ドッグショーに愛犬を出したい!準備や手続き、費用は?

自慢の愛犬をドッグショーに出したいとき、どのような手順を踏めば良いのでしょうか。展覧会に犬を出すことを「出陳(しゅっちん)」と呼びます。

本記事では、ドッグショーへ愛犬を出陳する方法をご紹介します。必要な準備や手続き、費用などについてまとめましたので、参考にして下さいね。

 

愛犬をドッグショーに出陳するための条件は?

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愛犬をドッグショーに出したい場合、手順を踏めば一般の飼い主でもドッグショーに犬を出陳することができます。

出陳にはいくつか条件があり、メジャーな主催団体であるJKC主催のドッグショーに出陳するには、愛犬が以下の条件を満たしている必要があります。

・FCI(国際畜犬連盟)に公認された犬種
・JKCの会員が所有する登録犬(血統書付きの犬)
・繁殖能力がある(去勢や避妊手術をしていない)犬
・健康な(皮膚病などを患っていない)犬
・発情していない犬
・噛み癖のない犬

出陳条件は主催団体によって異なりますので、事前に確認するようにしてくださいね。

 

ドッグショーに出るまでの準備は?

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ドッグショーに出るための準備と手続きの第一歩となるのが、ハンドラーの決定です。

ハンドラーとは、ドッグショーで犬をリードして歩く犬のエスコート役のことです。ハンドラーは犬のオーナー自身がなることもできますし、プロに依頼することも可能です。

ハンドラーを決めたら、参加するドッグショーを決定します。

JKC主催のドッグショーの年間スケジュールは、JKCのホームページでチェックできます。参加したいドッグショーが見つかったら、主催のドッグクラブに申込みを行います。申込書はドッグクラブから郵送してもらうか、JKCのホームページからダウンロードできますよ。

申込書を送り、ドッグショーへの参加が決まったら、愛犬のトレーニングを開始します。飼い主自身がハンドラーになる場合、自分で愛犬を訓練する必要があります。

行うべき訓練は、スタック(ショーで決めるポーズ)の練習、クレートで大人しく待つ練習などがあります。一度ドッグショーを見学すれば、どんな訓練をすればよいのか理解できますよ。

ドッグショーの動画もインターネット上に多く上がっているので参考にしてくださいね。訓練に自身のない方は、プロのハンドラーにレクチャーを依頼するのもオススメです。

 

ドッグショー参加のために必要なものや費用は?

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ドッグショーは、犬さえ連れて行けば参加できるわけではありません。ドッグショー当日までに、以下の物をそろえておく必要があります。

・ブルーシート
・バリケンネル(ペットケージ)
・バリケンネルを覆える毛布
・トリミング用のテーブル
・トリミング用品
・ショー用のリード
・犬を拭くタオル
・ハンドラーの衣装(オーナーがハンドラーになる場合)

ショー用のリードは、インターネット通販やドッグショーの会場で購入できます。安価なものなら1,000円程度で購入可能です。

ドッグショーの参加費用はショーの規模によりますが、大半が5,000~10,000円程度です。JKC主催のドッグショーの場合、参加条件としてJKC会員である必要があります。飼い主がJKCの会員でない場合、事前に費用を払って会員登録を行ってください。

2015年9月現在、JKCの会員費は入会金が2,000円、年会費は4,000円です。詳しくはJKCのホームページを参考にして下さいね。

 

ドッグショーに参加してみよう!

自慢の愛犬を多くの人に見てもらえ、順位づけされるドッグショー。

出陳手続きは複雑そうに見えますが、一度やってみると簡単ですよ。興味のある方は、まずはハンドラーを探して、コンタクトをとることからはじめてみてくださいね。