ショーベタは気性が激しい熱帯魚として有名です。タイのある地域ではショーベタを「闘魚」として賭けを行っています。
ショーベタには混泳できる熱帯魚はいるのでしょうか?また飼育をする際にはどういった環境がベストなのでしょうか?この記事ではショーベタの混泳、寿命、大きさ、水槽の水温、水質や餌についてまとめました。
ショーベタは混泳できる?

ショーベタは気性が激しい熱帯魚で凶暴性が高いです。同族の混泳では大きなヒレをお互いに傷つけあってしまいます。
特にオス同士の混泳では「縄張り争い」をはじめてほぼ確実に喧嘩をします。オスとメスの混泳でも繁殖以外はやはりつつきあってしまいます。
メス同士であれば一応混泳させることは可能です。比較的性格が穏やかなメスのショーベタ同士が理想的ですね。
他の熱帯魚との混泳
他の熱帯魚との混泳も難しいです。「エンゼルフィッシュ」や「グラミー」「カージナルテトラ」「スマトラ」など混泳させると水槽が美しくみえる代表的な熱帯魚も、ショーベタの攻撃の対象になってしまいます。
「ミナミヌマエビ」や「ビーシュリンプ」などの小さなエビ類は餌と勘違いして捕食の対象になります。
唯一「オトシンクルス」や「小型のプレコ」などは混泳できる可能性はありますよ。多くのショーベタの飼い主さんは、基本的に単独飼育を行っています。
ショーベタの寿命や大きさは?

寿命
- 3~5年
大きさ
- 2~3cm
ショーベタの寿命は3年ほどです。飼育環境によっては5年以上生きることもあります。
大きさは個体差がありますが、一般的な水槽で飼育すれば2~3cmほどに落ち着きます。成長スピードは早く、約3か月ほどでこのサイズまで成長します。
ショーベタの飼育、適切な水温や餌は?

飼育環境
- 水質:pH6~7
- 水温:20~27℃
餌
- 粉末状の人口餌
- 乾燥赤虫
ショーベタは通常の熱帯魚の水質で飼育が可能です。水質が多少悪くなっても問題なく飼育できますが、急激な変化には弱い性質を持ちます。水温は20~27℃が適切です。
餌は様々ありますが、「安価」「栄養バランスが良い」という2つの理由から粉末状の人口餌がオススメです。「与えた量」がわかりやすく食べ過ぎ防止も可能ですね。
また「乾燥赤虫」はショーベタが大好物の餌なのでオススメです。熱帯魚に噛みつく気性の荒さをもつショーベタは肉食でもありますので赤虫は大好物なのです。
市販の赤虫には「冷凍赤虫」も存在しますが、解凍して食べさせる手間を考えれば「乾燥赤虫」の方がオススメといえます。
ショーベタは混泳には向かない

気性が激しいショーベタは単独飼育に向く熱帯魚といえます。混泳以外には飼育する上で特別気をつけることはありませんよ。一般的な熱帯魚と同じように飼育環境を整えれば十分飼育可能です。