大型のナマズの仲間であるレッドテールキャットフィッシュはくっきりとした白黒の体と鮮やかな赤い尾ひれが魅力の大型魚で、す。マズらしい大きな口と長い髭も人気ですよ。
この記事ではレッドテールキャットの習性や繁殖、産卵、稚魚の育て方についてまとめました。
レッドテールキャットの習性は?
習性
- 攻撃的な性格
- 大食漢
- 混泳に不向き
- 夜行性
攻撃的な性格
レッドテールキャットはかわいい見た目に反して性格は攻撃的です。凶暴性は大きくなるほど増していきますよ。力も強く頭も固いのであまり小さな水槽では叩き割ってしまうこともしばしば起こります。
大食漢
食欲旺盛な大食漢で、口に入る大きさの魚などはすぐに食べてしまいます。なんでも丸のみするので、ときに喉に詰まらせることもあるほどです。
餌をあげ過ぎると排泄物や食べかすも増えて水質悪化につながりやすいので気を付けてくださいね。
混泳に不向き
なわばり意識が強いので他の熱帯魚を混泳させると捕食してしまいます。あまり混泳には向かない魚です。共存させるには同等かそれ以上の食べられない大きさの魚で、水面近くを泳ぐ魚がおすすめですが、かなり大きな水槽が必要になります。
その他習性
レッドテールキャットは夜行性なので、少し暗めにした方が活発に動きますよ。またかかりやすい病気として「白点病」が挙げられますが、薬に対する耐性はあまりないので、治療の際には薬の量をごく少量から使用してください。
白点病の治療には「鷹の爪」がオススメですよ。
レッドテールキャットの繁殖や産卵は?
レッドテールキャットを飼育している一般の飼い主さんが繁殖に成功した例がほとんどありません。「レッドテールキャットのオスメス2匹と稚魚を混泳させるには、かなり巨大な水槽が必要になる」「繁殖条件が難しい」などが理由として考えられますよ。
繁殖を楽しむ魚ではないといえます。
レッドテールキャットの稚魚、育て方は?
レッドテールキャットの稚魚は小さく4cm程度です。餌は人口のものでも生き餌でもよく食べますよ。のどに詰まらせないよう口に入る大きさにしてあげると良いですね。
稚魚のうちはあまり凶暴性はなく比較的臆病でもあるため、隠れることのできる流木などを置いてあげるとストレスが軽減できます。水温や水質の急激な変化や水質悪化には注意が必要です。
成長スピードは速く、半年ほどで25~30cmに成長し、力も強く活発な性格に変わってきます。早めに大きめの水槽に移してください。成長に伴い脱皮することもありますよ。薄い膜のようなものが体から剥がれ落ちますが、病気ではないので落ち着いて対処してあげてください。
単独飼育でも大変なレッドテールキャット
レッドテールキャットの寿命は長く10年以上飼育し続けることも普通にありえます。加えてかなり巨大に成長する魚なので、繁殖は現実的ではありません。単独飼育を行って、成長していく様子を観察するのが飼育の一般的な楽しみ方ですよ。
育てるのが途中で大変になっても、決して川に放流などしないでくださいね。どうしても育てられない事情があれば、ショップに相談したり里親を探すという方法を考えてみる必要があります。