サプリメントに関してはペットの業界でもさまざまな議論がされています。
以下、ペット飼い主の皆さまに商品をおすすめする立場として、当メディアpepyが知っておくべきと思う3つのことと、正しく選ぶための5つの基準をまとめています。
目次
知っておくべきこと1:効果に科学的根拠はない
1つ目は「ペットサプリメントの効果に科学的根拠はない」ということです。
例えば「症状A」によく効く「成分X」が発見されたとします。
「症状A」に対する「成分X」の効果に科学的根拠があったとしたら、成分Xはペットサプリとしてではなく「医薬品」として販売されます。
逆にペットサプリメントとして販売されているということは、「効くかもしれないが科学的根拠はない成分である」といえます。
また「医薬品医療機器等法」によれば、ペットサプリメントはペットフードと同様、医薬品には含まれません。
医薬品以外の商品を販売する時に「具体的な効果・効能に関する表示」をしてはいけないので、ペットサプリメントの販促時に「効果がある」という言葉を使ってはいないということになります。
一方、医薬品の場合は「効能効果を必ず明記しなければならない」という決まりです。サプリメントとは立ち位置が逆なのです。
このことから、わかりやすく考えると
サプリ+【科学的根拠】=医薬品
医薬品-【科学的根拠】=サプリ
という構図が成り立ちます。
ペットの健康を思って、ペットサプリを試してみることは決して悪いことではありません。しかし本当に効くかどうかは保証されていないということは「知っておくべき事実」と思っています。
出典:e-Gov「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(医薬品医療機器等法)
ペットサプリと医薬品の違いを「グルコサミンサプリ」で詳しく解説
例えば小型犬が抱えやすいひざの痛み。良いとされるのは「グルコサミン」のサプリメントです。
サプリメントを「効果に科学的根拠がないもの」と捉えるならば、膝の痛みに対するグルコサミンの役割はどのように解釈したら良いのでしょうか。
まず、ひざの痛みはひざの「軟骨」がすり減ることが原因で、グルコサミンは軟骨の構成成分です。これは間違いありません。
さらにグルコサミンサプリメントを飲めば愛犬の体内のグルコサミンの量が増えることも事実です。
しかし、体内で増えたグルコサミンが本当にひざの軟骨を補強し、その結果痛みが取れるかどうかまでは保証されていません。
グルコサミンサプリを飲めば、飲んでいない犬よりは痛みが取れやすくなる「かも」しれない。サプリメントとはそういうものです。
知っておくべきことその2:栄養素を補う目的で使う
2つ目は「栄養素をピンポイントに補う目的で使う」ということです。
必要な栄養素を主に食事から摂取することは、ペットも人間も同じです。たとえペットが完全栄養食のフードを食べていても、怪我やおやつのあげすぎなどで「ある特定の栄養素」が不足することもよくあります。
何か不足した栄養素を食事よりもてっとり早く補給してあげたいときにサプリメントは重宝するのです。ちなみにある1つの成分を多く配合しているペットサプリは「ターゲット型」といいます。
例えばターゲット型の「カルシウムサプリメント」を摂取したあとに、ペットの体内の「カルシウム」の量が増えることは間違いないのです。
pepyに監修頂いている獣医師に確認したところ、実際に動物病院でも医薬品と一緒にターゲット型のサプリメントが処方されることはよくあるそうです。
参考:動物病院で薬とペットサプリが同時に処方される例
動物 | 病名 | 薬 | 併用するサプリ |
---|---|---|---|
犬 | 皮膚病 | セファレギン | ・ビタミンE ・アンチノール |
猫 | 慢性腎臓病 | プロスタサイクリン | ・カリナール1、2 ・レンジアレン |
猫 | 猫風邪 | ・インターフェロン ・抗生剤 |
リジン |
ただ、薬と併用する目的で使う場合、ターゲット型のサプリメントは自分で選ばず獣医師さんに選んでもらってください。
ペットサプリの中には医薬品と同時に服用することで医薬品の副作用が強くなってしまうものや、逆に効果を薄めてしまうものがあるからです。
薬を服用中のペットに与えるサプリを、飼い主さんの独断で決めることは大変危険な行為なのです。
知っておくべきこと3:量を間違えれば副作用はでる
3つ目は「量を間違えれば副作用は出る」ということです。
サプリメントには「1日○回○粒ずつ」や「1日○gを○回に分けてご飯にふりかける」など用法用量が記載されています。用法用量を守らないと副作用が出るリスクは医薬品と同じです。
たとえば「1日3回2粒ずつ」と記載されているサプリAがあったとします。「1日5回2粒ずつ」や「1日3回4粒ずつ」など、記載以上の量を与えた場合、副作用が出る可能性が十分にあります。
いくらサプリメントが医薬品に比べて安全でも、大量に摂取すれば副作用は出るのです。
サプリメントで副作用が出る例
例えばグルコサミンを過量に摂取すると胃に負担をかけて「食欲不振」を引き起こします。
カルシウムのサプリメントを過量に摂取すると、体内の「カルシウム/リン」のバランスが崩れるため数々の病気を発症する引き金となります。
飼い主さんが注意すべきこと
注意すべきは「飼い主さんが与える量を間違えないこと」です。ペットサプリメントは自分で食事を選べないペットが口にするものだからです。
特に犬と猫は、お皿の中のご飯をすべて一気に食べきる習性がありますので、飼い主さんがお皿に入れてしまった時点でペットにはどうすることもできません。
飲むサプリメントの種類は「最低限」に抑える
また、副作用が出ないからといって、なんでもかんでも与えたら良いというわけでもありません。
ターゲット型のサプリメントを摂取するということは、ある特定の成分を体内に増加させることになります。その成分が体内で不足していないペットにとっては、逆に「過量」となってしまうのです。
関節痛によいとされるグルコサミンサプリは、過量摂取により食欲が低下することは先に説明したとおりです。
サプリメントは必要なときに必要な量を与えることが大切です。
ペットの健康対策として普段からサプリメントを与えたいという方には、ターゲット型のサプリではなく複数の成分を含みペットの健康を総合的にサポートしてくれる「ベーシック型」のサプリメントがおすすめです。
サプリメントは「高額」であることも1つ特徴です。経済的な面でも与える目的を考えて、ペットが飲むサプリの種類は最低限に抑えてあげることが大切ですね。
ペットサプリメントを選ぶときに大切にしたい5つの基準
上記、ペットサプリに対する見解をまとめると次のようになります。
・医薬品と違って効果に科学的根拠はない。
・ある特定の成分を体内に補うことはできる。
・用法用量を守らなければ副作用が出る。
・最低限必要なサプリのみを服用する。
この前提をもとに、飼い主さんが自分でペットサプリを選ぶ場合、心がけてほしい5つの基準を紹介します。
ペットサプリを選ぶ基準1:成分
科学的根拠がないとはいえ「成分」は最重要です。
配合されている主成分が正しいものなのかをみることも大切ですが、不要な添加物が入っていないか確認することも大切です。
ペットサプリを選ぶ基準2:形状
成分の次に形状は重要な基準だと考えます。
飲みやすい形状はペットによって違いますし、いくら良い成分が入っていても飲んでくれなければ無意味だからです。
ペットサプリを選ぶ基準3:価格
価格は「継続して飲むことで一定の働きを発揮する」というサプリメントの特性上、大切な観点です。
価格が高すぎて継続して与えることができない場合には無理して生活水準を変える必要はなく、別のサプリメントへの切り替えをおすすめします。
また必ずしもそうとは限りませんが、あまりにも安すぎるサプリメントには少し不安をいだきます。一通り調べて「あやしくない」と判断したもののみpepyには掲載しています。
ペットサプリを選ぶ基準4:GMPマーク
GMPとは「Good Manufacturing Practice」の略で、GMPマークがついたペットサプリは製造及び品質の管理が基準を満たしている証拠となります。
パッケージにGMPマークが必ずついているので、安心してサプリを選べる1つの基準となります。
ペットサプリを選ぶ基準5:動物病院専用サプリメント
動物病院専用サプリメントにも、パッケージに「動物病院専用」と書かれています。医療現場で薬と一緒に処方されることが多いサプリメントですが、動物病院でしか販売されていないわけではありません。一般の飼い主さんもネットでご購入いただけます。
しかし「動物病院専用」の言葉通り、本来は動物病院で処方されるべきサプリメントなので、飼い主さんだけの判断で購入しないほうが良いのではないかという専門家の意見もあります。
編集部おすすめのペットサプリメント3選
ここまで知っておくべきポイントと正しく選ぶための基準についてご説明してきました。
ペットサプリメントは「正しい症状」に対して「正しい量」を「正しい回数」飲んではじめて働きが期待できるのです。
ここからは上記のポイントや基準に沿っておすすめする3つのサプリメントについて詳しくご紹介します。
関節の健康維持に「毎日散歩 グルコサミン&イミダゾールペプチド」
毎日散歩の基本情報
割引制度 | 定期購入初回32%オフ お試し半額キャンペーン(単品) |
---|---|
容量 | 1袋60粒 |
定価 | 2,827円(税込) |
定期購入 割引対応価格 |
初回998円(税込) |
初回半額(単品) 割引対応価格 |
1,414円(税込) |
1日あたりの 給与量 |
超小型犬:2粒 小型犬:3粒 中型犬:4粒 大型犬:5粒 |
毎日散歩のおすすめポイント
おすすめポイント
- 関節の健康を維持する6種類の成分配合
- 与えやすいチキン味の錠剤
- 香料、着色料、保存料、化学調味料不使用
- 安心の国産!静岡県と千葉県で製造
- 獣医師も推奨するペットサプリ
わんちゃんにとって、関節の痛みや違和感は日常生活の大きな負担になります。生活の質が低下するといっても過言ではありません。
いつまでも元気で自分の足で歩けるよう、関節のサポートをしてくれる「毎日散歩」をご紹介します。高齢になる前の段階から、関節の健康を維持する6種類の成分配合された毎日散歩でケアしてあげましょう。
豊富な関節のサポートする成分
毎日散歩に配合されている成分は「グルコサミン」「イミダゾールペプチド」「コンドロイチン」「Ⅱ型コラーゲン」「プロテオグリカン」「ビタミンD」の6種類です。
軟骨の成分として含まれているもの、軟骨を守ったり作り出す成分が含まれているもの、どれも関節にとって大切な成分です。中でも「イミダゾールペプチド」は、数千kmも飛び続ける渡り鳥の力の源になっているアミノ酸で、筋肉の中に蓄積し運動パフォーマンスを向上させる働きがあります。
関節を集中してサポートするのではなく、体重を支える筋肉にも働きかけることができるのが毎日散歩のメリットですね。
ペットフード安全法に則った安心の国産サプリ
農林水産省が定める残留基準(農薬が基準値を超えていないか)をクリアした原材料で、静岡県と千葉県の工場で製造されています。ペットフード安全法を満たした工場なので、安全は保証されています。
また、健康補助食品GMPの認定を受けており、適正な製造管理と品質管理のもと製造されています。愛犬に与えるものだからこそ、こういった厳しく管理されて作られたサプリなら安心できますね。
今なら初回限定!単品購入が半額に
\愛犬がいつまでも健康で運動できるように/
目の健康維持に「毎日愛眼 ブルーベリー&ルテイン」
毎日愛眼の基本情報
割引制度 | 定期購入初回32%オフ お試し半額キャンペーン(単品) |
---|---|
容量 | 1袋60粒 |
定価 | 2,827円(税込) |
定期購入 割引対応価格 |
初回998円(税込) |
初回半額(単品) 割引対応価格 |
1,414円(税込) |
1日あたりの 給与量 |
超小型犬:2粒 小型犬:3粒 中型犬:4粒 大型犬:5粒 |
毎日愛眼のおすすめポイント
おすすめポイント
- 目の健康を維持する6種類の成分配合
- 与えやすいチキン味の錠剤
- 香料、着色料、保存料、化学調味料不使用
- 安心の国産!静岡県と千葉県で製造
- 楽天ウィークリーランキング1位獲得
毎日愛眼は、わんちゃんに多い目のトラブルに作用してくれるサプリです。厳選された6つの成分が配合されており、品質にもこだわって作られています。
そんな毎日愛眼に配合された2種類の成分に注目してご紹介していきます。
ブルーベリーやルテイン!目の健康を守る成分
毎日愛眼には目の健康を維持してくれる6つの成分が配合されています。「ブルーベリー」「ムラサキイモ」「ルテイン」「アスタキサンチン」「グリーンプロポリス」「メグスリノキ」の6つです。
注目したい成分はブルーベリーとルテインです。
注目の成分の働きを解説
ブルーベリーには抗酸化作用の強いポリフェノールを豊富に含んでおり、網膜に存在するロドプシン(光の明るさを感知する光受容体)の再合成をサポートし、目の健康を維持する働きがあります。
ルテインは黄色色素といって、網膜の中央に存在しています。活性酸素によって眼の細胞の酸化や老化を抑制していますが、加齢によってルテインが減少していきます。ルテインは体内で生成できないので、食事や毎日愛眼のようなサプリで補うのが有効です。
楽天ウィークリーランキング1位
楽天のペットサプリメント、ウィークリーランキングで1位を獲得しています。定期購入だけでなく単品で購入できるので試しやすく、愛犬に与えても問題ないか確認できるのが良いですね。
今なら初回限定!単品購入が半額に
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シニア犬の健康維持に「毎日一緒 DHA&EPA」
毎日一緒の基本情報
割引制度 | 定期購入初回32%オフ お試し半額キャンペーン(単品) |
---|---|
容量 | 1袋60粒 |
定価 | 2,827円(税込) |
定期購入 割引対応価格 |
初回998円(税込) |
初回半額(単品) 割引対応価格 |
1,414円(税込) |
1日あたりの 給与量 |
超小型犬:2粒 小型犬:3粒 中型犬:4粒 大型犬:5粒 |
毎日一緒のおすすめポイント
おすすめポイント
- シニア犬の健康維持のため7種類の成分配合
- 与えやすいチキン味の錠剤
- 香料、着色料、保存料、化学調味料不使用
- ペットフード安全法の基準を満たした国産
- 初回購入に限り半額になるキャンペーン中
わんちゃんの寿命はどんどん延びてきており、現在は平均14歳以上となっています。高齢化に伴ってさまざまな病気にかかりやすくなりますが、認知症も増加しています。
14歳以上のわんちゃんの約40%が認知症だというデータもあり、シニア期に入ったら気を付けたい病気の一つです。
脳の神経細胞を活性化!DHAやEPA配合
毎日一緒には、「DHA」「EPA」「亜麻仁油」「フェルラ酸」「ビタミンE」「イチョウ葉エキス」「ビタミンB12」が配合されています。
特に認知症予防に必要なのは、DHAとEPA、ビタミンEです。DHAはオメガ3脂肪酸ともいわれており、マグロやカツオ、アジなどに多く含まれていて、脳の神経細胞を活性化、修復する働きがあります。
EPAは同じくオメガ3脂肪酸で、血液凝固抑制作用がDHAよりも高いことから血管や血液の健康を維持し、生活習慣病の予防や改善に期待できる成分です。
そしてビタミンEは、若返りのビタミンなんて言われており活性酸素から体を守る効果に期待できます。肌や被毛、細胞の健康維持に役立つ、継続的に摂取することで加齢による脳へのダメージから守る働きに期待できますよ。
余計なものは添加せず愛犬の健康をサポート
毎日一緒には、香料、着色料、保存料、化学調味料が使われていません。愛犬に与えるものだからこそ余計なものは添加せず、健康を維持したい愛犬の邪魔をしないように作られています。
食事はもちろん、補助食品であるサプリの添加物にも気を付けて、愛犬が健康でいられるよう「毎日一緒」を検討してみてください。
今なら初回限定!単品購入が半額に
\獣医師もおすすめ!シニア犬の健康維持に/
ペットサプリメントは「お守り」のように飲まないこと
以上、この記事ではペットサプリメントについてpepyが考えていることと、サプリメント選びの大切にしたい基準をまとめました。
「健康に良さそうだから」と意味なくペットサプリを与えることはよくありません。
pepyで紹介しているサプリメントはすべて上記5つの基準に沿っておすすめしていますよ。皆様のペットサプリについての理解にこの記事を役立てていただければ幸いです。