ネズミの仲間!チンチラの寿命や販売、飼い方まとめ

チンチラは手に収まるサイズ感、ふわふわとした手触りが人気の小動物です。感情が豊かで、いくつかの鳴き声を発して可愛いですね。この記事ではチンチラの体の特徴から性格、飼い方、かかりやすい病気、鳴き声までまとめました。

 

チンチラとは?大きさや原産国は?

チンチラ

チンチラはモルモットなどの仲間で、やわらかい毛並みと可愛らしい見た目が特徴の小動物です。ペットとしてよく見ますが、野生種は絶滅の危機にひんしています。

チンチラの体長25~35cmで、そのうちしっぽは15~20cm、体重は400~600gです。原産国はチリで、デリケートの生き物のため温度・湿度の変化には敏感です。

 

チンチラの性格や特徴、生態は?

チンチラ

チンチラの多くは飼い主によく慣れ、人懐っこい性格をしています。甘えん坊でとても可愛らしい存在で、飼いやすいですよ。夜行性である、運動能力が高い、においがほとんどしない、丈夫で長生きであることがチンチラの特徴です。

チンチラの野生種は南アメリカ、アンデスの標高3000~4000mの涼しい地域で生活しているため、暑さには弱いです。日本の梅雨から夏にかけての気候はチンチラには過ごしづらいですね。

性格や特徴、生態について詳しくは、こちらの記事です。

 

チンチラの寿命は?

チンチラ

チンチラの寿命は5~20年と幅があり、最長記録は27年です。ペットとして飼育される動物の中でも長生きですよ。体が丈夫なのできちんと面倒を見てあげれば、長く一緒にいられますよ。

 

チンチラのカラーの種類と値段は?

チンチラ

チンチラはカラーによって値段が異なります。カラーごとの特徴を簡単にまとめています。

スタンダートグレー

  • 20,000~35,000

一般的で、人気のあるカラーです。全身が青灰色で、胸元からお腹にかけて白っぽい色です。目の周り・鼻先の色が薄い場合もあり、濃淡には個体差があります。

 

シナモン

  • 35,000~50,000

全身が薄茶色の種類です。グレーやブラックにくらべかなり明るい印象で、目はまるでブドウのような赤い色をしています。

 

ブラックベルベット

  • 40,000~50,000

全身が黒っぽく、胸元からお腹の毛色は白いです。全体の印象として白っぽい色が入るためブラックエボニーほど黒くありません。

 

ブラックエボニー

  • 50,000~65,000

全身が真っ黒で黒光りして見えます。個体により耳や胸元の色が明るい黒の場合がありますが、色が真っ黒なほど値段が高くなります。

 

ホワイト

  • 60,000~80,000

全身が白、目が黒い稀少な種類です。耳や手足の先は黒い場合もあります。

 

パイド

  • 65,000~80,000

体全体が白く頭や背中にシルバーが混ざっています。シルバーの入り方や耳の色は個体により差が生じ、値段も異なってきます。

 

バイオレット

  • 65,000~80,000

青紫色で高級感漂う毛色です。お腹は白く、耳が黒っぽい場合もあります。とても綺麗で希少な種です。

 

カラーの種類について詳しくはこちらの記事です。

 

チンチラの選び方、購入の注意点は?

チンチラ

チンチラを購入するとき気を付けることは「毛の色」「性別」「健康」の3つです。チンチラの色はスタンダートグレーと呼ばれる灰色の個体が一般的です。性別によって気性が異なり、オスは気性が穏やかで、メスは荒い傾向があります。健康をチェックするポイントは毛並み・けがの有無・歯の色ですよ。

選び方、注意点について詳しくは、こちらの記事です。

 

チンチラの飼育方法、準備するもの

チンチラ

準備するもの

  • ケージ
  • 巣箱
  • 餌入れ
  • 給水器
  • 砂場
  • 回し車
  • ステップ
  • かじり木

チンチラの飼育グッズは金属製または陶器製のものを選びます。かじれない素材であることが大切です。段ボールやプラスチックは柔らかく、かじって飲み込んでしまうと危険なので避けたほうがいいですね。レイアウトにも気を使うとチンチラが過ごしやすい環境になりますよ。

飼育グッズについて詳しくは、こちらの記事です。

 

チンチラの飼育方法、えさの種類と与え方

チンチラ

脂質の消化を苦手としているチンチラの餌選びのポイントは高繊維・低脂質です。

繊維の多いものを食べると便秘など健康リスクの低減につながると考えられているので、主食は「アルファルファ」や「チモシー」、おやつは「チンチラ用ペレット」「種実類」「レーズン」がおすすめです。

餌やおやつについて詳しくは、こちらの記事です。

 

チンチラの飼育方法、温度・湿度管理

チンチラ

チンチラは熱中症にかかりやすいです。エアコンや扇風機で温度を15~25度に調節し、湿度は60%を超えないよう対策してあげてください。夏はペット用の冷却グッズを使ってみるのもいいですよ。

 

チンチラの飼育のコツ、気を付けるポイントは?

チンチラ

気を付けるポイント

  • 生活リズムを決める
  • 遊ぶスペースの確保、回し車を用意
  • ケージの下にペットトイレシーツ
  • かじり木やチンチラストーンを用意
  • 電気コードに気を付ける
  • 毎日砂遊び

神経質で夜行性なところもありますが、以上のポイントを踏まえておけば飼育がずっと楽になりますね。自然と遊べる環境を作ってあげるとチンチラが喜んでくれます。楽しんでいる様子を観察できるのでおすすめです。

コツについて詳しくは、こちらの記事です。

 

チンチラの気を付けたい病気は?

チンチラ

気を付けたい病気

  • 不正噛合
  • 熱中症
  • 皮膚糸状菌
  • 脱毛症
  • 下痢
  • 便秘

歯、皮膚、お腹の状態、体温など気を付けたいポイントが多いですね。お腹の病気は普段の食生活に気をつかってあげると未然に防げますね。

かかりやすい病気の症状・治療法・対処法について詳しくは、こちらの記事です。

 

チンチラの鳴き声の種類と意味は?

チンチラ

鳴き声の種類

  • コミュニケーションを取ろうとするとき
  • 警戒や威嚇をしているとき
  • 求愛や欲求をあらわしているとき

コミュニケーションを取ろうとするときは「キュッキュー」「プープー」「プップッ」と鳴きます。警戒、威嚇しているときは「ギャッギャッ」「グーグー」「ケーッケーッ」と鳴きます。求愛や欲求をあらわしているときは「ワンワン」「アンアン」「ヴォッヴォッ」と鳴きます。

鳴き声の種類と意について詳しくは、こちらの記事です。

 

可愛らしさあふれる最高のパートナー

チンチラ

見た目が可愛らしいチンチラですが、飼うにあたって気を付ける点もあります。チンチラのための環境や食生活を心がけると、長い時間を共に過ごしてくれるパートナーになってくれます。小動物ならではの飼いやすさ、可愛らしさが魅力ですね。