この記事では、メダカの飼い方や飼育に必要な水槽、水温、水草、餌、混泳についてご紹介します。
日本で古くから愛されているメダカは、飼育する際はしっかりと環境を整える必要があります。混泳できる魚も限定されるので、準備をしてから飼うようにしてくださいね。
この記事でまとめたこと
メダカの飼い方、飼育に最適な環境は?

メダカは生命力の強い魚です。最低限の飼育環境を整えてあげれば、飼育環境や水温の管理に神経質になる必要はありません。メダカの飼育には水槽、水草、底砂が必要です。
水槽
水槽は、ガラス製とアクリル製の2種類があります。メダカを飼うのであればガラス製の方がコストパフォーマンスが高く、おすすめです。見た目を気にしないのであれば、発泡スチロールの箱やバケツなどでも代用できます。ただ、水が入れば何でも良いというわけではありません。メダカは水面付近で泳ぐことが多いので、水深が深くなる容器よりも、底までが浅く、水面の面積が広い容器の方が飼育に適しているのです。
メダカ用の水槽は1,000~2,000円程度、バケツであれば100円ショップでも購入できますよ。
水草
水槽内には、メダカの隠れ場所や産卵場所となる水草が必要です。メダカの水槽に入れる水草には、ミズアオイ科のホテイアオイが向いています。ホテイアオイは汚れた水をきれいにしてくれますし、見た目が美しいので鑑賞にも最適だからです。1株当たり100円程度で、ホームセンターや通販で購入できます。
底砂
底砂はバクテリアのすみかになります。バクテリアには水質を安定させる重要な働きがあります。一時しのぎの容器でない場合、底砂は用意するようにしてください。バクテリアが繁殖しやすい大磯砂がおすすめで、2kgで300~800円程度です。ホームセンターや通販で購入できます。数匹のメダカ用の水槽立ち上げであれば、2kgあれば充分です。
メダカを飼育する水槽の水温は25℃程度に整えてください。メダカは極寒の2度の水温でも生きることができますが、25℃程度の水温が最も活発に活動できる温度なのです。
メダカに最適な餌は?

メダカは雑食性の魚なので、飼育するのに特別な餌を用意する必要はありません。市販の川魚用人工飼料を与えれば育ちますし、赤虫や糸ミミズも喜んで食べてくれます。
注意点としては、生き餌は食べ残すと水質悪化の原因となることです。栄養も偏ってしまうので、与え過ぎないようにしてください。生き餌以外の餌をやる場合も、食べ残しがいつまでも水槽内に残らないようにこまめに掃除してくださいね。
メダカと混泳できる魚は?

メダカと混泳させる魚には、互いに害を及ぼさない種類を選ぶ必要があります。生活圏を争わないように、水槽内で泳ぐ高さが違う魚を選ぶことも併せて必要です。
おすすめの魚は、コリラドスやオトシンクルスです。オトシンクルスはデリケートな魚なので、メダカよりも飼育に気を使ってあげてください。魚以外では、ミナミヌマエビやタニシなどがメダカとの混泳に向いています。水質変化に強い熱帯魚を関連記事にまとめているので、併せて参考にしてみてくださいね。
メダカは生命力が強いため、初めて観賞魚を飼う方でも簡単に飼育できます。寒さには強いですが、高温にはそれほど強くないので、夏場の水温管理には注意が必要です。直射日光にあたるところだと水温がどんどんあがることもありますよ。