一人暮らしでも飼育しやすく、愛らしさ満点のハムスター。今回の記事では、ハムスターの飼育グッズ、ハムスターが噛む理由、なつくコツ、トイレのしつけなど、ハムスターの 飼育に関する情報をまとめてご紹介します。
この記事でまとめたこと
ハムスターの飼い方は?必要なグッズは?
ハムスターの飼育にはいくつか必要なグッズがあります。まずは、飼育ケージです。まずはシンプルな水槽タイプか金網タイプのケージを選びましょう。
ハムスターの飼育ケージにはカラフルで、アスレチックのような物がありますが、飼育には不向きです。ケージの掃除が行き届かず、不衛生になりがちだからです。
他にも運動不足解消のための回し車、給水器、リラックスするための隠れ家、床材、エサ入れが必要です。
おすすめの回し車
SANKO サイレントホイール15

ワイヤー型ケージ、ガラス水槽型ケージにも対応しているマルチ仕様のハムスター用の回し車です。もちろん床に置いて使用することもできるため、どのようなケージにも対応でき、音も出ないように工夫されていておすすめですよ。
本体サイズ (幅x奥行x高さ) | 15.5×9.5×17.5cm |
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重量 | 240g |
おすすめの給水器
マルチボトル 80ml

小動物用に使い勝手のよいスタンダードな形のボトル。付属のワイヤーで吊り下げて設置することができます。
おすすめのハウス
SANKO 広葉樹ハウス キューブ

大きなハウスでハムスターにとって過ごしやすい空間になっています。
本体サイズ (幅x奥行x高さ) | 12×10×10cm |
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重量 | 222g |
おすすめの床材
ジェックス ハビんぐ 柔ごこち 400g ホワイトパルプマット

天然広葉樹パルプから作られた床材になっており、柔らかい素材なのでハムスターを傷つけることなく使えますよ。低アレルギー素材で、排便の確認がしやすく、通気性に優れた床材です。
おすすめの餌入れ
SANKO ハッピーディッシュ ラウンドM

餌がこぼれないようにフード状になっており、ハムスターに適した餌入れになっています。陶器で作られているので、丈夫で長持ちしますよ。
本体サイズ (幅x奥行x高さ) | 12.3×12.3×7.5cm |
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重量 | 260g |
ハムスターとの接し方は?
ハムスターは夜行性なので、昼間は眠ってあまり活動しません。睡眠を妨げないためにも床材の交換やエサの補充は夜にしてあげてください。
ただ、人間と生活リズムが違うからといってスキンシップを怠ってはいけません。スキンシップの中で、いつもと違う行動をしていないか、エサや糞はどうか、チェックすることで病気の対策にもなります。
ハムスターの飼育には飼育環境と食事が大切
ハムスターの飼育で重要なのは、清潔な環境でバランスよくエサを与え、しっかりと観察することです。
小さくて可愛らしい一方で、かよわい動物でもあります。まずはハムスターの性格や生活リズムを理解してあげ、大切に飼育してあげてくださいね。
ハムスターが噛みつく理由は?

ハムスターが噛み付く理由
- 餌を探す本能的な好奇心
- ストレスや恐怖心
- 縄張り本能
ハムスターの飼い主への噛みつきには、主に3つの理由が考えられます。
餌を探す本能的な好奇心
ハムスターの前歯は餌を食べるために発達しています。ハムスターの噛みつきは、自然界において外敵を攻撃するほどの打撃はありません。弱い力で噛み付く際は、餌を探す本能的な好奇心と考えられ、目に見えたものが餌であるかを確かめているといえますよ。
ストレスや恐怖心
飼い始めのころは、ハムスターも飼い主になれていません。そのため、掴まれたときに驚きや恐怖心からとっさに噛み付いてしますことがあります。すぐに離れることがほとんどですが、強く噛み付く場合は、ストレスや恐怖心が原因で噛み付いていることが多いです。
縄張り本能
ハムスターには、強い縄張り意識が本能的に備わってます。そのため、自分の縄張りと認識している領域への侵入を阻もうとする本能から、差し出された飼い主の手に噛み付くことがありますよ。特に、巣窟の周りに対して縄張り意識を持つことが多いです。
なつきやすいハムスターの種類は?

なつきやすいハムスターの種類
- ゴールデンハムスター
- ジャンガリアンハムスター
- キンクマハムスター
なつきやすいハムスターの種類としては、「ゴールデンハムスター」「ジャンガリアンハムスター」「キンクマハムスター」の3種類がいます。
ゴールデンハムスター
日本で最も知られていると言っても過言ではない種類で、大きな体と温厚な性格が特徴的です。
1匹1000~2000円程度で販売されています。
ジャンガリアンハムスター
個体差はあるものの、比較的なつきやすいとされている種類です。
手のひらに2匹乗ってしまうほど小さいサイズで、豊富な被毛色が特徴的なハムスターです。
1000円前後で販売されていることが多いですね。
キンクマハムスター
ゴールデンハムスターをベースに改良された品種なので、おっとりとした性格をしている個体が多いです。
体の大きさもゴールデンハムスターのように大きめですが、おっとりした性格をしていますよ。
1匹800~2000円前後で販売されています。
ハムスターの種類や特徴について詳しく知りたい方はこちら
ハムスターがなつく3つのコツ

飼い始めのハムスターが、飼い主と触れ合うのに慣れるためには時間が必要です。ハムスターが少しでも早く慣れるために、飼い主さんにおすすめなふれあい方のコツを以下でまとめました。
ハムスターがなつくコツ
- 1.快適な環境を整備
- 2.最初はそっとしておく
- 3.匂いを覚えてもらう
ハムスターがなつくコツ1「快適な環境を用意しておく」

おすすめなケージ大きさ
- 通常サイズ:30cm×30cm×高さ20cm
- ゴールデンハムスター:35cm×65cm×高さ20cm
ケージ内に用意したい飼育グッズ
- エサ皿
- 回し車
- ハウス
- 砂入りトイレ
- 給水器
ハムスターがなつく前提として、快適な環境を用意してあげる必要があります。
一般的には、「30cm×30cm×高さ20cm」ほどの大きさのケージがおすすめですよ。ゴールデンハムスターであれば「35cm×65cm×高さ20cm」が理想です。
ケージの用意が難しい場合は、衣装ケースでも代用できます。衣装ケースを使う場合はケースに穴をあけるか、フタの一部を切り取って金網に変えて通気性をよくしておいてくださいね。
ケージには床材を厚さ10cmほど敷きつめ、「エサ皿」「回し車」「ハウス」「砂入りトイレ」を入れておきます。「給水器」を設置すれば、ハムスターにとって快適な環境が整備できますよ。
ハムスターがなつくコツ2「最初はそっとしておく」
ペットショップでハムスターを飼うと、移動用の小さな箱に入れてくれます。ハムスターをペットショップから連れて帰ってきたら、移動用の箱のふたを開けた状態でケージに入れてあげます。
無理に引っ張りだすのではなく、自分から箱の外へ出るまでそっとしておいてくださいね。初めての環境にビックリしたハムスターは、しばらくケージの中をウロウロします。ハムスターが「ここは安全な場所なんだ」と認識するまで、3日間ほどは触らずにそっとしておいてくださいね。
ハムスターがなつくコツ3「匂いを覚えてもらう」
飼い始めてから4~6日目ほど経ったら、少しずつ「飼い主の匂い」を覚えてもらってください。手にエサを乗せて与えると、クンクンとにおいを嗅いできます。
警戒心の強いハムスターだと「キィッ!」と声をあげて威嚇してくる場合があります。威嚇された場合は焦らず、慣れるまで触らないようにしてくださいね。無理に触ろうとすると噛みつかれてしまうことがあるからです。
何度も手からエサを与えていると、「この匂いの人はエサをくれる人なんだな」と覚えてくれます。慣れてくると、飼い主の声を聞いただけで「エサをちょうだい」とハウスから出てきてくれますよ。
ハムスターはトイレのしつけはできるの?

オシッコのしつけはしやすいですが、ウンチのしつけは難しいといえます。
ハムスターをはじめとした小動物は、天敵に狙われないように安全な決まった場所でトイレを行う習性があるからです。
ゴールデンハムスターの場合はトイレのしつけができることも多いですが、ジャンガリアンやロボフスキーといったドワーフハムスターはトイレを決めないことが少なくありません。
どうしても決まった場所でおしっこをしない場合は無理強いせず、床材をこまめに交換して清潔を保つように対処するようにしてくださいね。
ハムスターのトイレのしつけ、おすすめのグッズは?
ハムスターにトイレのしつけをするには、ハムスターが使いやすいトイレを用意しておくことが大切です。ハムスターが使いやすいトイレグッズをご紹介します。
おすすめのトイレグッズ
- プラスチック製の屋根付きハムスタートイレ
- ウサギ用のフード付きエサ皿
- 広い口のネコ瓶
- 消臭グッズ
プラスチック製の屋根付きハムスタートイレ
ドワーフハムスター向けのトイレです。ペットショップで簡単に購入することができますよ。屋根付きなので砂が飛び散らず、頻繁に砂を追加しなくても済みます。
ドワーフハムスターがトイレを覚えてくれなかった場合でも、「砂浴び場」として利用できます。砂浴びはストレス解消や体の汚れを落としてくれます。トイレとして使ってくれなくても砂浴びのために、砂遊び場をケージにつくってあげてくださいね。
おすすめのトイレ
SANKO ゴールデンハムスターの快適トイレ

ゴールデンハムスターサイズのトイレ空間で、砂かきをしても外に飛び出ない仕様になっているので、おすすめですよ。
ウサギ用のフード付きエサ皿
体の大きなゴールデンハムスターにおすすめのトイレです。ゴールデンハムスターは座った姿勢で、オシリを壁に付けておしっこをします。ウサギ用のフード付きエサ皿であれば、おしりをフードにあてられるのでおすすめです。
砂を入れたらケージの隅に置き、トイレをするかどうか様子を見てくださいね。トイレをしてくれない場合、場所が気に入っていないのかもしれません。ケージの四隅全てに設置してみて、トイレとして利用する皿を残すというのもおすすめです。
広い口のネコ瓶
駄菓子屋でよく見かける、広口のネコ瓶をハムスターのトイレに使うこともできます。透明なので、おしっこをしているときの何ともいえない渋い表情が見えるのも面白いですよ。瓶の中に入り込んでおしっこをするので、どの方向に向いても壁にオシリを押し当てることができ、トイレ成功率が高いです。
ゴールデンハムスターの場合、若干大き目かな? と思うくらいのサイズでちょうど良いので、瓶のサイズを変えて試してみてください。
消臭グッズ
トイレをしつける段階では、やはりどうしても失敗してしまうことがあります。においが残るとその場所をトイレだと認識してしまい、しつけも上手く行きにくいです。うんちやおしっこは拭き掃除だけではにおいまで取りきることは難しいですので、消臭グッズが活躍しますよ。
その他、ケージや小屋などの気になるにおいに対しても消臭が可能ですので、あって損はないですよ。
ハムスターの消臭・除菌に「カンファペット」

カンファペットは一般的な「においを香りで上書きする」消臭剤とは違い、においの発生源を分解・変質させ、無害化することによってにおい自体を消し去ることを可能にした消臭剤です。
強力な除菌・消臭力があるにも関わらず、ペットにとっては全くの「無害」です。原料は全て人間の食品用として認可されたものを使用しており、「財団法人 日本食品分析センター」でもその安全性を認められています。ペットの目や口に入っても安心・安全ですよ。
今なら初回限定で詰替えパックが1個無料になります。ぜひカンファペットの瞬間消臭力を実感してみてくださいね。
内容量 | ボトル300ml +詰替え用300ml |
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価格 | 1,520円 |
見ているだけで楽しい!ハムスターの飼育を楽しもう
ハムスターがハウスから顔を出して、見つめてくる姿は本当に愛らしいです。慣れてくると、声を聞くだけで「エサをちょうだい」「お散歩に行きたいからケージから出して」と一生懸命アピールしてくるようになります。
頬袋いっぱいにエサを詰めてハウスへ帰ろうとし、入口で顔がつっかえてしまってしまう。そんなユニークな姿を見せてくれるハムスターと長く付き合えるよう、丁寧にお世話をしてあげてくださいね。