近年、アクアリウムに癒しを求める方も多くなりました。丸い体で見た目も可愛いピンポンパールは特に人気がでてきています。
さまざまな金魚や熱帯魚を一緒に飼いたいと思う方が多いと思われますが、実は、ピンポンパールは他の熱帯魚との混泳は向いていませんよ。
この記事では、ピンポンパールが他の熱帯魚との混泳に向かない理由についてまとめました。
この記事でまとめたこと
ピンポンパールは他の熱帯魚との混泳は向かない?
ピンポンパールは他の金魚や熱帯魚との混泳には向いていません。
他の熱帯魚に比べて泳ぎが苦手で泳ぐスピードもゆっくりしているためです。
また体が弱く、回復に時間がかかるのも混泳に向かない1つの理由ですよ。
ピンポンパールが混泳に向かない理由1:泳ぎが苦手
ピンポンパールは他の金魚や熱帯魚とは異なる丸い体をしているため、真っすぐ泳ぐことがあまり上手ではありません。
静かに止まっている時間もあるため、他の魚から攻撃対象となる場合が多く、つつかれても逃げることができないため怪我をしてしまいます。
ピンポンパールが混泳に向かない理由2:泳ぐスピードがゆっくり
ピンポンパールは泳ぎが苦手な上にゆっくりと泳ぐため、餌を他の魚に取られて食べ損ねてしまいます。
餌を食べ過ぎて転覆病になりやすいピンポンパールですが、食べ損ねても元気がなくなり、他の病気になることもあるので、確実に食べることができるようにピンポンパール同士だけにしてあげることをおすすめしますよ。
ピンポンパールが混泳に向かない理由3:体が弱い
上記に述べたように、攻撃されて怪我をしたり、食べ損ねて病気になったりと体が弱いこともピンポンパールの特徴の1つです。
一度体が弱ってしまうと回復するのに時間がかかりますよ。
塩水につけて病気を回復させる塩水浴などで治療をしても完全に回復しないこともあり、最悪の場合、死に至ることもあるので、他の金魚や熱帯魚との混泳はおすすめできません。
ピンポンパールの群泳(同種同士の混泳)はどうなの?
他の金魚や熱帯魚との混泳には向いていませんが、ピンポンパール同士の場合は一緒にしても問題ありません。
大きさの違うピンポンパールを混泳した場合、最初は警戒していても攻撃性が少ないため問題なく過ごせます。
最初から2匹一緒に飼っていた場合、1匹が死んでしまうと残り1匹になったピンポンパールは泳ぐ姿がいつもより元気がなくなってしまうことがあります。
1匹で飼うより数匹一緒に入れてあげるとピンポンパール自体もとても元気になりますよ。
ただし、オスメスで飼うと繁殖期にオスが執拗にメスを追い回し、メスが弱ってしまうこともあるため注意が必要です。
ピンポンパールはとてもデリケート
ピンポンパールは水質、水温によってすぐに体が弱ってしまうため、他の金魚や熱帯魚と混泳させるのは避けることをおすすめしますよ。
水質保持やコケ防止のために、ヤマトヌマエビや石巻貝を入れることは可能です。
健康を維持させるためにもピンポンパール同士以外の魚とは混泳させず、ソフトボール大まで大きく成長できるように育てられると良いですね。