢だった飼い主さんに先立たれてしまった11〜12才の「シロちゃん♀」。どうしてもお世話できる方が見つからず。親戚の方が心を痛めて保健所に預けられたとのこと。
保護主さんが大切にお世話された証拠に、マッサージやおもちゃが大好きとの紹介文もありました。
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また、会場にはお母さんと兄妹の家族3匹で一緒にいる保護猫も。
仮に猫の家族と別れたとしても寂しくない、愛情を注いでくれる、そんな新しい家族に向かい入れてほしいと感じました。
人間それぞれ違った人生があるように、保護猫の生い立ちにもそれぞれのドラマがあります。保護猫の紹介文一つ一つから感じたことは、一匹一匹の保護猫に「猫」生があるということ。
愛情込めてお世話をされた保護主さんの姿が目に浮かび、pepy編集部の気持ちもじんわり。
ネコリパブリックと保護主さんをはじめ保護猫活動に関わるすべての皆さんのお仕事の尊さを痛感しました。
保護猫たちが新しい家族と素敵なご縁に巡り会いますように!
「保護猫という選択を素敵な文化に」
会場では、ネコリパブリックの代表取締役・首相の河瀬麻花さんにもお話を伺うことができました。
「首相?」と思われた方へ。実は、ネコリパブリックでは、猫が「大統領」なのです!
河瀬麻花さんは
「保護猫は、保護されるまでの間にすでに辛い思いをしています。
猫の『引っかき傷』のように、保護猫の実態を、少しでも多くの来場者の心に残せたら」
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「保護猫と聞くと、悲しさや辛さなどといった少しネガティブなイメージを持ってしまいがちです。
ネコリパブリックが作っているのは、ビジネスとして自走する仕組み。
保護猫を飼うという選択が素敵な文化であると思われる、そんな世の中をつくりたい。」
とお話されていました。
猫を中心として、猫に関わる全ての人に楽しんでもらいながら追求する猫の保護活動、その進展のための道筋をはっきりと確信されている、
そんな印象を河瀬麻花さんから受けました。
取材後記
会場では、譲渡会の他にもオリジナル猫グッズや写真展が販売および展示されています。
(会場では、昨日お世話になったフェリシモ猫部さんのグッズコーナーも!)
商品や写真一つ一つが素敵であることは然ることながら、ネコリパブリックさんの想いに共感された方たち一人ひとりが、「保護猫を助けるために」という理念の下に、「ネコ市ネコ座」というイベントを作り上げている。
そんな一体感がとても素敵に感じられる「ネコ市ネコ座」でした。
今回pepy編集部が「ネコ市ネコ座」におじゃまするキッカケは、フェリシモ猫部トークイベントのゲスト 猫写真家のケニア・ドイさん。
そんなケニア・ドイさんの写真集「じゃまねこ」がこちら。自由奔放な猫たちの「じゃまっぷり」がかわいくて困ってしまうという本ですよ。pepy編集部もお店で購入し、サインを頂きました!気になる方はチェックしてみてくださいね!
ケニア・ドイさん、素敵なご縁をどうもありがとうございました!とても素敵な皆さん、また取材させていただける機会を楽しみにしています?
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