熱帯魚のディスカス、どんな種類がいる?種類別特徴や値段の目安まとめ

優雅な姿で泳ぐ熱帯魚の王様ディスカス。

成長に従い変化する色調や七色が織りなす色合いが美しいディスカスは、種類が豊富で価格帯も様々です。

この記事ではディスカスの種類別の特徴と値段の目安を紹介しています。

 

熱帯魚のディスカス、どんな種類がいる?

ディスカス

 

種類

  • 改良品種
  • ワイルド

ディスカスは改良品種(養殖)とワイルドに大別できます。改良品種は日本や台湾、香港などで原種を交配させて誕生した品種で「ブルー系ディスカス」「レッド系ディスカス」の2種類がいます。

ワイルドはアマゾン川に泳いでいるディスカスそのままの種類で、「グリーンディスカス」「ブルーディスカス」「ヘッケルディスカス」などがいます。

 

日本でディスカスといえば!「ブルー系ディスカス」

ブルーディスカス

 

特徴

  • 青みを帯びた体色

値段

  • 数百円~

1990年台に日本で流行った、青みを帯びた体色を持つディスカスです。安い個体は数百円から千円程度で購入できますが、模様が少なくなるほど高値がつきます。

模様の入っていない「ブルーダイヤモンド」とよばれる品種は人気が高く、3千円から数万円で取引されることもあります。

「縞が入っていない」「目が赤い」個体を選ぶと良いとされますが、初心者の方は横縞が全身に入った安価な個体もおすすめですよ。

 

真っ赤な体!「レッド系ディスカス」

レッドディスカス

 

特徴

  • 赤みを帯びた体色
  • 赤いスポット

値段

  • 2000円~

ブルー系ディスカス以外の繁殖された品種がレッド系ディスカスです。名前の通り赤みを帯びた体色と、全身または体の一部に入っている赤い点々(スポット)が特徴です。

目も赤くてスポットが多い個体や、金目とよばれる金色の目をした個体が特に人気があります。横縞の入ったタイプが最も安価で2000円、細かな模様が前身に入ったスポット系と呼ばれるタイプだと2万円以上することもありますよ。

このほか「ソリッド系」とよばれる模様の少ないタイプや色素の薄い「アルビノ」も人気が高く、個体によっては1万円以上で販売されることもありますよ。

 

自然が育んだ美しさを持つ!「ワイルド」

ディスカスワイルド

ワイルドの主な種類

  • グリーンディスカス
  • ブルーディスカス
  • ヘッケルディスカス

南米アマゾン川で捕獲されたディスカスの原種がワイルドとよばれます。「グリーンディスカス」「ブルーディスカス」「ヘッケルディスカス」などが主な種です。

神経質なこと、病気を持っている幼体が多いため、初心者の方には飼育が難しいといわれます。特徴および販売価格は下記のとおりです。

 

グリーンディスカス

黄色い体に赤いスポット模様が入った、最も流通量の多いディスカスです。スポット模様の入り方によって値段が変わり、スポットの数や模様が多いほど高値で取引されます。

スポットが少ない個体は3000円程度で購入できますが、全身にスポットが見られる(フルスポット)「ロイヤルグリーン」と呼ばれる個体は10万円以上することもありますよ。

 

ブルーディスカス

うぐいす色の体に薄いブルーのラインが入ったディスカスです。「ライン状をした模様」が特徴的で、このラインが多いほど値段が高くなる傾向があります。

安い個体だと1万円前後で購入できますが、全身にラインが入っている個体は「ロイヤルブルー」とよばれ、10万円以上で取引されることもありますよ。

しかしながら近年は、乱獲による影響か本物のロイヤルブルーをみかけることはほとんどありません。

 

ヘッケルディスカス

黄色あるいはエンジ色の体に大きな縦模様が入ったディスカスです。「丸い体型」「太いバーチカルライン(真ん中の縦縞)」が特徴的です。

9cm前後の個体は1万円程度で販売されていますが、頭部が青みがかっている個体は人気が高く3万円で取引されることもあります。

ワイルド種の中で最も飼育や繁殖が難しいといわれている種類です。

 

まずは養殖ディスカスの飼育をしてみよう!

ディスカス まとめ
以上が熱帯魚店などで購入できるディスカスの主な種類になります。

ワイルドには水質の変化に弱い個体も多く飼育する際は注意が必要なので、初心者は養殖のディスカスから飼育がおすすめですよ。