ベタの飼い方が知りたい!飼育に必要な水槽、水温、餌、水草は?混泳は?

闘魚の日本名で知られるベタは、大きなヒレが美しい鑑賞に適した淡水魚です。

ベタは飼育しやすく、熱帯魚初心者にもおすすめの品種ですが、正しく飼育するには環境づくりに配慮が必要です。

この記事では、ベタの飼育にあたってどんな水槽、水温、水草、餌が適しているのか、ほかの魚と混泳させられるのかなどの飼い方の基本をまとめてご紹介します。

 

ベタの飼い方、飼育に適した水槽、水温は?

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ベタは空気中から酸素を取り入れられる上鰓(じょうさい)器官をもっているので、エアポンプのない狭い水槽でも飼うことができます。極端にいえばワイングラスの中でも飼えるのですが、狭い環境では泳ぎまわることができません。目安として、横幅30cm程度の水槽を用意するのがおすすめです。ガラス製であれば2,000~3,000円程度で購入できますよ。

ベタに適した水槽内の水温は22~27℃です。ベタは本来タイなどの温暖な地域に生息していた魚なので、温か目の水温を好みます。冬場は水温が下がるので、ヒーターを使って水温を調節してあげてください。

 

ベタの餌は?

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ベタに与える餌として適しているのは、イトミミズなどの生き餌や人工飼料です。人工飼料は栄養バランスに優れていますし、ベタ専用のものも売られているので、毎日与える餌としておすすめです。生き餌はベタが自然環境の中で食べていたものに近いのものなので喜んで食べますが、水質悪化につながる懸念があります。こまめな掃除や換水が必要になるので、飼育に慣れてからのほうが無難です。また、生き餌は冷凍飼料で代用できます。冷凍飼料は管理に手間がかかりませんし、栄養価も高いので、生き餌と人工飼料を交互に与えてあげるのがオススメです。

 

ベタに適した水草は?

ベタの水槽に適した水草は、ドワーフフロッグビットなどの浮草です。ドワーフフロッグビットは熱帯地域の河川に自生している植物ですので、ベタにもなじみのある水草です。混泳させる際にも隠れ場所となるので、ベタの水槽に入れるのに最適ですよ。

 

ベタと混泳させる魚は?

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ベタは混泳が可能な魚ですが、オス同士を同じ水槽に入れるのは避けてください。オス同士のベタは相性が悪く、ケンカをしてしまうからです。オスとメスのペアの場合もケンカをしたり威嚇しあったりしますが、隠れ場所の多い大きめの水槽内なら同時に飼うことができますよ。

同種とは相性が悪いベタですが、ほかの種類の魚にはそれほど興味を示しません。水質の好みが同じで、よほど攻撃的な魚でなければ混泳させられます。テトラやコリドラスなどであれば、混泳に適していますよ。ベタは原産国のタイでは、闘魚として賭け事に用いられるほど気性が荒いです。混泳中の魚を追い回してケガをさせる場合があります。発見したら、すぐに水槽を分けるようにしてください。

 

ベタは丈夫で飼いやすいですが、性格に特徴がある魚です。混泳させる際は、ベタの特性を理解しておく必要があります。気軽に飼い始められる魚なので、まずはショップに足を運んでみてくださいね。