体長が4㎝ほどの小さい温帯魚であるアカヒレ。可愛らしいと多くの飼い主さんから人気の熱帯魚です。この記事ではアカヒレの飼い方について寿命や餌、水温、値段、気をつけたい病気をまとめました。
アカヒレの飼い方、寿命やおすすめの餌は?
アカヒレの餌
- 雑食
アカヒレの寿命は水温や飼育環境にもよりますが平均3年ほどです。餌は「アカヒレ専用の餌」もありますが「メダカの餌」でも代用することができますよ。基本的に口に入る程度の大きさであれば何でも食べる雑食の熱帯魚なのです。
アカヒレの飼い方、水温は?値段は?
水温
- 冬:最低12℃
- 夏:最高35℃
値段
- 20~50円
アカヒレの飼育に適した水温は意外とルーズで冬は最低約12℃まで、夏は最高約35℃まで耐えることができます。
アカヒレを飼育する際には水槽に「濾過フィルター」や「低床」の設置がかかせません。また、水槽の水には塩素が含まれているので常に中和するようにします。更に、温度計を忘れずに設置しておいてくださいね。
アカヒレは、基本的に大人しい性格の魚で最大でも4㎝ほどの大きさにしか成長しない小さい魚です。そんなアカヒレの価格は安い販路で1匹20円、高くても1匹50円ほどですよ。
アカヒレが気をつけたい病気は?
病気
- 1. 白点病
- 2. 水カビ病
アカヒレがかかりやすい病気は一般的に熱帯魚がかかりやすいとされる「白点病」と「水カビ病」につきます。
アカヒレの病気1. 「白点病」
アカヒレが最もかかりやすい病気が白点病です。アカヒレの体に目立つ白い斑点が特徴的な病気で、特に寒い時に発生しやすいといわれます。「イクチオフチリウス」と呼ばれる繊毛虫の仲間が寄生することで発症します。
治療には「鷹の爪」がおすすめです。「薬浴」や「塩浴」も多少高価を発揮しますが、水草が枯れてしまったり寄生虫を完全に除去できなかったりしますので、おすすめではありません。鷹の爪に含まれるカプサイシンという成分は、水草を枯らすことなく寄生虫を死滅させることができるのです。
アカヒレの病気2. 「水カビ病」
白点病同様に多いのが水カビ病です。半透明の異物がアカヒレの体やヒレに付着します。特にアカヒレの体にスリ傷などができたときに感染しやすい病気です。真菌が原因となって発症し、主に冬場に多発する傾向にあります。
他の寄生虫が寄生してできた傷に菌が入り込むことで、ヒレなどに線状のカビが発生して炎症を起こすのです。進行すると次第に体全体にカビが覆われて死亡してしまいます。
水カビ病の治療法としては、マラカイトグリーンやメチレンブルーなどを使った薬浴が有効な治療法として知られています。ピンセットなどを使ってカビを取り除きマラカイトグリーンやメチレンブルーなどを加えた薬浴で経過観察を行います。また、水温を28~30度を維持するようにするとより良いともいわれています。
病気は早めに対処!
アカヒレは大人しく、販売価格も安いので誰でも飼育しやすい温帯魚です。また、餌も好き嫌いなく食べてくれることもおすすめポイントです。アカヒレに関わらず、病気には注意してくださいね。少しでも異常があればすぐに対処してあげる必要があります。